【Q&A】 漆器のお手入れについて







Q : 使った後のお手入れは?

意外と勘違いされている方が
多いのですが…
極めて美術性の高い漆器を除いて、
つまり、普通の漆器は全て、
通常の食器同様
『 スポンジ 』 と 『 洗剤 』で、
お手入れをして頂いて構いません。

滅多に割れることがございませんので、
むしろ、陶磁器・ガラス器に
比べて、お手入れは楽なくらいです。

『 お手入れが大変そう… 』
『 お手入れが難しそう… 』
そう言ったお客様の声を聞きますが、
是非気軽に、身近にお取扱いください。
『 スポンジ 』 は柔らかい面が、漆には優しいです。
しかし、汚れがなかなか落ちない場合は、
固い面でも構いません。


『 お湯 』 のご使用もまったく問題ございません。

『 洗剤 』 は通常のもので大丈夫です。
研磨剤入りの洗剤(今はほとんど無いですね)は
避けてください。




『 つけ置き 』 も大丈夫ですが、
あまりの長時間(一晩中など)は避けてください。




『 乾拭き(からぶき)』 は効果的です。
水滴の後が残らず、次回に気持ち良く使えます。
漆に対しても優しい作業です。




『 食器洗浄器・乾燥器 』 でのご利用は
避けてください。
漆の劣化が早くなります。








Q : どうやってしまうの?保管するの?

−普段使いの漆器− −長期保管−

日常で使う漆器に関しては、通常の食器と
一緒にしまって頂いて構いません。

漆は 『 直射日光 』 が苦手ですから、
その点はご注意ください。

ちょっとしたコツとしては、
『 漆は漆 』 『 陶器は陶器 』 というように、
素材でまとめて重ねることでしょうか?
陶磁器は、底の処理がいろいろで、
必ずしもキレイに磨いてありません。
ザラザラした部分と漆がこすれれば、
やはり、表面に擦り傷が出来てしまいますので
ご注意ください。

また、陶器や磁器と漆器を重ねるときは、
間にティッシュペーパーを挟んだりすると、
かなり効果的です。
屠蘇器など、かなり長期間に渡り保管する
場合は、少し気を使ったほうが良いです。

長期の保管の際は、

箱にしまう(破損を防ぎます)
器を包む
 (擦り傷を防ぎます・新聞紙でもOK)
著しい乾燥・湿気はさける
 (暖房が直接当たるなど)
直射日光は避ける
しっかりキレイにし、水気を切ってからしまう。

といったところでしょうか。

たまに空気に触れさせた方が良いようですが、
なかなかそこまでは難しいですね。








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