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▼ 足の形状のタイプ |
人の足は『3タイプ』に分類される。 |
足の爪先の部分的な足指(趾)の長さ、
前足部の形状全体のイメージで捉える。
下の図を参考に、ご自分の足を確認してみて下さい。 |
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▼ 全身の骨、約200のうち『1/4ほどが足の骨』!? |
体を支える足の骨は左右で56個。 |
片足の骨は、後足部の『足根骨7個』、『中足骨5個』、前足部の『趾骨14個』、『種子骨2個』の計28個からなる。
なんと左右で計56個もの骨が全身の体重、動作を支えています。 |
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▼ 足のアーチ構造 |
土踏まずを構成する3つのアーチ。 |
アーチとは人間の足だけにあるお椀を伏せたような独特の土踏まずの構造です。人間は成長するにしたがい、
個人差はあるものの3~4歳ごろから足にアーチが出現します。足には3つのアーチがあります。 |
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▼ 側面から見たアーチの形 |
※ 図の足は内側縦アーチ(土踏まずのある方)となります。 |
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ナチュラルアーチ型 |
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ハイアーチ型とフラット型の中間。正常足と呼ばれるタイプ。 |
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ハイアーチ型 |
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土踏まずが上の方向に急なカーブとなっているタイプ。 |
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フラット型 |
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土踏まずが平らになっているタイプ。『偏平足』と呼ばれる形。 |
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■ 偏平足(フラット型)の足について。 |
上の図3種類の中で、フラット型に当てはまる足は注意が必要です。基本的には偏平足からくる障害は表に出ることは少なく、症状は稀にしかでませんが、足アーチの衝撃を吸収する機能が低下しているため、走ったり飛んだりが関わってくる運動が苦手なケースが多いとされています。また、アーチ機能が低いため、症状が出た場合としては、歩行障害や関節障害、足裏の痛みなどが現われます。
改善策としては、足の指の筋肉運動を行うことや、偏平足に対応したインソール(中敷)などで症状を改善させることができます。 |
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▼ 偏平足以外の足トラブルは下の項目で説明します。 |
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※自分の足に合わないシューズを無理に履き続けるとこのような症状が出る場合がございます。
●<外反母趾(がいはんぼし)>
女性の方に特によく見受けられる症状です。
エジプト型の足で、サイズの合ってないラウンド型の靴を履いたりすると親指が靴にそって曲げられ、負担がかかり症状が発生しやすくなります。(無理に小さな靴を履いている方も要注意)
かなりひどくなってくると、何気ない日常生活でも痛みが発生するようになってきます。
特にかかとが高いハイヒールは、体重からくる負担が爪先に集中してかかるため、足と靴の形状が合っていないとトラブルが起こりやすくなります。痛みが出た方は、足に負担がかからない、幅が広いタイプの靴がおすすめです。日頃から親指の指先を、曲がっている方向と逆に開く運動を心がけると良いと思います。外反母趾は、靴との原因だけでなく、足型などの遺伝によるものもあるようです。
●<ハンマートゥ>
サイズの小さめの靴や、ハイヒールで指先に圧力が加わった状態で、履き続けることにより足の指がくの字に曲がって癖がつき、真直ぐ伸
ばす事が出来なくなります。
ギリシャ型の人差し指が長い足は靴の爪先余裕(捨て寸)には要注意。横から見たときに小槌のような形状となるのでハンマートゥと呼ばれています。
ひどくなると関節に痛みが出てくるので、靴を履く際は、突き出ている関節への圧迫を避け、当たりをやわらげるなどの対策が必要となってきます。
●<陥入爪(かんにゅうそう>
巻爪のことで、つま先のきつい靴を履き続けることにより爪が変形し皮膚に食い込んで炎症などを起こしてしまう症状です。やがてツメに接している皮膚の肥厚などがおこり、この部分の症状が出ると激しい痛みが起こります。深爪、つま先の圧迫などで発生しやすいので要注意。つま先、横幅に余裕のある靴がおすすめです。
●<たこ・魚の目>
足の特定の部分に圧力がかかり皮膚が角質化する。皮膚が硬く厚みをもった状態になってしまい、皮膚に圧迫や摩擦が集中すると、水疱ができ、それが破れて皮膚が厚くなって胼胝が発生します。特にスクエア型の足で、靴幅と足のバランスがとれてない状態で長時間歩行などをすると発生しやすいです。入浴時など、皮膚がやわらかくなっているときに胼胝用のヤスリや軽石などで表面を削るなどでケアができます。
●<足底腱膜炎(そくていけんまくえん)>
足底腱膜とは歩行時に足底かかと付近に痛みが出るのが特徴です。歩行動作(蹴りだし時~接地時)に痛みが出るので日常生活にも支障がでる場合があります。肥満の方の場合、体重がかかることで症状が出る場合もあります。クッション性のよいシューズや中敷を入れて履くことによって痛みを緩和することができ、足を反らせるストレッチや薬、歩行時は厚手の靴下で保護することにより、症状を和らげるのに有効だといわれています。
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【足のタイプ分類とメカニズム】まとめ |
● 人の足は『エジプト型』 『ギリシャ型』 『スクエア型』 の3タイプに分類される。
● 全身の骨、約200個のうち1/4ほどが足の骨である。
● 足の骨の数は、片足で28個、左右で計56個になる。
● 片足は、『足根骨』7個、『中足骨』5個、『趾骨』14個、『種子骨』2個で構成される。
● 指の付け根(中足骨と趾骨間)の位置で屈曲する関節を『MP関節』と呼ぶ。
● 土踏まずを構成するのは『内側縦アーチ』 『外側縦アーチ』 『横アーチ』 の3つ。
● 『内側縦アーチ』 は一般的に「土踏まず」と呼ばれる部位である。
● アーチが持つ機能は『バネ作用』 『クッション作用』 『バランス作用』 である。
● 足底腱膜が踵の骨を引き寄せて、結果的にアーチを持ち上げバネを形成する
仕組みを、巻き上げ機構 『ウインドラス機構』という。 |
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