糠床レシピ
  ☆ホーロータンク(直径21cm・7L・蓋付)ひとつ分
  ぬか(無農薬) 約1600g
  水(浄水、またはミネラルウォーター) 約2000ml+α
  塩(天然荒塩がよい) 240g
  糠のたね 適量
  にんじん(皮をむいて1cm幅の輪切り) 小1本
  生姜(皮をむいて1cm幅に縦に切る) ひと片 (大きめ)
  にんにく(皮をむいて1cm幅に横に輪切り) ひと片 (大きめ)
  赤唐辛子(ヘタをとっておく) 7〜8本

  ※糠のたね 美味しいお漬物を生み出している糠床から、握り拳一つぐらい譲っていただきましょう!
無い場合はそのままでも発酵します。少々時間がかかります(20日ほど)。
 
  糠床の作り方
  1. ホーロータンクはきれいに洗って、しっかりと水気を拭いておく。
  2. 糠と塩を入れてよく混ぜ合わせ、そこに水をまず1000mlを入れてしっかり混ぜる。
全体に混ざったら、さらに1000ml加えてしっかり混ぜる。混ざったら、水を少しずつ追加しながら硬さを調整する。
(糠の乾き具合、気候によって、水の量は変わってくるので、様子を見て加減すること。目安は、ポロポロでもなく、べちょべちょでもない位)
  3. 糠のたねを加える。さらに、水(柔らかくなりすぎた場合は糠)で固さを調整する。
  4. 野菜(にんじん、生姜、にんにく)を加える。赤唐辛子は、半分に割って種ごと加える。
  5. 空気を含ませるように混ぜ合わせたら、表面を平らにならす。
ホーローの内側の周りもきれいにする。
キッチンペーパーで、ホーローの口もきれいに拭き取り、しっかり絞った濡れ布巾をかけてから蓋をする。
  6. 糠床を作って一週間ぐらいしたら香りが変わって来る。 この段階で、糠の臭みを取るために入れたにんにくを取り出し、野菜を漬け始める(にんじん、生姜はそのままで良い) 。

  糠床を育てるポイント 
  糠床を作るのは5月末〜6月が最適です。この時季、最初に漬けるのにはきゅうりがお勧めです。良く洗って、へたを切らずに薄塩をまぶして丸々一本を一晩漬けます。
糠床レシピはこの時季にあわせています。季節により【6】の糠床の香りの変化の日数は前後します。)
  雑菌が入ったらだめになってしまうので、石鹸で洗ったきれいな手で触れましょう。
濡れ布巾も同様、毎日、きれいに洗ってから使いましょう。

  1日1回は必ず混ぜて、空気を含ませるようにして下さい。
家を空けるときは、1日くらいは大丈夫ですが、それ以上留守にするときは、表面に塩を振って冷蔵庫で保存し、発酵を止めると良いでしょう。 帰ってきたら冷蔵庫から出し、表面の塩をしっかり取り、 よく混ぜ、空気を入れてあげて下さい。

  場所が変わったり暑すぎたりすると、糠床のご機嫌が悪くなり、 匂いも味も落ちることがあります。
その時は、レモン2つ分を糠床に入れます。皮はらせん状にむいて入れ、身は半分に切って、しぼり汁としぼった後の身もすべて入れてよく混ぜます。2,3日で状態が戻ります。 レモンは酸性をアルカリ性にする作用があり、特にレモンの皮の白い部分は強力な殺菌作用もあるためです。

  糠が少なくなってきたら糠と塩と水を足します。その際、生姜・人参も全て出して入れ替えます(赤唐辛子はそのままで良いですが、減ってきたら時々加えます)。漬け込んだ野菜の破片が残っていたら、それもきれいに取りましょう。
  ようび流糠床は、あまり他にいろいろなもの(昆布やビール)を入れることをお勧めしませんが、六月ごろに出回る山椒の実を糠床に入れると風味が増します(200gほど)。山椒の実は枝を取り、何度か水を替えて丁寧に洗い、水気をよく取ってから入れて下さい。
 
お漬物鉢
[colse]