コドルニウ ~Codorníu
1551年に創立され、当初はブドウ栽培・スティルワインの醸造に特化していました。
1872年にスペインで最初に伝統方式(シャンパーニュと同じ瓶内発酵)で、スパークリング・ワイン、カバを造ることに成功し、
1885年に商品化されました。その後、1894年にはアントワープの万博でスペインのワインとして初めて金賞を受賞するなど、
常にスペインのカバメーカーのリーダーとして活動してきました。
1897年には当時のスペイン王妃レイナ・マリア・クリスティーナによってスペイン王室御用達カバに指定され、
その後の王室でのさまざまな行事でコドルニウのカバが使用されています。
コドルニウのボデガ(ワイナリー)は、スペイン近代主義三大建築家プッチ・イ・カダファルク氏※によってデザインされました。
その芸術性の高さから前スペイン国王『ファン・カルロス1世』により国の重要文化財に指定され、王家の紋章の使用することを許されています。
プッチ氏が建設したバルセロナの数々の建造物と同様、現在も色あせず、コドルニウの象徴となっています。
※ガウディと同時代に活躍し、1929年のバルセロナ万博の全体計画を担当し、バルセロナの建築文化に大きな影響をおよぼした建築家
人物画像はコドルニウ・ワイナリーの醸造責任者(チーフワインメーカー)のブルーノ・コロメール・マルティ(Bruno Colomer Marti)です。
1964年 バルセロナ県サン・クガ・ダル・バリェス生まれ
1988年 農業技術学取得(バルセロナ工科大学、フランス国家認定醸造士資格取得 (Diplôme National d’Oenologie 、通称D.N.O)
1990年 ワイン製造にかかわるキャリアをスタート
1996年 カタルーニャ州にある生産者Mont Ferrantでカバの醸造責任者に就任
2006年-2008年 ペネデスにある生産者Heretat Mas Tinellで生産技術責任者を務める
2008年 コドルニウの醸造責任者に就任