2017年ボルドー大百科

ボルドー地方のメドックの中でも最北の地域。河口に最も近くきめ細かい粘土質土壌が多くを占めているため、他の地域に比べメルローの比率が多く、果実味が豊かで柔らかい味わいが魅力です。

大きな砂利が多くの太陽熱を蓄積してブドウの熟成を助け、水はけも良いので凝縮した果実が育ちます。濃厚なタンニンとしっかりとした骨格を持ち、長期熟成向きのワインが多く生産される銘醸地です。

小さいアペラシオンですが、約80％を格付けシャトーが所有。なだらかに傾斜と水はけの良い砂利質土壌のおかげで水はけが良く、どのシャトーも日当たりや風通しがよい恵まれた環境です。

「メドックで最も女性的」と表現さるマルゴー。砂利質土壌に入り混じった石灰質や粘土質の土壌が、華やかな香りとしなやかなタンニンが魅力の、気品溢れるワインを生み出します。

あまり注目はされずその広さゆえにスタイルは多様ですが、5銘柄の格付けシャトーを有し、クリュ・ブルジョワ級のシャトーが全体の生産量の6割を占めるほど、品質の良いワインが溢れる地域です。

ボルドー市の南、ガロンヌ河左岸に広がる地域でややメドックより温暖な気候のため、全体的に柔らかなで厚みのある質感を持ちます。砂と粘土質の土壌によって赤ワインと辛口の白ワインが産出されています。

世界三大貴腐ワインにも数えられる、最良質の甘口ワインの産地。甘さだけではなく、酸味や果実味も感じられる複雑な味わいで人々を魅了します。

ドルドーニュ川右岸に広がる広大な畑から生み出される多様なスタイル。メルロ種を主体にした穏やかなタンニンとまろやかな味わいが魅力です。

粘土質土壌と多く含んだ鉄分により生み出される、渋みと酸味を感じられるリッチで濃密な味わいが魅力。ボルドーで最も小さな地区ながらも最高評価のワインを生み出す銘醸地です。