こころとからだの健康タイム・対談編15-2

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 このコーナーでは、エヌ・ピュア社長・鳴海周平が各界を代表する人生の達人との対談を通して、「こころとからだの健幸」に役立つ様々な情報をご紹介しています。毎日の健幸にお役立ていただけましたら幸いです。

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Vol.15 ゲスト:志茂田景樹先生 【2】

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鳴海 身体の機能もそうですね。
緊張と弛緩をほどよく繰り返すことで、こころもからだも、本当にリラックス出来る事が確認されています。ほどよいストレス、ということですね。

志茂田 まさにそういうことだと思います。
3つめに、人生観・信念をもっている、ということです。本人はそこまで大それた意識はもっていないようですが、お話しを伺っていると言葉の端々にそういったものを感じますね。けっして自分ひとりの力だけで生きているのではない、生かされている、という考え方の人が多いように思います。長い人生の中では、辛いこともたくさんあったでしょう。そういったことを乗り越えられたからそうなったのかわかりませんが、心の切り替えというか、気分転換がとてもお上手ですね。これは自分なりの人生観をもっていなければ出来ないことではないか、と思います。

鳴海 楽天的な考え方は、健康に良い影響を与えることがわかっていますが、俗にいうプラス志向とはまた違うのでしょうか?

志茂田 楽天的ではあるけれども、時と場合によっては、やはりマイナスはマイナスとして受け止めることもあるのではないでしょうか。
ただ、切り替えが早い。とにかく決定的なダメージを受けないんですね。これも長年かけて体得したひとつのコツなのかもしれません。
4つめとしては、若い時から良く働いて、手先が器用で、足腰がしっかりしている、ということです。やっとこさ歩いている、という感じの方はいなかったですね。皆さんスタスタと歩く。何せフットワークが軽いというか、何でもすぐに動くクセがついているようですね。きっと若いころから良く働いていたから足腰も丈夫で、そういったクセがついているからその丈夫さを維持できているのでしょう。とても几帳面な方が多いように思います。

鳴海 足腰が丈夫、というのは大切な要素だと思います。
共通項の2つめとしてあげられた、自分のことは自分で、ということとも関係していますね。やはり良く動くことで、身体の各器官の活性化を知らず知らずのうちに行なっているのでしょう。

志茂田 皆さん、手先もよく使われますよ。
これは5つめの共通項である、趣味や楽しくやれることをもっている、ということにもつながっているんですが、手まりや扇子を作ったり、5円玉で見事な五重塔を作られた方もいました。
草むしりやお料理も手先を使う仕事です。手先を良く使うと頭が良くなるといわれていますが、頭脳明晰なのはこうしたこととも関係があるのかもしれません。

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