中村酒造場の焼酎一覧
蔵元訪問記 ■有限会社 中村酒造場
■霧島市国分湊915番地
<赤レンガ造りの建物と煙突>
<石造りの麹室>
<仕込み用甕壺>
<二次もろみにかい入れしていました>
<蒸溜器の隣に石造りの冷却槽がありました>
<原酒タンクに蒸留したばかりの原酒が流れ込んでいました>
霧島市国分湊にある中村酒造場は明治21年(1888年)の創業です。
田んぼが広がる田園地帯にあり、大正時代につくられたという赤レンガの蔵と煙突が目印です。
この赤レンガつくりの蔵が蔵の定番酒「玉露」のラベルデザインにつかわれています。
蔵は手造りに徹しています。
鹿児島でも2〜3人しかいない阿多杜氏の上堂園孝蔵氏のもと、創業時から使用してきた石造りの麹室で「もろ蓋(ぶた)」を使い麹米をつくっています。
その麹米を甕壺で仕込んで醸しますが、仕込み水・割り水に使用する水は霧島山系の伏流水を地中深くから汲み上げて使用しています。
水を飲ましていただきましたが、美味しいでした。
手狭な蔵内には甕壺、タンク、蒸留器などがびっしりと詰まった感じで活気があります。
蒸溜器の隣には石造りの冷却槽がありました。
「玉露」という酒名ですが、お茶の「玉露」にちなみ 焼酎界の最高峰たらんとの願いをこめて名づけられたそうです。