九谷焼:染付吉文様5寸鉢・九谷美陶園:和食器の愉しみ工芸店ようび

立春の頃

 節分が近付いて来ました。

 どんなものをお見せしよう?と思っているところに正木春蔵さんが梅紋の酒用片口を造って来て下さいました。

 九谷美陶園さんの平鉢は、稲荷寿司を召し上がっていただくと吉の字が出てきます。ちょうど兄 野田行作の作品の写しの盆も出来上がって参りました。きっぱりした十文字の椀も、本体は奥田志郎さんの作品でこのデザインは四十年も前の兄のデザインを写しています。兄のデザイン力を最近つくづくと感じ入っています。

 箸置は古川章蔵さんの鱗文(魔除けといわれています)、盃は有光武元さんの井戸。すっきりとご覧いただけるかなと思います。

工芸店ようび 店主 真木
漆器:尺二縁朱膳・奥田志郎:和食器の愉しみ工芸店ようび