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GOLF_WEAR看板

2022.7.28

現代ゴルフファッションと注目のアイテム

佐藤 誠二朗さんメンズファッション誌
「smart」元編集長
佐藤 誠二朗さん

メンズ雑誌「smart」をはじめ、これまで多数の編集・著作物を手掛けている佐藤さん。
2018年11月には「ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新」が発売
こちらを本屋で見かけて読まれた方もいるのでは!?
そんな佐藤さんが当店の取り扱いアイテムをコラムで熱く語ってくれるコーナーです!
実はあまり知られていないブランドの歴史などもこれを見れば知ることができるかも!?

現代ゴルフ事情とファッション

のっけから私事で恐縮ですが……。
人からたびたび誘いを受けても頑なに避けてきたゴルフを、観念していよいよ始めたのが3年前の春のこと。
以来コンスタントに続けているものの、アラフィフの手習いですのでスコアはなかなか伸びず、人から「スコアはいくつだった?」と聞かれるのが苦痛です。
そんなとき私はいつも、「まあまあだったよ。上の血圧と下の血圧の間くらいかな」と言って煙に巻くことにしています。
スコアの悩みはさておき、緑広がる広大な空間で気の置けない仲間たちとワイワイ言いながらやるゴルフは実にいいものです。

ゴルフには色々な要素が詰まっているので、どこに重点を置くかによって、楽しみ方は人それぞれです。
一打ごとに一喜一憂するのは皆同じですが、体育会ノリでスコアを一つでも縮めることに命をかけている人もいれば、2ホール目くらいで大叩きしてスコアのことはあきらめ、あとは半分ピクニック気分で楽しむ人もいます。
私はもちろん後者。
でも、そんな私が重きを置いているのはファッションです。

ゴルフといえば、厳格なドレスコードがあって面倒臭いもの。それに、そのドレスコードがどれもこれも古臭くて、オシャレじゃないから嫌。
いまだそんなふうに思っている人も多いかもしれませんし、私もゴルフを始める前はそう思っていた口です。
でもいざ始めてみると、今のゴルフの世界はかつてのような厳格さや古めかしさは薄れ、ゴルファーたちは思い思いのファッションを楽しんでいることがわかりました。
もちろん格式の高いゴルフ場ではいまだ厳しいレギュレーションがあるのかもしれませんが、普通の人たちが普通に楽しむゴルフであれば、最低限の身だしなみのルールさえクリアしていれば、かなり自由におしゃれを楽しむことが許されています。

ゴルフ場
photo: Greater Louisville Medical Society

ゴルフ専門メーカーや総合スポーツメーカーもそうした“現代ゴルフ事情”を踏まえ、過去にはなかったスタイリッシュなウェアやアイテムを続々リリースしています。
そんな中から、今回はいくつかの注目アイテムを紹介したいと思います。

ゴルフといえばやっぱりポロシャツ

まずはトップス。
ゴルフのトップスはかつて、“必ず衿つきのもので、裾はパンツにタックインするべし”という決まりがありました。
しかし最近では、ネック部分に少し高さをつけたものであれば、TシャツでもOKとされていますし、だらしなく見えさえしなければ、パンツにタックインしなくても白い目で見られることはありません。
でもせっかくゴルフ場に来たのなら、ゴルフからかけ離れた服装ではなく、やっぱりそれらしいアイテムで身を包んだ方が気分も上がるもの。
そう考えると、トップスはポロシャツに限ります。

一押しはアンダーアーマーの『テック ポロシャツ』です。
ほどよくゆったりめのおしゃれなシルエットで、ストレッチ性も十分なので、スウィングをする際に服の引きつりが気になることはまずありません。
それに、速乾性や防臭性に優れた高機能素材を使っているため、暑い夏場のゴルフ場でも快適にラウンドすることができます。
ゴルフだけではなく、さまざまなスポーツやアウトドアシーン、それにタウンユースもできるので、一枚持っていると非常に便利なアイテムです。

【アンダーアーマー テック ポロシャツ】

そして涼風の吹く秋口になったら着たいのが、ラコステの長袖ポロシャツ。
「ブリーザブル ゴルフポロ」という商品名から分かる通り、ゴルフ向けに特化されたポロシャツです。
吸湿速乾性が高いサラッとした素材はストレッチ性も高く、腕を動かしやすいラグランスリーブ仕様なので、スウィングがとてもしやすい構造になっています。
衿とボタンの前立てに入っている差し色がきれい目の印象を与えるので、レギュレーションが厳し目のゴルフ場でも着ることができそうです。

【ラコステ ブリーザブル ゴルフポロ】

ガチなスポーツウェアではなく、もっとカジュアルにゴルフを楽しみたいという向きには、ポロ ラルフローレンの定番ポロシャツがおすすめ。
こちらはややスリムフィットになっているので、より日常に近いスタイルでリラックスしてゴルフを楽しめそうなアイテムです。

【ポロラルフローレン スリムフィット 半袖ポロシャツ】
ゴルフボールとアイアン
photo: Chris Urbanowicz

ゴルフの必需品といえば

次はボトムスについてです。
ちまたでは昨今、ウェストにゴムとドローコードが入ったイージーなスポーツパンツが人気ですが、ゴルフの際にはやはり、ベルトを使って履くきちんとしたパンツがおすすめです。
前項でシャツをタックアウトしても問題なしとお伝えしましたが、ゴルフ場の格式によって、あるいは同行の人たちの年齢層によっては、シャツの裾をきちんとタックインしなければならないことがあるからです。
ウエストがベルトレスのイージーパンツだとちょっと見苦しくなってしまうので、ゴルフをやるなら、ベルトを使って履く昔ながらのスラックス型パンツを用意しておくべきでしょう。

今回おすすめしたいパンツは、ゴルフラインの人気が高いラコステの「スポーツストレッチゴルフチノパンツ」です。
コーディネートしやすいシンプルなデザインが魅力ですが、シンプルながら機能性は抜群。
ギャバジンという軽くて伸縮性に富む素材で作られていて、とても動きやすいのです。

【ラコステ スポーツストレッチゴルフチノパンツ】

続いて、ゴルフをやる際の必携小物を、アンダーアーマーから2点、ピックアップいたしました。
まずは「UAメダルゴルフグローブ」です。
通気性の高い軽量素材を使用したこのグローブは、とても柔らかくて軽く、フィット感抜群です。
配色は3パターンあり、それぞれ素材や色の切り替えがおしゃれ。ベルクロ部に施されたアンダーアーマーのロゴもいいアクセントになっています。

【アンダーアーマー UAメダルゴルフグローブ】

ゴルフを始めてみるとわかりますが、グローブはすぐに傷みがちな消耗品ですし、汗をかいたり雨で濡れたりしたときのためにも、複数用意しておきたいものです。
その点、このアンダーアーマーの「UAメダルゴルフグローブ」は機能性もデザイン性も秀逸ながら手頃な値段なので、複数買いしてキャディバッグの中に入れておきたいものです。

山間のゴルフ場
L.C. Nottaasen

そしてゴルフは天気が変わりやすい山間部のコースでやることが多いので、急な雨がつきものです。
少しくらいの雨降りならそのまま継続することが常なので、雨具の用意は必須です。
こちら、アンダーアーマーの「ゴルフアンブレラ」はいかがでしょうか。

【アンダーアーマー ゴルフアンブレラ】

アンダーアーマーのロゴが配置されたスタイリッシュなこの傘は、62インチという大きなサイズなので、強風を伴う激しい雨でも安心です。
特筆すべきは、撥水加工が施された持ち手と、それに続くイエローの中棒です。ゴルフクラブのグリップとシャフトを彷彿とさせるデザインなので、気分が萎えがちな雨の日のゴルフでも、気持ちを盛り上げてくれることは請け合いです。
先端が尖っているので、アドレスの際には地面に突き刺して立てておくことができるという、ゴルフに特化した細かな配慮も注目ポイントです。

こだわりたいヘッドギア

そして最後に、ゴルフには必携のヘッドギア2点をご紹介しましょう。
僕はゴルフを始める前、帽子なんて別にいらないんじゃないの? と思っていました。
でも、実際にゴルフ場へ足を運んでみると、ほぼ100%の人が帽子をかぶっているではありませんか。
帽子については、公式のルールや義務はありません。でも、ラウンド中には帽子をかぶることが、ゴルファー間の暗黙の了解となっているのです。
もはやゴルフにおける正装は、帽子をかぶることによって完成すると言ってもいいのではないかと思います。

ゴルフの際に帽子をかぶる意味は、まずは「安全」のためと言われています。帽子を着用していれば、仮に他の人が打った打球が誤って頭にあたってしまったとしても、ある程度は衝撃を緩和することができるからです。
またゴルフは、ティーショットの位置があらかじめ決められていますし、その先もボールが飛んだところによって、構える場所がおのずと定まってきます。
すると場合によっては、強い日差しを正面から受けざるを得ないことがあるのですが、キャップやサンバイザーのツバは防眩の役割を果たしてくれます。
帽子はさらに、夏は強い日差しから、冬は冷たい外気から頭部を守るので、かぶっていれば熱中症や風邪などの予防効果も高まります。

ゴルフ場
photo:Dan Perry

とはいえ、帽子は公式のルールやマナーの取り決め外にあるため自由度が高く、ゴルファーにとってはファッションのアクセントとなるアイテムとなっています。
今回おすすめしたいのは、アンダーアーマーのゴルフ用ヘッドギア、キャップの「ゴルフ98」とサンバイザーの「シャドウバイザー4.0」です。

【アンダーアーマー ゴルフ96】
【アンダーアーマー シャドウバイザー 4.0】

「ゴルフ98」は吸汗速乾に優れていて肌触り良く、ストレッチ性に優れた生地が使われています。
内蔵されている高機能素材のスウェットバンドが汗を効率的に逃してくれるので、涼しくさらりとした状態をキープしてくれます。

「シャドウバイザー4.0」も同様に、高機能素材が涼しさを保ってくれます。
サンバイザーは頭頂部への直射日光は防げませんが、その代わり通気性の良さが魅力。
汗をかきやすい体質の人は、キャップよりも蒸れにくいサンバイザーの方がおすすめかもしれません。

以上、いろいろとご紹介してきましたが、上級者も初心者も同様に楽しめるのがゴルフファッションのいいところです。
僕のようなへたっぴでもウェアをビシッと決めることで、どんなスコアだろうと気分上々でラウンドできるし、中級者や上級者は気持ちを盛り上げることで、スコアアップにつながるのかもしれません。
皆さん、良きゴルフライフを!

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関連ブランド

  • アンダーアーマー
  • ラコステ
  • ポロ ラルフローレン

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