さまざまな手摺がついているウッドデッキをごらんになって、お気づく事があると思います。木の構築物なのに鉄製の金具がついていて違和感を感じますね。デザインとして美しくありません。そして1~2年経過すると、ガタがきてしまいます。多くのウッドデッキの手摺はこのようなものです。
ウッドデッキの手摺についてはキットタイプ、業者施工タイプともに中川木材産業の生産している商品より優れているものは、現在のところないと自負しています。
ウッドデッキを日本で最も早く製造を始めたおかげで自ら開発し、特許を取得することができました。また木材の性質を熟知しているからの開発設計だったからです。
基本的にウッドデッキが完成してから設置します。床板に穴を空けて、そこに柱が固定されます(図A) 。感覚的に非常にわかりやすいです。床板の下に大引きなどがあると、そこを避けます。図Bのように下からボルトでしめるだけです。一般のウッドデッキの手摺の固定の方法は金具を使い外から支える方式です(図C ) 。この場合は図のように1本の柱に両脇から、6~12カ所ビスを打ち込む必要があります。これは初心者には大変な作業です。その他の取り付け方法には、柱を地面から直接立てる方法も書籍などに紹介されていますが、これはプロでないと施工は無理です。
木材は感想すると必ず収縮します。木材のことを熟知しているプロはこれを計算して、商品を開発します。図B、図Dは当社の手摺の構造断面図ですが、もし1-2年経て木材が縮んだとしても、ボルトで締め付ければ、強固に固定化されます。図Cは一般のウッドデッキの手摺構造ですが、床板と柱をL金物(メーカーによって形は異なっていても基本構造は同じ)で、ビスで固定します。柱が痩せると、図Eのように金物と柱に隙間ができます。これがガタつく原因になります。ビスを再度ねじ込もうとしても既にビス穴があいているため、完全に固定できません。
木材特有の性質の面から話します。
針葉樹、広葉樹を問わず、どのような木材でも板目が最も大きく収縮し、ついで柾目方向が大きく収縮します。そして長さ方向にはほとんど収縮しません。左図では長さ方向の収縮が1なら、柾目方向は12倍、板目方向は25倍縮むことがわかっています。ですから手摺の柱は長さ方向の縮みはごく少ないですが、幅あるいは直径は大きく縮むことになり、ウッドデッキメーカーは柱にビスを留める方法は誤っていると言えます。
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