■ 結納講座1 ⇒ 結納の意味
■ 結納講座2 ⇒ 結納の選び方
■ 結納講座3 ⇒ 結納スタイル
■ 結納講座4 ⇒ 結納の準備
■ 結納講座5 ⇒ 服装と準備品
■ 結納講座6 ⇒ 当日の作法と口上
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女性から男性へ贈る結納品


結納屋さんの 結納講座4


◎◎◎ 結納の準備 ◎◎◎

結婚が決まってやることも多いと思いますが、結納にも準備が(わりと)あります。大変なのは、結婚式イメージは湧き易いのに対し、結納はなかなかイメージできないことではないでしょうか。しかし、儀式自体は15分ほどと短く、結納を行えば (両家の親睦が深まり、本人同士が自覚することで) 結婚式までわりとスムーズに行くようです。
順を追いながらがんばって勉強していきましょう。


★ 親へのあいさつ ★
交際期間が長く、家族ぐるみの付き合いがある恋愛であればそれほど問題ではないと思います。ですが、おとうさんへの挨拶に頭を悩まされている方や、お見合いから発展した場合などで まだ日が浅い方がスムーズに結婚までを迎えられるように、一般的な挨拶の方法を紹介ておきます。

まずはお互いの親に結婚したい相手が居ることをそれぞれ打ち明けます。真剣に考えていることを話し、彼(彼女)の性格など、情報をできるだけ多く伝えておきましょう。
男性が先に女性の親に挨拶するのが通常です。場所は相手宅か、軽く食事ができるところがいいでしょう。手土産は必須です。
とりあえず最初は、彼女を呼ぶとき「○○さん」、彼女のおとうさんを呼ぶ場合は、「○○さんのお父さん」と呼ぶようにしましょう。
あくまで挨拶ですので、状況次第では早めに切り上げた方がいい場合があります。しかし、両家のトラブルを避けるためにそれとなく家庭環境を伝え合うことは必要でしょう。

★ 親同士のあいさつ ★
双方の親が子供の交際相手に会った次は親同士のあいさつになります。結納のときに初めて親同士が対面する場合もありますが、できれば結納前に対面し結納について打ち合わせができれば良いでしょう。

東海全域(名古屋中心部を除く)では 結納前のこの挨拶を儀式的に行い、結納前の良日に仲人、または男性側の親が酒とスルメを持参して女性宅を訪問し、正式に婚約の承諾をもらいます。しかし、この儀式も現在では省かれることが多く、その場合は結納当日に 「清酒」 を添えることで儀式の代わりとするようです。
この儀式を 「しきり」・「くぎ茶」・「決め酒」・「たもと酒」 などと呼ばれます

対面する場合は・・・
男性の親から女性の親に申し入れします。対面場所は本人同士(子供同士)がセッティングしましょう。手土産を忘れずに。
この時、家族書・親族書をお渡しすることもあります

★ 結納の日取り★
◎ 結納日の決め方 ◎
結納の時期は結婚式の 3~6ヶ月前を目安に両家の都合を考えて決め、日柄はなるべく 「大安」 とし、「仏滅」 だけは避けます(「先負」「赤口」 も結納には向いていません)。

◎ 当日の時間 ◎
昔からおめでたいことは午前中に始める習わしがあり、儀式は10~15分程度ですので11時くらい開始で予定しましょう。午前中に儀式を終え、昼食(宴会)をとり午後3時くらいを目安にお開きとします。

ただし、地域によっては夜まで宴をする場合があります(特に九州地方)。この場合、3時に引き上げるのは失礼になる可能性があります。

◎ メモ ◎ 商品発送について
当店でご注文頂いた場合、お急ぎでないお客様を除き、なるべく日柄の良い日に商品をお届けしております。

★ 結納会場 ★
結納会場は相手宅先か、ホテル等の会場で行います。相手先でする場合は、あらかじめ儀式をする部屋の状況(床の間の有無、広さ)を聞いておき、その状況にあったサイズの結納品を選ぶといいでしょう。

両家が遠い場合や、相手先が結納儀式をする為の部屋を準備できそうにない時、また相手方に負担をかけたくない場合などはホテル、式場、料亭などで結納を行います。ホテル等の会場で行う場合は、結納で利用することをホテル側にしっかり伝え、結納儀式を行える下準備をしてもらいましょう。

◎ メモ ◎
ホテルなどで結納される場合、会場を女性宅とみなしますので、会食にかかる費用は一般的に女性側が支払います(女性宅で結納する場合は女性側が食事を用意する為です)。
※ 宿泊費、交通費は折半です。

男性側は酒料、肴料 (または家内喜多留) の名目で食事代を女性側に渡しますが、会場で行う場合は、女性宅で行う場合より少し多めに包むようにしてください。

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