福岡西方沖の余震、震源域が陸側へ3〜4キロ接近
福岡県西方沖地震の余震は、マグニチュード(M)5・8の最大余震が起きた20日以降、震源域全体が陸側へ約3〜4キロ近づいたことが、気象庁の観測で21日分かった。
同庁は、M5・5以上の余震が起こる確率を「3日間あたり1〜2%程度」とみているが、「震源に近い場所では震度5弱もありうる」として、引き続き注意するよう呼びかけている。
震源域の南東の延長線上には、福岡市中心部の直下に位置する「警固(けご)断層」がある。地震が同断層などに“飛び火”する恐れについても、同庁は「可能性は否定できない」(関田康雄・地震情報企画官)と説明している。
(読売新聞) - 4月21日