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当店の組立工程 ビアンキ カメレオン編 4

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「Bianchi Camaleonte」の組立工程 1 2 3 4 5

シフトワイヤーの取付け調整

最初に付いているワイヤーが短かったり折れたり割れたりしている場合はシマノ製のものに交換します。
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シマノのスペシャルグリスをワイヤーに擦り込みます。
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アウターワイヤーは引きに抵抗がないような適正な長さに調整します。長過ぎず、短過ぎずが基本ですが、カメレオンはアジャストステムが付いているので気持ち長めに。
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インナーワイヤーがフレームに近い場合はゴム製のタイコをワイヤーに通します。
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リアディレイラーのアウターワイヤーは大抵短いので少し長めにして交換します。
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上が最初のアウターワイヤー、下が切り直した長めのアウターワイヤーです。
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切った直後のアウターワイヤーの口が狭いので千枚通しで穴が丸くなるように広げます。
ディレイラーのワイヤー固定ボルトはもちろんグリスアップしてから締め込みます。
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リアディレイラーへのアウターワイヤーを伸ばすと自然な弧を描きインナーワイヤーへの抵抗やディレイラー本体の動きを妨げる事が少なくなります。
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フロントディレイラーのワイヤー固定ボルトももちろんグリスアップしてワイヤーを固定します。

変速調整

フロントディレイラーの高さを最初に調整します。この高さ次第でその後の調整に影響しますので最初が肝心です。
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フロントディレイラーの角度調整。これによりチェーンの上がりやすさ、落ちやすさが変わります。チェーンがはずれる事もあるので慎重に。
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高さ、角度が決まればフロントディレイラーの固定ボルトを締めます。これも緩いと回転したりずれたりしますので最終的にはトルクレンチで確認します。
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フロントディレイラーの内側の調整をします。
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当たらないぎりぎりのところで調整しますが、落ちにくい場合は少し内側に入れる事もありますが、あまり内側過ぎるとチェーンがはずれます。
ワイヤーを固定して変速調整を始めます。
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外側にした時にクランクに当たらないように注意します。
クランクに当たったり、チェーンがはずれる場合は内側に、チェーンに当たる場合や上がらない場合は外側に調整します。
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フロントが終わればリアディレイラーの調整をします。まずは一番外側のトップ側の位置を決めます。目より耳を使って最適な位置に調整します。
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位置が決まればワイヤーを固定します。
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フロントもリアも調整中に何回もワイヤーを引っ張って伸び取りをします。ほとんど伸びなくなるまで何回も行ないます。これにより後での伸びが最小限になります。
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リアディレイラーの内側の位置決めはあまり内側過ぎると内側にチェーンがはずれたりホイールに巻き込まれたりしてかなり危険なので気を使います。
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何回も繰り返し繰り返し調整がベストになるように詰めて行きます。あまりにも精度の悪いギヤ等を使っている場合は全てのギヤにちゃんと入るように調整します。
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調整が終了したら余ったワイヤーを切断します。
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ワイヤーを切断した後は先端はインナーキャップを取付けてほつれないようにします。
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ブレーキのインナーワイヤーも同様に切断してインナーキャップを取付けます。

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