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☆CHARTBOMB PART2 2013年2月 (第128回)by ビるぼーず

・このコーナーは、あめりかん☆ぱい佐藤直人が当店のお客様と一緒に、毎月1回飲みながら最新ビルボード・チャートを見てあーだこーだ語るコーナーです。参加されているメンバーは大雨でも地震で電車が止まってもやって来る熱心な方々。私は彼らを「びるぼ〜ず」と命名させていただきました。
この「びるぼ〜ず」ですが、2009年12月にしゃかりのチアキさんに「ビるぼーず」と命名していただきましたので改名しちゃいました。
・今月も最新チャートを、懐かしい音楽を、酒とともに語り合おう!

【最新号はこちらのページです】
佐藤直人−じゃあ、まず自己紹介からお願いします。
曽根真也−私曽根と申します。千葉の市原から参りました。好きなアーティストはニール・セダカと岩崎宏美です。洋楽を聴き始めて40年です。よろしくお願いします。
佐藤−よろしくお願いします。では3/2付ですが、またビルボードが集計方法を変えました。それも大きく変えました。歴史的な週となりました。今まではラジオでもCDでも「聴く」ものを対象に集計していたのに、初めてその集計にビデオという「見る」ものを集計対象に加えたことです。それだけビデオ・ストリーミングの影響が大きい、はずせないってことです。
森井嘉浩−MTVの時だってそんなことはしなかったのに。
曽根−私がチャート離れしたのは、エアプレイだけでチャートに入れるようになった(98年)じゃないですか。それが納得いかないんですよ。やはりCDを購入するのが前提だと思います。
佐藤−その当時はCDシングル自体が発売されなくなっちゃってましたからね。今はダウンロードがあるのでセールスのポイントがチャートに影響しています。もし、去年の3月のオンデマンドを集計対象に入れた時に、一緒にビデオ・ストリーミングも集計対象に入れていたら、去年の年間1位は間違いなくPSYの「Gangnam Style」だったでしょう。1位を何週続けたかわからない。
森井−ストリーミングはどこから採っているのですか。
佐藤−YouTube。この影響で今週のHOT100では1位が初登場ですけど、この曲実はダウンロードは去年の6月から始まっているんです。先週の売上が18,000で今週が一気に26万ぐらいになっている。じゃあ、緊急参加の方、どうぞ。
大西宏明−いやいや、言いたいことがありすぎて。YouTubeを入れられるようになったのは、去年「Gangnam Style」がワンクリックだけで全部カウントされて、それがだめになって、ちゃんとフルに見たものだけがカウントされるようになるということができるようになったのと、これは無料ですがアメリカ国内だけのアクセスをカウントできるようになったからだと思います。そして曲がコピーなのか、オリジナルなのかを判定できる技術があるので、オリジナルのビデオ自体はそんなになくて、その曲を使った一般の人の何百、何千というビデオが全部集計されている。しかも30秒とかのビデオで。
森井−それはおかしい。
大西−おかしいですよね。
森井−それを利用して作った人の分がなんでカウントされちゃうの?
大西−だからそれは集計する方が面倒くさいとしかいいようがないのかな。
佐藤−見分けが付かない。
大西−そういうことなんですよ。機械でカウントするのでこの信号が来たら1回ってカウントする。オリジナルの音源を使っているものだけがカウントされていることには間違いない。
佐藤−オリジナルのビデオじゃなくても、オリジナルの音源を使ったビデオなら誰が作って流してもいい。
森井−それをレコード会社、アーティスト本人だけが作ったものに限ればいいのに。
大西−さらに、この人(今週1位のアーティスト)はビデオは作ってないんですよね。
佐藤−この曲でいろんな人たちが踊り狂っているビデオがカウントされている。
森井−それはおかしいよ。そんなことしちゃったら誰でも操作できそうだ。
大西−ウェブ上では苦情が殺到している。
山本敏郎−何もこの週に変えなくてもいいのに。
大西−タイミングも問題で、これが去年、まあ去年はそのカウントする技術がなかったのかもしれないけれど、「Gangnam Style」よりさらに前の時期だったら、それほど大きなセンセーションにはならなかった。「Call Me Maybe」が結構真似したビデオがあって、この1位の期間は長くなった可能性はある。
佐藤−これ、年間チャートの予想、かなりむずかしくなるね。
山本−いやいやいやいや。
大西−このまま行くとこれ年間1位です。今週は2位の3.5倍のポイントだそうです。そんなこと今までありえない。
佐藤−今まで1位と2位は僅差で700ポイント差とか2000ポイント差とかいってたもんね。しかも今週2位は先週の1位だけど下がっても赤丸が付いているので先週よりポイントは上がっているはず。
大西-この調子で5週とか6週1位で年間1位になってしまう。
佐藤−エルトン・ジョンの「Candle In The Wind 1997」が1100万枚売れて、登場8週間で年間1位になったのと同じケースになるか。
森井−それは売れたからということで割り切れるけど。
大西−今回は30秒でカウントするというのも問題。ラジオのエアプレイも1分半とかかからないとカウントされないから。
佐藤−昔、その制限がなかった頃、ラジオでの宣伝で短い秒数でがんがん流してマライア・キャリーとかチャートを急上昇した例があった。
大西−リバ・マッキンタイアも夜中にたくさん宣伝して稼いだってこともあって、でも大したことなかったけれど。ところがこれは30秒でもOKで、それを排除しないのは排除するのが面倒くさいから。これから言われてこっそり排除していく可能性が十分ある。もちろんこの週の記録は変わりませんけど。
山本−この曲を聴いて納得するような曲なら、まあ...
大西−イギリスではこのような曲が1位になったというのが90年代にはありましたけどね。ボーカルがほとんどなくて、インストというか打ち込みのパターン。
佐藤−バウアーはニュー・ヨークのDJです。ということで今週初登場第1位、バウアーの「Harlem Shake」。
大西−無料のものをカウントして、それとオンデマンドのポイントが全く一緒というのも納得できない。無料の方は1/10ぐらいに絶対すべき。
佐藤−このストリーミングではHOT100で57位から3位に上がってきたリアーナの「Stay」が380万で、先週63位、今週10位のドレイク「Started From The Bottom」が510万ビュー。先週48位から今週26位に戻ったPSYの「Gangnam Style」が370万。それに比べてこの「Harlem Shake」が1億100万ビューというのだから、とんでもないポイントが付いていることになります。
大西−ビルボードとしてはラジオとかセールスとか合わせて、「いい」曲を選ぼうという意思があるはずなんだろうけど、単に「使われている」というのでは意義が違う。
佐藤−今まで全然曲自体はブレイクしなかったのが、2月に入ってからこの曲を使って若者5人が面白ビデオをYouTubeの載せたことがきっかけで、僕も私もとビデオを作ってはYouTubeにアップしてそれがまた面白かったということで一気に広がっていったということでしょう。それを今週からカウントしてHOT100などのソングス・チャートに反映させるようになった。(他のジャンルのソングス・チャートでもこのビデオ・ストリーミング・データがチャートの集計に反映されるようになりました。)
渡邉貴道−iTunesでもぶっちぎりで1位でした。
大西−ビデオを見て、ダウンロードが増えたけど、ブームが収まったら一気にしぼむかもしれない。
佐藤−史上最大の一発屋になるか。エアプレイは1週間で200万人ぐらいだったのでまだチャートに入っていません。ダンス・チャートは1位です。最初ゆっくりで「Do The Harlem」って言った途端に踊り狂う。
大西−掛け声だけだからインストの1位に認定されるかもしれない。でもさすがにそうは言われてないので違うと思いますが。 ジョエル・ホィットバーンはどう考えるかわからない。
佐藤−彼は彼だから。
大西−そう、彼は彼。「Gangnam Style」は結構続いたので、この曲がどこまで続くか読めないですね。
佐藤−2位は1位からダウンですが赤丸付、マックルモア&ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズの「Thrift Shop」。
大西−「Harlem Shake」がなければ10週ぐらい1位だった。
佐藤−昨年のゴティエのような感じで年間1位になるかと思った。
大西−そう、エアプレイがまだ上昇中。
佐藤−曲といい、登場の仕方と言い、曲は売れているけれどアルバムは全然売れていないところといいゴティエそっくりだったのに。
山本−ダウンロードもまだ伸びています。
佐藤−今週40万を超えた。30万以上を6週間記録。この記録は7週でファン・フィーチャリング・ジェンル・モネイの「We Are Young」。(3/16付で8週間に伸びています。)6週がゴティエ・フィーチャリング・キンブラの「Somebody That I Used To Know」、5週がエミネム&リアーナの「Love The Way You Lie」。 本当は今週はグラミーが終わったあとの1週間の動きでグラミー効果なんかが話題になる週だったんですが、すべて吹っ飛びました。
大西−YouTubeを入れること自体は時代がそうなんだからいいとしても、30秒でカウントされるのが問題。比率も。
佐藤−アーティストのプロモーション・ビデオじゃなくて、一般の人がその曲を使って作ったビデオもチャートに反映したからこうなっちゃったので、今後ルールや、比率の問題などまた変更になる可能性がある。でも気づかないうちに変更されてるかも。さっき言い忘れたけれどバウアーですが、初チャートインで初登場1位でした。他には?
大西−クレイ・エイケン(「This Is The Night」03年)、ファンテイジア(「I Believe」04年)、キャリー・アンダーウッド(「Inside Your Heaven」05年)。
渡邉−ローリン・ヒル(「Doo Wop」98年)。
佐藤−そう、最初の3人は『アメリカン・アイドル』。その4人がすでに達成していました。ローリン・ヒルはフージーズとしてチャートインしているけれど、ソロ第1弾の「Doo Wop」が初登場1位でした。じゃあ、みんな、ここで初登場1位全部言ってみる?今週のを含めて全22曲。順番に?久しぶりのバリー・マニロウ・クイズだ。
森井−マイケル。
渡邉−「You Are Not Alone」(マイケル・ジャクソン、95年、最初の初登場1位曲)。
佐藤−この曲を含めて、さっきの4人ももう言ったのであと16曲です。
渡邉−「One Sweet Day」(マライア・キャリー&ボーイズ・トゥ・メン、95年)。
森井−「I'm Your Angel」(R.ケリー&セリーヌ・ディオン、98年)。
佐藤−もちろんこの曲は初登場1位。でもビルボードは認めていない。その週から集計方法が変わったけれどそれまでのテスト・チャートで前の週にランクインしていたからという理由で。ふざけるんじゃない。前の週のHOT100には入っていないんだから、明らかに初登場1位なのに。
渡邉−マライア・キャリーは他にもありましたよね。「Fantasy」(95年)。
佐藤−そう、「Fantasy」が2番目の初登場1位だった。
田中義和−お手つきは立たないといけないんですか。
佐藤−誰かが3回答えた後、座る。アタック・チャンス!
大西−エミネムの「Not Afraid」は?(2010年)
佐藤−正解。「One Sweet Day」と「Fantasy」の間に1曲。
山本−「Exhale (Shoop Shoop)」(ホィットニー・ヒューストン、95年)。
佐藤−その通り!翌週に「One Sweet Day」が初登場して2位になって11週間2位を続けた。95年に9月以降で4曲も初登場1位があった。97年に3曲あります。
渡邉−あれはどうです、ビギーの、あの、パフ・ダディの「I'll Be Missing You」(パフ・ダディ&フェイス・エヴァンス(フィーチャリング112)、97年)。
佐藤−そう初登場から11週連続1位だった。その次がマライア・キャリー。
山本−「Honey」。
佐藤−正解。もう1曲の97年はこのあとの曲で年間1位。さっき言った。
大西−エルトン・ジョン(「Candle In The Wind 1997/Something About The Way You Look Tonight」)。
佐藤−98年も4曲もある。最初は「My Heart Will Go On」セリーヌ・ディオン。あとはさっき言ったローリン・ヒルと「I'm Your Angel」。じゃあその前の9月に初登場1位は?このグループは20年ぐらい活動していて初めての1位でした。
山本−エアロスミス(「I Don't Want To Miss A Thing」)。
佐藤−正解。次は2003年でこれはクレイ・エイケンです。それでファンテイジア、キャリー・アンダーウッドと3曲連続『アメリカン・アイドル』が続いて、2006年。これも『アメリカン・アイドル』だ。テイラー・ヒックス(「Do I Make You Proud」)。
大西−「Takin' It To The Street」(06年69位)が先に入っちゃったから初チャートインで1位じゃなかったんだ。
佐藤−番組がまだやっている最中、だからファイナリストの段階でHOT100に曲が入っていたからね、当時は。次は2009年です。女性。この人は久しぶりの1位だったんじゃないかな。話題の多い人。とっても話題の多い人。坊主狩りにしちゃった人。
渡邉−ああ、ブリトニーか。
佐藤−ブリトニー・スピアーズ「3」。
山本−大したダウンロードじゃなかったのに1位になっちゃったんだ。
佐藤−2010年も1曲です。この人は今週もチャートインしている。ケシャです。「We R Who We R」。近い出来事は忘れちゃうんだよね。2011年2曲。
大西−「Part Of Me」(ケイティ・ペリー)。
佐藤−それはバウアーの前の初登場1位で2012年。これで2011年の2曲で揃います。話題の2人。2人とも女性ソロ。一人は点数低い週だった。だから年間順位も高くない。もう一人は6週間ぐらい1位だった。2人とも日本では超有名。ビヨンセじゃない。一人言うか。一人はブリトニー・スピアーズです。「Hold It Against Me」。これは点数低かった。もう一人は当ててください。最近お尻の手術したんだから。
大西−あっ。「Born This Way」。
佐藤−そう、レディ・ガガでした。ケシャから4曲連続女性ソロ・アーティストが初登場1位だった。そしてバウアー。これは従来だったら初登場1位じゃなかった。
山本−(去年集計方法に)オンデマンドが入った時点でもう初登場1位はないと思ってた。
佐藤−ものすごい裏技。後、何か言いたいことありますか?
大西−このおかげで「Gangnam Style」が生き延びた。48位まで落ちてたのが26位に戻った。ひょっとしたら登場週数の記録を作るのでは。(3/2付で24週目)
山本−なんでこの週から変えるか。意図的なものを感じる。
大西−バウアーも迷惑してるかも。「俺のせいじゃねえよ!」って。
佐藤−YouTube見てる人は、踊りは知ってても「バウアーって誰?」の世界かも。本当はマムフォード&サンズの「I Will Wait」がグラミー効果で15位から12位に上がったという話題があったんですが。しかも登場28週目で最高位を更新している。
田中−このチャートの表でこの曲だけ「Play」って入っていないのはなんでですか。
渡邉−これはこのホームページで再生できるかどうか。
田中−WOWOWで見ました。何か獲りましたよね。
佐藤−最優秀アルバム。今年は売れたものを素直に予想すれば当たった。
森井−珍しい。
佐藤−山本さん、4部門正解。
大西−さすがグラミー山本。
山本−この「CHARTBOMB」を昔に遡って読んでみたら2007年の時に「2年連続3回目」って紹介されてました。
田中−今回見たら、山本さん当たってるから、何この期に及んでもらってるんだって。(笑)
大西−本当は当選が5人なのに6人になっているから5人にして山本さんはずせばよかった。(笑)
佐藤−今回は正解者6人だったので抽選もせず、6人正解にしました。
山本−大西さんだって何回も当たってる。
佐藤−それは年間ででしょ。
大西−それは実力です。去年はPSYの順位は当てたけど、それだけじゃ何にももらえなかった。
山本−グラミー賞予想って実力関係ないのね。
大西−いやいや関係あります。本当に予想はむずかしい。
山本−ゴティエにカップをあげる時、プリンスが言ってたよね。
渡邉−プリンス?
佐藤−プリンス活動再開。5月のビルボード・ミュージック・アワードでもパフォーマンスするし、モントルー・ジャズ・フェスティバルでも3日間出る。
曽根−私、プリンスと同級生です。
佐藤−どこの学校ですか。
森井−(最優秀新人の)ファンは前にアルバム発表しているんだから本当はおかしいですよ。
佐藤−今度のACMだってベスト・ニュー・アーティスト、これは男性と女性と分かれて3組ずつノミネートされているんだけど、男性にブラントリー・ギルバートがノミネートされている。アルバム出したの2010年だよ。あと女性でジャナ・クレイマーがノミネートされていて、彼女とブラントリー・ギルバートは1月に婚約した。授賞式は4月。一緒に獲るかな。
田中−グラミーのパフォーマンスでスティングが出てきてほっとした。知っている人がいた。
佐藤−リアーナが22位に「Pour It Up」が34位からアップ、21位はリアーナの「Diamonds」が18位からダウンで並んでいますが、さっきの3位の「Stay」とあわせて3曲TOP40に入っている。「Stay」でHOT100でのTOP10ヒット曲数が24曲になってこれは歴代9位だそうです。さあ、リアーナよりTOP10ヒットの多いアーティストは?
森井−まずはマドンナですね。
佐藤−第1位、38曲。あとマライアとジャネットは27曲で4位。
森井−エルヴィス、ビートルズ。
佐藤−エルヴィスは25曲で8位。ビートルズは34曲で2位です。歴代3位は28曲で2人。あと27曲がもう一人いる。この3人はすべて男性ソロ・アーティスト。
森井−マイケル。
佐藤−マイケル・ジャクソン。3位タイです。
渡邉−エルトン・ジョン。
佐藤−エルトンは27曲で5位タイ。あともう一人の3位は誰か?こうなるとリアーナがもう24曲であっという間にこの人たち抜いちゃうね。
山本−それもどうかな。
森井−フィーチャリングという裏技がある。
佐藤−さあ、あと一人は?初チャートインは63年。途中で名前変わりました。最初のワン・ワードが取れた。
山本−スティーヴィー・ワンダー。
佐藤−正解!
山本−ディオンヌ&フレンズ入れればもっと....
佐藤−HOT100ヒットではリアーナは41曲で女性で歴代9位。テイラー・スウィフトが58曲で2位。これは最近アルバム出すと収録曲がほとんどダウンロード・セールスでチャートに入っちゃうからこんな数になっている。1位は73曲でアレサ・フランクリン。3位がマドンナの56曲。
曽根−すいません、マドンナと同級生です。
佐藤−ありがとうございました。27位のミゲルの「Adorn」。これもグラミー効果で35位から上がった。たしかR&Bエアプレイで20週ぐらい1位だった。集計方法が変わらなければR&Bシングルチャートでのダントツの記録だったけど。そして29位が30位からまた上がったハンター・ヘイズの「Wanted」。最高位16位で今週43週目のチャートイン。カントリー・ソングス・チャートで20週間ぶりで1位に返り咲いた。9/29に1位なって先週1位になるまで、1週を除いてずっとTOP5にいた。
森井−3月に日本盤が出ます。
佐藤−レディ・アンテベラムの解説は森井君です。
森井−3月にライヴ・ドキュメンタリーのDVDとブルーレイが出ます。解説を担当させていただきました。
佐藤−今年ニュー・アルバムも出すよね。レディ・アンテベラムのアルバムの解説は全部
森井君が書いている。
大西−ハンター・ヘイズは朝のTV番組で取り上げられたりしてました。
佐藤−その週、よく売れた。レディ・アンテベラムはシングルがカントリーで急上昇してた。43位から6位とか7位とか。「Downtown」。
曽根−「Downtown」といえばペトゥラ・クラーク。
佐藤−「恋のダウンタウン」(65年1位)。
渡邉−「Downtown Train」ロッド・スチュワート(90年3位)。
佐藤−他に「Downtown」が付くヒット曲は?
田中−「Downtown Life」ホール&オーツ(88年31位)。
山本−この間、森井さんのNHKのサイトを見て、解説を読んで感動しました。
佐藤−森井君はNHKのラジオでも番組を持っています。ビルボードの年間チャートに基づいて曲をピックアップして放送。特にHOT100だけじゃなくてアダルト・コンテンポラリーとかジャンル別の年間チャートも取り上げている。不定期だけど。あと45位初登場がワン・ダイレクションの「One Way Or Another (Teenage Kicks)」。ブロンディとアンダートーンズのマッシュアップ!
森井−ブロンディの邦題は?
佐藤−だれも知らない。
森井−「どうせ恋だから」。
渡邉−それで思い出しましたが、ファンの「We Are Young」の邦題ってXXですね。
森井−「伝説のヤングマン」。
渡邉−何だよ、それって感じです。
大西−ファンと全く関わりがない。
渡邉−あとテイラーの...
佐藤−「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER〜私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」。
山本−テイラーといえば5位の「I Knew You Were Trouble」が5曲目の300万ダウンロードなんですが、あとの4曲言えますか?
渡邉−「Love Story」。
佐藤−「We Are Never Ever Getting Back Together」。
森井−「You Belong With Me」。
山本−あと1曲は?
佐藤−「Ours」だっけ。
大西−「Our Song」。
山本−そうです。先週ティム・マックグロウとのデュエットがチャートに入った。
佐藤−感慨深いじゃないか。
森井−ティム・マックグロウのアルバムにテイラーがゲスト参加してシングルにして出した。
佐藤−テイラー・スウィフトが「Tim McGraw」っていう歌を出した時は6年前。16歳の時で最高位はHOT100で40位だった。これがデビュー・シングル。
山本−良かったねえ〜。
佐藤−ティム・マックグロウはその時すでにスーパースターですよ。今回のティム・マックグロウのアルバムはカントリー・アルバムチャートで初登場1位。カントリーでは14枚目の1位だったかな。
森井−テイラーと同じビッグ・マシン・レコード移籍第1弾。
佐藤−そう。テイラー・スウィフトで大きくなったビッグ・マシンにティム・マックグロウが移籍してアルバムを出して、それにティラー・スウィフトが参加。「Highway Don't Care」でデュエットしている。先週59位だった。今週はいない。でもテイラー・スウィフト、がんばった。
山本−この飲み会でさあ、6年ぐらい前の飲み会で、テイラー・スウィフトが出てきた時に、テイラーかわいいし...
森井−色っぽいっていった記憶がある。
山本−やりたいねーって、やりたいじゃない、みんなで応援したいねーって。
渡邉−いきなり深夜番組ですか。
山本−そのテイラーがグラミーのオープニングで歌うほどビッグになった。
大西−あと、エイウォルネーションの「Sail」(55位)がリエントリーしましたね、60位台で。これ50位以上じゃないとリエントリーしないルールじゃなかったでしたっけ。おかしい。ホイットニー・ルールは50位以上だったはずなのに。
佐藤−半年ルールか。リアン・ライムスの「Can't Fight The Moonlight」はリエントリーの時に下から上がってきた。あの時はビルボードに消えてから半年以上経過しているので下から上がれるって。特例だと思ったけどね。
大西−そうしたらホイットニーだって。
佐藤−あの時51位以下での登場ももっとあったはず。実際そうなんだよ。それならマイケル・ジャクソンだってそうだ。もっとリエントリーがあってよかった。でもこれがビルボード。
大西−一時リエントリーがほとんどないルールだったけど、ホイットニーの時に改めてリエントリーのルールが改定された。それなのにエイウォルネーションはどうして入ったのか。記事にも載ってなかった。
佐藤−ホィットニーの後にまたルール改定があったか?さてアーカイヴ。1975年2月22日付です。第1位は「Pick Up The Pieces」アヴェレージ・ホワイト・バンド。74年、75年は1位の曲が多い。入れ替わりが激しかった。1位から11位とか1位から14位へのダウンとかもあった。
田中−この曲は年間20位です。
森井−インストゥルメンタルのNo.1。
佐藤−第2位は「Best Of My Love」イーグルス。
森井−「我が愛の至上」。
佐藤−同名異曲でNo.1がある。
森井−エモーションズ(77年)。
曽根−エモーションズの歌って、岩崎良美の「ごめんねDarling」(81年)。
森井−はい、パクリましたね。全米TOP40でも話題になっていました。
曽根−作詞作曲尾崎亜美。
佐藤−ZARDの「負けないで」も作ったのは織田哲郎です。でもダリル・ホールの「Dreamtime」です。
森井−誰が聴いても間違いない。
佐藤−それを言ったら60−70年代はいっぱいある。辺見マリの♪やめて(「経験」)なんてクリス・モンテスの「愛の聖書」そのもの。最初から最後まで。でも作曲者は日本人の名前。
田中−八神純子の「パープルタウン」。
森井−あれはやられちゃったね。
田中−『ザ・ベストテン』に出演して「これはニュー・ヨークの想い出です」ってコメントしてた。
佐藤−それは誰の?
田中−レイ・ケネディの「ロンリー・ガイ」。「You Oughta Know By Now」って言う題名。(あとから八神純子のタイトルが「パープルタウン〜You Oughta Know By Now〜」に変わり、ソングライターにレイ・ケネディなどの名前が加わった。)
佐藤−小沢健二の何だっけ(「ぼくらが旅に出る理由」)、これも。
森井−あれは2曲パクってます。イントロがポール・サイモンの「You Can Call Me Al」で中間部分が「Late In The Evening」。
曽根−筒美京平の「くれないホテル」。西田佐知子。これはエンゲルベルト・フンパーディンクの「The Last Waltz」をパクってるんですよ。演歌調に。
山本−「17才」(筒美京平作曲)はリン・アンダーソンの「ローズ・ガーデン」でしょ。
佐藤−出るわ出るわ。よく訴えられずにすんだな。さて第3位が「Some Kind Of Wonderful」、グランド・ファンク。年間チャートで上位でしたよ。説明をよろしく。
森井−最初はね。ビルボードのミスで、最初に発表した時はTOP10に入ってました。実際はもっと下であとで訂正が出ました。
山本−昔出た年間チャートの本は訂正後が載っている?
佐藤−そうです。あれ続編というか出したいよなあ、2001年で終わっているから。出したいねえ、でも売れないと見て出せないんだろうな。権利の問題じゃないからね。第4位が「Black Water」ドゥービー・ブラザーズ。第5位は18位からアップ、オリヴィア・ニュートンジョンの「Have You Never Been Mellow」。「そよ風の誘惑」。8位が1位からダウン、リンダ・ロンシュタット「You're No Good」(「悪いあなた」)。リンダ・ロンシュタットのアルバム、結構廃盤になっちゃったんだ。ポール・マッカートニーと同じで。17位が「Lady Marmalade」ラベル。
森井−この曲も7位のフランキー・ヴァリ「My Eyes Adored You」同様ボブ・クルーとケニー・ノーランの作品。オリジナル、カバー(クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、マイヤ&ピンク、2001年)ともにNo.1。
佐藤−22位がスティーヴィー・ワンダーの「Boogie On Reggae Woman」。
森井−「レゲ・ウーマン」。
佐藤−「レゲ」?「エ」が入っていないんだ。この前の「グディ・トゥー・シューズ」みたい。26位が「To The Door Of The Sun (Alle Porte Del Sole)」アル・マルティノ。アル・マルティノ?50年代にNo.1(「Here In My Heart」52年)を出した人が75年のチャートにまだ入っている。
森井−これぞヒットチャート。
佐藤−27位がエルヴィス・プレイスリーの「My Boy」。28位にジョー・コッカーの「You Are So Beautiful」。並んでるねえ、いい曲が。29位が「Get Dancin'」ディスコ・テックス。
森井−これもボブ・クルー&ケニー・ノーランの作品。
佐藤−33位がニール・セダカの「Laughter In The Rain」。この曲のヒットの前まではどうしてました?
曽根−ハッピー!イギリスでライブ活動をしていました。「スーパーバード」は日本でヒットしましたけれど、エルトン・ジョンのおかげです。
佐藤−ニール・セダカにとって久しぶりのヒット。(最高位1位、TOP40ヒットとしては63年33位の「Bad Girl」、TOP10では62年5位「Next Door To An Angel」以来。)
曽根−私がファンになったきっかけの歌です。悲しい曲はスローバラードだけだと思ったんです。アップテンポで涙が出る曲はこれが初めてだったんです。
佐藤−「雨に微笑を」。この曲の後にエルトン・ジョンがバックアップして「バッド・ブラッド」がすごい勢いでチャートを駆け上がって1位になった。
森井−キャプテン&テニールがカバーした「Love Will Keep Us Together」(75年1位=年間1位)とか...
曽根−はい、カーペンターズの「Solitaire」(75年17位)とか75年はニール・セダカ・イヤーズです。
森井−まさに。
山本−90年前後ぐらいに日本に来たときには見に行った記憶があるんです。
曽根−娘のダラ・セダカは今は秘書です。
佐藤−39位が「Sally G」ポール・マッカートニー&ウイングス。初めは「Junior's Farm」のB面としてチャートに登場して、最高位3位から「Junior's Farm」下がってきた途中で「Junior's Farm/Sally G」として登場。その後17位に下がった時に「Sally G/Junior's Farm」に表記が変わって、翌週「Sally G」が単独で65位に「初登場」。「Junior's Farm」は当時HOT100で最も高いランクから圏外へ消えた曲になりました。41位がジョニ・ミッチェルの「Big Yellow Taxi」。
渡邉−ロックバンドがカバーしてました。(カウンティング・クロウズ・フィーチャリング・ヴァネッサ・カールトン、03年42位)。
佐藤−ジャネットも。(=サンプリング、「Got 'Til It's Gone」97年36位(エアプレイ))
森井−最初がスタジオ・バージョン(70年67位)でこれはライブです。
佐藤−81位から上がって44位が「(Hey Won't You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song」BJトーマス。
森井−「心にひびく愛の歌」。この曲はHOT100、イージー・リスニング、カントリーでNo.1になりました。ソングライターのラリー・バトラーは昨年なくなりましたが、ケニー・ロジャースをスターにした人です。

(2013/2/23 東京・新橋「魚金2号店」にて)
☆『全米TOP40 THE 80'S』(原盤ディスクジョッキー:ケイシー・ケイスン ラジオ日本毎週土曜日17:55−21:00)
☆『全米TOP40 THE 80'S DELUXE EDITION』(解説:矢口清治 ラジオ日本毎週日曜日22:00−23:00)