2006年、ブランドの立ち上げと同時に海外の展示会に出展し、
高い評価を得ている100%。
その100%の代表 坪井信邦氏のインタビューをお届けします。
(インタビュー中編)

ー(児玉) サクラ咲くグラスも不良品があるんですか?
(坪井) ありますね。。。ガラスっていう素材は熱を帯びると丸くなろうとするんですよ。
だから金型の底で角が出ないんですよね。人の力にも限界があるので、圧力かけたり、金型の底に穴をあけたりとか、試行錯誤してました。最初の方はサクラの花びらがクッキリ出なくてノベーってなってしまってました。
ー(児玉) マグネットタックの方は大丈夫だったんですか?
(坪井) あれは金型は必要なかったんですね。ネオジム磁石っていう強力な磁石を使ってます。
僕らは3個で1000円で販売してますけど、量販店とかで売ってるものはもっと高いんですね。
だから実はマグネットタックはお買い得なんですよ!
ー(児玉) あの磁石自体が高価なんですね?
(坪井)  そうなんです。すごく磁力が強いし。
大きさのちがう磁石を二枚はりあわせて真ん中に穴をあけてステンレスのピンを通して離れないようにしてるんです。
でも最初はそのピンが抜けてしまったりしましたし、改良して抜けないようにしたりと、色々試行錯誤した商品ですね。
画鋲に見えるように金メッキしているのですが、その品質などもそうですね。


ー(児玉) 特に人気のある商品とかってありますか?
(坪井) 地域にもよるんですが、日本だとSAKURASAKU glassですかね。うちの少ない商品のなかでは数は出てますね。贈り物だとか、縁起の良い席だとか。
サクラという花に込められた日本人の感情って独特ですよね。サクラは幸せを想起させるし、春もイメージするし、みんなサクラは好きですよね。
ー(児玉) 逆に海外の方が人気があるのかなと思ったりもしたんですけど。日本の文化が好きな外国人の方って多いじゃないですか?
(坪井) 確かに出ますが、海外ではLamp/Lampの方が人気がありますね。
照明が好きみたいですねヨーロッパの人は(笑)ヨーロッパ用の220〜240Vに対応したバージョンで出してるんですよ。それはやっぱり日本のより割高なんですが、好評頂いてますね。
ー(児玉) みなさんLamp/Lampはどうやって使ってらっしゃるんですかね?
うちのお客さんはLamp/Lamp Baseと一緒に買っていかれる方が多いですけど。
(坪井) ソケットは一般的なE26 というものなんで洗面台とか天井に吊るすタイプとかのに付けられますね。
ただ天井から吊るす場合、30Wなんでそれだけでは明るさが足りないと思うんですよね。
だからZENYOUさんでもやっていただいてるように、ウチのほうで台座を用意してスポットとしてつかっていただけるように提案してますね。
ー(児玉) 最初は台座はなかったですよね?
(坪井) パッケージの二、三番目の写真で台座のような形で見せてるのがあるんですよ。
それをみて「台座はないのか?」っていう問い合わせがすごい多かったんですね。市販で類似品があるかと思ったのですが、実はそうでもないことが分かって「それじゃ作ろう!」って話になりました。だからあの台座は問い合わせから始まったんですね。
ー(児玉) ウチのお客さんでも電球だけかわれてなかなか使い道が見つからないって場合には「台座あるよ」って勧めてます。
(坪井) 初めは僕らが作らなくても台座は日本にあると思ってたんですね。でも実はあまりなかったみたいですね。