次は、採寸です。 今回のキッチンの扉は、右の写真のように、端の部分が盛り上がっている(フチがある)タイプですので、粘着シートを扉の横や裏まで回りこまさずに、フチの部分でカットします。 |
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必要な粘着シートのサイズ(裁断するサイズ)は、必要なサイズ(扉の実寸)+余裕1cmずつ(各端)です。 余裕をもたせる理由は、どのような製品(今回は扉)にも、必ず誤差があります。ですので、ピッタリ測ったつもりでも、いざ貼ってみると、実際には足りなかったりする場合が多いためです。 ちなみに、フチ無しタイプの扉の場合は、扉の横、または裏面まで、粘着シートを回りこませますので(回り込ませたほうが剥がれにくい)、その分の長さも足します。 | |
ただし今回は、扉の上側は、1cmの余裕をとっておりません(右図参照)。 これは、今回の扉が“フチありタイプ”ですので、扉の上側のみ、突きつけで貼る(粘着シートを扉の上でカットせず、フチに突きつけて貼る)ためです。 この方法が使えるかどうかは、貼る対象物の形、大きさ、位置などにもよりますので、DIY(お客様による施工)の場合には、余裕を持たせて、貼る対象物の上でカットしたほうが良いと思います。 上記と同様に、他の扉も採寸します。 |
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次は、割り付けです。 割り付けとは、粘着シートをどのように使うか? 合計何メートル必要か? を計算することです。 なるべくロス(余り)が出ないよう、うまく割り付けして、粘着シートの長さを節約するのも、プロの仕事です! 今回は既に粘着シートを用意(購入)していたので、割り付け作業を後で行いましたが、本来は、 という流れになります! |
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粘着シートが柄物の場合は、粘着シート上に、柄がどのように入っているのか考慮しながら、割り付けを行います。 今回は木目柄の粘着シートを使用します。一般的に木目柄は、右上図のように、粘着シートに対し、ロール方向に木目を流しております。 今回は扉に対し、縦に木目を流したいため、右図のような割り付けを行います。 まずは、紙(メモ用紙やノートなど)や、パソコンのお絵描きソフト上で、右図のような、割り付け図を作成してください。 OKとなった時点で、粘着シートの裏面に線を引きましょう! ちょっと面倒ですが、この割り付け作業も、結構、楽しいですヨ♪ |