←このマークの付いているヨーヨーは買うときに注意が必要です。
バインドという言葉ややり方を知らずにヨーヨーを買うと、戻ってこない!となってしまい、不良品だというご連絡を年に数回いただきます。
ヨーヨーには、バインドというトリックができないと全く使いこなせない種類のヨーヨーがあります。今の競技用ヨーヨーの主流でもあります。(多くのフルメタル機種、一部のプラスティック機種)。
高いヨーヨーや、一般的に良いと言われているヨーヨーがそのまま高性能なヨーヨーというわけではありません。
バインド必須と書かれているヨーヨーは投げても戻ってきません。むしろきちんと投げることすら困難だったりします。
↑【例】バインド仕様にしたヨーヨーで、空中で輪を作り形を作るトリック
ヨーヨーは使う人にも技術を要求します。自分のレベルにあったヨーヨーがその人にとっての一番あったヨーヨーといえます。
特にヨーヨー初めての人や慣れていない人はバインド必須となっているヨーヨーは買わないほうが無難です。
ある程度基本をマスターしてから使い出す本当の意味での上級者向けの機種となっています。
せっかく高いヨーヨーを購入しても使いこなすことが難しい場合もあります。
ヨーヨーを始めてしばらく遊んでみると、下で空回りするロングスリーパーに衝撃を受けると思います。
自在にヨーヨーをコントロールできるようになるととても楽しいです。
ある程度技ができるようになってきて、ネットでいろいろなトリックを検索していると一つの壁にぶつかると思います。
- バインドは別名ひっかけ戻しとも呼ばれ、ヨーヨーに紐を絡めて戻す方法です。
- 練習中、止まったヨーヨーを巻くとき、ベアリングなどで空回りするヨーヨーは巻けないので指に掛けてから巻きつけていく方法があります。それをヨーヨーの回転中にトリックとして行う…とイメージすればわかりやすいかもしれません。
戻ってこないヨーヨーを標準状態とし、紐がたるんでも戻ってこないようにすることで、ヨーヨーの技のバリエーションは大いに広がりました。
近年の大会などで披露されている1A と呼ばれるスタイルのヨーヨーは、ほぼ100%がこの状態です。
- 競技用ヨーヨーの「ロングスリーパー」 = プロ入門トリックともいえる技です。
- 引き戻して戻ってくる普通のヨーヨーで技をマスターした後に、1Aと呼ばれるストリングトリックに特化したスタイルを極めていく場合、バインドはロングスリーパー的な位置づけとなる基本の技です。
バインドが出来なければ、引っ張っても戻ってこないヨーヨーを手元に戻す術がありません。
逆に言うと、ルーピングトリックには必要ない技です。
ヨーヨーを、紐がたるんでも戻ってこない状態にするためには、ベアリングの中に元々入っているグリスやオイルを、ブレーキクリーナーなどのパーツクリーナーで洗浄して落とします。(これを脱脂と言います。)
引っ張っても戻ってこない状態のヨーヨーを使いこなすために、バインドは必須テクニックで、戻ってこない状態にしたヨーヨーは「バインド仕様」と呼ばれます。
最近のフルメタル系機種はもともと脱脂済みのベアリングが装着されているので買った状態がすでにバインド仕様の物がほとんどです。
メタル系のヨーヨーはこのテクニックが無いと使いこなせません。
まずはプラスティックのヨーヨーをバインド仕様にして、練習をして危険のないようにしていきましょう!
- いつくらいからバインドを始めればいいの?
- このトリックDVDに収録されているトリックが難なくこなせるレベルになったら一つの目安です。
平行してバインド仕様のヨーヨーを使い、バインドを含めたトリックを初めてもよい頃合いです。
- バインド練習中の注意
- 紐をあまらせすぎると絡まり、次に投げたとき、すぐに戻ってきて顔にぶつけるなどの怪我をする可能性があります。
バインドの練習中は注意深くスローをしてください。
バインドがうまくできなかったかも? と不安なときは、一度ゆっくりと投げ下ろして紐が絡まってい ないことを必ず確認してから投げてください。絡まった状態で本気で投げると大怪我や器物破損の原因にもなり大変危険です。
- バインドトリックをマスターするのにお勧めなプラスティック機種
- 【XUAN/スアン(プラスチックヨーヨー】
【ディフュージョン】
各機種ともにバインド必須の機種ではなく、メンテナンスによって使い分けができます。
脱脂済みのベアリングを装着するか、元々付いているベアリングを脱脂すればバインド仕様にすることが可能です。
- バインド必須のバインド練習用機種
- 【アクロ】
- 【キリン】
- 【XUAN/スアン(メタルヨーヨー)】
ヨーヨーを始めるに当たっても、最初は引き戻しで基本トリックをマスターし、その後、バインド仕様にして上級トリックをマスター…とステップアップできる機種がお勧めです。
いきなりフルメタルヨーヨーでバインド自体を練習するのは失敗したときのことを考えると余りお勧めしません。急に戻ってきて当たることがありますので、大けがになりにくいプラスティック機種で練習するようにしてください。