DIY・自分でリフォーム >  全人類職人化計画 >  今日も匠は貼りかえる > 
DIY・自分でリフォーム >  壁をリフォームしよう >  粘着シート > 

今日もは貼りかえる  〜小山がゆく No.2〜

第2話 現地到着、準備!

時は、桜の花びら舞い散る2005年4月。
本舗号にも花びらが付いております♪
花びら舞う壁紙屋本舗号の写真
 
 
さっそく、現場に到着! 材料を確認します。
右の巻き物が、粘着シート(ベルビアン)です。当店で販売しております生のり付き壁紙のように、ロール状態にて、お届けいたします。
粘着シート「ベルビアン」の写真
 
 
この粘着シート(ベルビアン)の大きな特徴として、ハイブリッド加工があります。ハイブリッド加工とは、粘着面に凹凸加工(右の写真・ちなみに写真左側は畳です)を施している為、施工時に、
   ・空気抜きがしやすい
   ・失敗しても剥がしやすい
という利点があります。
また、貼った後、時間が経てば粘着成分が馴染んできますので、粘着力にも不足無し!という優れものです♪
 
ただし全ての粘着シートに、ハイブリッド加工がされているわけではなく、ベルビアンという製品の中の、屋内用の新色のみに加工されています。ご注意ください。
粘着シート裏面の写真
 
 
まずは、粘着シートを貼る際に、ジャマになるパーツを外します。
今回の場合、扉の取っ手の下部分にも、粘着シートを貼るため、取っ手を外します。外したついでに、新しい取っ手に交換すれば、気分一新! ちなみに今回は木目の取っ手に交換します♪
取っ手を外す写真
 
 
吊り戸棚の下面にも、粘着シートを貼られる方は、右の写真のように、不要な棚や電灯も外します。外したネジなどを無くさないように、棚と一緒に保管してください。
 
私、小山は、よくネジを無くすので、外した本体の穴にセロテープで止めています♪
棚を外している写真
 
 
次は、掃除です!
 
今回はキッチンですので、油分が多いことが予想されます。キレイにしないと、粘着シートが付きにくくなるため、念入りに掃除します!
 
掃除には、油汚れ用の洗剤や、アルコールなどを使用してください。また、掃除した後、必ず水拭きして、洗剤成分をしっかり落としてください。
 
粘着シートを貼りたい部分に、細かなツブツブが残った場合には、写真右側のように、カッターやスクレーパーなどで、こそぎ落としてください。そのまま粘着シートを貼ると、完成後の表面にも、ツブツブが出てしまう可能性があるためです。
ただし、下地が傷つきやすい素材の場合は、下地を傷つけないように、注意して削ってください!
棚を外し、ツブツブを削っている写真
 
 
下地が割れていたり、凸凹している場合には、必ずパテなどで修正してください。仕上がりに差が出ます!
右の写真は、タイルをパテで補修した一例です。
 
このように掃除や、補修をしながら、粘着シートをどのように貼ったら良いか、同時に考えます♪
タイルをパテで補修した写真
 
 
粘着シートを貼る部分に、プライマーを塗ります。プライマーとは、下地処理剤のことで、粘着シートの接着性を高めるために使用します。
 
DIY(お客様ご自身によるリフォーム)の場合は、気軽に施工していただくため、プライマー処理を省いても良いと思います。
 
ただし、プライマー処理をしておくと、粘着シートが剥がれにくくなるので、
   ・剥がれやすい場所(よく手が触れる)
   ・端の方
   ・ザラザラな下地(細かな凸凹)
などに貼る場合は、プライマー処理をオススメします。プライマーについては、掲載次第、ご説明させていただきますネ!
プライマー処理している写真
 
 

一つ前のページに戻る  一つ次のページに進む