OLD ASHIBA 引き戸用扉

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紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の内部ドアです。
建具というのは、住宅や店舗を構成する部材の中でも、大変繊細で、トラブルも起こりやすい箇所。
・開閉という負荷が頻繁にかかる
・部屋の内外の湿度差の影響を受けて、表裏で収縮が変わってきやすい。
・反りが発生すると、枠などに干渉したり、ラッチがかからなくなったりしやすい
ということで、金具メーカーの方も、トラブルが回避できる金具を発売し、建具メーカーも採用してきました。
「調整丁番」「調整ラッチ」「調整戸車」・・・。
いわゆる、フラッシュ(中空)建具や、繊維版などの「貼物」のドアであっても、反りや狂いによるトラブルに悩まされるのが内部ドアです。
ましてや、杉足場板の古材を使ったドアというのは、問題が発生する可能性が極めて高いので、WOODPROとしては、基本的にお受けしていません。
が、時に、「欠点は理解したが、それでも使いたい」というお客様があり、ノークレームを前提にお受けする場合もあります。

以前ご紹介した「OLD ASHIBA 欄間ユニット」も実は、同じお客様にご利用いただいたものです。

その沖縄のリゾートマンションのリノベに使っていただいた扉をご紹介します。
すべて、引き戸用です。

まずは、大きなガラスの扉。
ガラスは大きく、危ないので、このガラスだけは、強化ガラスにしました。

強化ガラスのシールも貼ってあります。

こちらは、寝室入口用のパネル扉。

鏡板には、150X15ミリの表裏古材面の材料を使いました。

これは、上半分にチェッカーガラスを入れた扉。
左右の框の幅が違うのは、枠に隠れる部分を考慮して、入口側からの見た目のバランスを取るためです。

こちらは、トイレの入り口の扉。
ガラスはチェッカーガラスです。

そして、クローゼットの入口には、今回、最も手間のかかったルーバー扉。

型もないので、ほぼ隙間材を入れながら、組んでいった力作。

裏側から見ると、隙間がよくわかりますね。

ということで、今回ご紹介した建具は、積極的にご注文をいただこうということではありませんので、「参考出品」でした。

(2019年8月現在の参考価格です。送料、消費税額など変更になっている場合がございます)


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