秀衡椀
 秀衡という名前は平安末期、義経を助けた人ということからの好もしいイメージです(日本人は判官義経が好きですから)。

秀衡椀は室町末期から桃山時代の一時期のみ作られた幻の様な作品群で、あまり多くは残っていないのですが、一の関の菅原氏にお聞きしたところでは、時代は使われていた年数、その他の諸条件によって特定はできません、とのことでした。

今はもうこの蒐集も散逸してしまっていると聞きます。大変もったいないことです。

明漆会を率いていらっしゃった頃の奥田達朗氏が、その頃思いを盡して造られた秀衡椀がこの二つ椀と、地蔵院所蔵と言われたもう一種のものでした。(※黒三つ椀・大)

たっぷりとした見込み、しっかりとした漆。ようび自慢の一品です。

 秀衡紋(金箔)と漆絵は山本哲さんです。ざんぐりとしていて丁寧な、本体によくそぐった絵付けをして下さっています。

 秀衡椀の中味はちらしずしです。少し贅沢に穴子、きくらげ、しいたけ、のりが入っていて、飾りは鰈のそぼろ(紅染)、錦糸玉子、しいたけ甘煮、木の芽です。

工芸店 店主 真木
 
  秀衡椀・奥田志郎・山本哲   秀衡椀・奥田志郎・山本哲  
  こちらの雛祭りの秀衡椀は店主が40年以上使い続けているものです。雛祭りのちらし寿司のうつわの定番となっています。  
  桜かわらけ・古川章蔵   桜かわらけ・古川章蔵  
  弥生三月、ひな祭りの宴。白酒は桜のかわらけで。

「桜かわらけ・古川章蔵」
  少し贅沢に穴子、きくらげ、しいたけ、のりが入っていて、飾りは鰈のそぼろ(紅染)、錦糸玉子、しいたけ甘煮、木の芽です。  
  秀衡椀・奥田志郎・山本哲   秀衡椀・奥田志郎・山本哲  
  こちらの秀衡椀は、秀衡椀の蒐集家である一関の菅原氏が所蔵されていたものを写したものです。
微かにかすれた箔は本歌を偲ばせ、なんとも趣のある面白い仕上がりとなっています。
 
 
  桃かわらけ・古川章蔵  
  大皿、大鉢に旬を盛り込みテーブルのセンターに、そして、取り皿を数種類。好きなものを好きなだけいただける、工芸店ようびオススメのスタイルです。秀衡椀は店主が40年以上使い続けているものです。まずは「桃かわらけ・古川章蔵」で一献。  
 
  染付蝶形向付・正木春蔵  
  弥生三月、蝶々も愉しそう・・・。春らしく、赤貝にわかめと菜の花です。「染付蝶形向付・正木春蔵」