井戸耳盃・有光武元|和食器の愉しみ・工芸店ようび

井戸の小付

 有光さんの新作小付を井戸の土でお願いしました。このところ有光武元さんは長い間熱心になさっていたフィリピンボランティアをやめられて、また意欲的に食器をお造りになられており、仲々によいものを次々と出していただいています。

 この耳付の小付は見込が丸く深いので、ちょっとした和え物や、ころころしたものなどに盛り心地のよいものです。お徳利は中村恵子さんの一合入りの朝鮮唐津、猪口は須田菁華さんの華やかな盃です。取り合わせによって器たちは生き生きといたしますね。

工芸店ようび 店主 真木
九谷焼:吉田屋春秋文ぐい呑・須田菁華