2004
Vol_5
Jean-Marc Laforest  
 ジャン=マルク・ラフォレ

7月に入り、大きな植木ばさみを使って、伸び続ける枝を胸の高さで切る「夏季剪定」が始まりました。

目的はぶどうの実に必要な栄養分を、枝葉が吸収してしまわないようにするため。そして青々と茂る葉っぱのせいで、ぶどうに日差しが届かなくなるのを防ぐためです。
←2004.07.23撮影

かといって、短く刈りすぎてしまうと、逆にぶどうの実が日差しで傷んでしまいます。適度な日陰ができるように刈ってあげるのがコツです。夏休み中の子供たちも、私の作業を真似しながら手伝ってくれます。この「夏季剪定」は私たち夫婦と子供達の家族5人で、約20日間かけて行います。毎日毎日炎天下で、同じ作業を黙々とこなすのは結構根気の要る仕事です。 


7月以降、ボージョレ地区は曇りの日も数日ありましたが、ほとんど雨も降らずに乾燥した晴天が続いています。ぶどうの樹は葉っぱが勢いよく茂り、ぶどうの粒は1cm位の大きさになりました。

 

←程よく剪定されたぶどうの樹

 

【今後の作業計画】

 

◆Effeuillage(=除葉)を行う。房周りの葉っぱを取り除き、日照を良くし、ぶどうの色付きや成長を促す。また通気性を高めてカビの発生を抑える役目も果たしている。

"C'est un travail qui demande beacoup de patience"

「この仕事(夏季剪定)には結構根気が必要なんだよ。」(J.M.ラフォレ)

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