機械や職人による量産型の和食器は、 うつわの丈夫さ、汚れにくさ、
値段の安さなど使うことを優先に考えられています。
それに対して作家の制作する和食器は主に、うつわの美しさ、風合いの
変化、作家の価値など芸術性を優先に考えられています。そのため、作
家の制作する和食器では、その質感や風合いを表現するために、あえ
て温度を下げて焼いたりもろい土を使ったりもします。
逆に量産型の和食器は主に、※磁器を使って強く丈夫で扱いやすい和
食器を制作されています。このように、和食器の良し悪しは「作家」の和
食
器と「機械」「職人」による量産型の和食器とでは大きく違います。
お買い物の際は、十分にご注意ください。
※磁器・・土ではなく石を砕いた粉で作られ、高温で焼かれたやきもの。
「機械や職人」の制作する和食器と「作家の和食器」では良し悪しが異なります。
扱いやすさで申しますと、作家の制作する和食器のほとんどが、機械による量
産型の和食器にくらべ、扱い難く、または手間のかかるものがほとんどです。
現在では、作家の和食器も改良を重ねられて扱いやすく、なってきていますが、
それでも、「芸術性を優先」に考えられていますのでひと手間かかる和食器が
多くあります。
では、なぜそんな手間のかかる「作家の和食器」を選ぶのか。
それは、「機械」や「職人」による量産型の和食器には、
まねできない、美しさや使い易さがあるからです。
作家の和食器はひと手間かけることで、美しさを保ち
また、使うことでうつわの風合いを変えながら
「世界に1つしかない食器」へと変化させます。
とまあ、おおげさに書きましたが、
作家の和食器は、機械製作の和食器より扱い方に
少し手間がかかりますが、大切に使ってもらうことにより
食卓を鮮やかに演出してくれます