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梅雨の頃の酒膳

 六月、梅雨…じめじめしてと思いがちですが、むくむくと繁った若葉の美しさや晴れ間の空の美しさは格別ですね。よくぞ日本に生まれけりなどと思わせてくれる瞬間です。

 ぷっくりした空豆は豊かなサヤに守られていて、おふとんの様な中に大切でたまらないものの様に思えてきます。今日は、京・森嘉さんが丹精込めて作られている飛龍頭と炊き合わせました。

 白焼うなぎはこれも「じん田」さんというすばらしいうなぎ屋さんで調達しました。

 水茄子のごま和え、この水茄子は、昔の種の本物の泉州の水茄子をお願いして、お客様にもご紹介しましたら大変およろこびいただいています。

 

 お皿はひろびろと植山昌昭さんの染付8寸皿、福森雅武さんの蓮弁向付と、植木栄造さんの耳付のガラス小鉢を取り合わせました。酒器は銀、高谷信雄さんの作 品、ぐい呑は古川章蔵さんの白盃です。

工芸店ようび 店主 真木
伊賀焼:雅造刷毛目蓮弁向付・土楽:福森雅武