気楽なふとん屋さんの	中国吉林黒竜江省出張記

6月14日 (1日目)

日本出発 関空から北京を経由して長春へ向かう。

この日は吉林市まで入り、宿泊する。現地の精毛工場の社長が食事をごちそうしてくれるが、伊勢エビの唐揚げを食べてなんと前歯が欠けてしまう。
初日から大変なことになってしまったものだ。

6月15日 (2日目)

松花江の畔にあるホテルに宿泊したが、一晩中、松花江を行き交う船の汽笛が聞こえていた。
非常に大きな川である。
中国名は松花江であるが、日本人は旧満州時代のスンガリ川という方がなじみがあると思われる。

朝早くホテルを出て精毛工場へと向かう。

手選別の工程もあり非常に良い羽毛ができそうである

先を急ごうとしたが、社長がどうしても昼食をとっていってくれと言うので、ごちそうになることにする。
どうやら早朝から食事の準備をしていたようである。

こちらではご馳走らしいが、我々は見た目でもう駄目である。
食後は吉林省の農場をまわる。
松花江を渡し船で車ごと渡り、先を急ぐが道が悪く、到着するまで非常に時間がかかる。

飼育環境的には程ほどで、あまり高く売れる原料とも思えない。
トイレを借りようとしたが、あまりに酷くて我々には使用不可能なので、結局外で用を足すことにする。

この日はハルピンまで入って宿泊する。
ハルピンは黒竜江省の省都であり非常に大きな街である。
晩ご飯は中華料理に少し懲りたので、韓国料理にしてもらう。

6月16日 (3日目)

早起きしてハルピン市の中心地である中央大街に行く。
ここは松花江の畔にあるスターリン広場から始まる大通りで、ロシア風の建築物が集まるところとして有名である。
午前7時というのに凄い人出である。
中央大街を抜けて、伊藤博文が暗殺されたハルピン駅まで歩いていく。

ホテルに出発時間までに帰り、ハルピン近郊の農場を視察に行く。

この日の夕食は餃子にしてもらうようにお願いする。
餃子なら当たりはずれが少ない。

6月17日 (4日目)

ハルピンより北京を経由して帰国・・・。

のはずでしが、ハルピン空港から北京に向かう飛行機が一向に飛ぶ気配がない。
聞いてみると、前日から欠航していて絶望的なのが、昼過ぎに分かる。
ギリギリのところで韓国の仁川空港経由で帰ることに切り替え、どうにか帰国できる。
帰っても最終バスは既にない時間なので、どうしようかと思っていると、R社のTさんが出迎えに来てくれていて、徳島まで送ってくれるという。
こんな時の親切は本当に嬉しいもので、非常に感謝する。
午前0時 何とか徳島にたどり着く。