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ウイスキー蒸溜所で選んだバレルがよなよなの里へ運ばれてきました。ウイスキーの香りはとても繊細。飛んでなくなってしまう前に急いでバレルにビールを詰めていきます。 今回バレルに入れて熟成させるビールは「バーレイワイン」と呼ばれるビアスタイル。2016年に仕込んだ既に半年以上の熟成を経たビールを、バレルに入れてさらに熟成させていきます。バレルにビールを詰めていく作業はすべて手作業。0℃近い環境下で少しずつコックの開閉具合で流量を調整しながら、溢れないように慎重に作業していきます。 バレルにビールを詰めるときどこまで入ってるかわからない!そんなときに役立つのがこの小槌。トントンと側面をたたいた時の音の違いで液面の位置を把握しながら入れていくのです。これは長年ウイスキーブレンダーをしていたスタッフ「ボリさん」の知恵。さすがです。ビールを詰めたバレルは冷蔵庫で熟成開始!ゆっくりと時間をかけて熟成させていきます。 熟成している間は一定期間ごとにビールの状態を確認します。バレルごとに熟成具合や香りのつき方、渋みや苦みの変化のしかたが異なるためです。想像以上に渋みが強くなりすぎたりするので気を抜けません。そして度重なるテイスティングの結果「今だっっ!!!」というタイミングがやってきました。
バレルから出したてのビールを並べて、バレルごとにテイスティングをしていきます。バレルの個性がそれぞれ出たユニークなビールが6種類できあがりました。 ブレンド後のビールの味わいはまさに「一期一会」。このバレルでこのビールでこのブレンドでしか出ない奇跡の味わいです。できあがったバレルフカミダスを飲みながら、バレルひとつひとつの歴史に思いを馳せるととてもロマンチックな気分になります。 「時間を味わうビール」 この奇跡の味わいをみなさんにもちゃんと届けたい!!!!と強く思うのでした。 | |||||||||||||||||||||||||
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