ボデガス イ ビニェードス ネオはハビエル・アヘンホ、フーリオ・セサール・コンデ、ホセ・ルイス・シモンの3人により設立されたワイナリー。ワイン業界で豊富なキャリアを持つ彼らは、新しいワイン造りを目指すべく、プロジェクト「ネオ」を立ち上げ、1999年リベラ・デル・ドゥエロにてスタートさせました。設立当初はワイナリーを借りてワインを生産していましたが、彼らの造るワインは瞬く間に人気があがり、その成功と共に新たに古樹畑を購入、2006年にはカストリージョ・デ・ラ・ベガに自分達のモダンなワイナリーを建てました。「ワインの世界を変える」という理想を掲げ、色々な角度からの視点で、斬新な発想を重視したワイン造りを行っています。
醸造にはイサック・フェルナンデス・モンタナを迎え、ワイン造りにさらに磨きがかかっています。イサックはかのベガ・シシリアでワインメイキングをしてきたマリアーノ・ガルシアを叔父にもち、自らもスペインで最も有名なコンサルタントのひとりです。オーナーのハビエルは自身のバンドも持つミュージシャンで、ワイナリーには世界で唯一、本格的な録音スタジオも併設しています。しかもビートルズのAbbey Roadを録音したロンドンのスタジオを忠実に再現したというこだわりようです。このこだわりは当然ワイン造りにも表現されています。ワインにストレスを与えないよう、セラーはグラヴィティシステムを使用。醸造・熟成は区画ごとに行い、ストラクチャーを引き出すため高めの温度で全房発酵。果実感抽出のためバトナージュを1日4-5回、やさしく行います。
“ワインは赤ん坊と同じ。注意深く愛情を持って育ててあげれば必ずいいものが出来る!”彼らはワインが望んでいるものを感じとり、それに合う方向で造ると言います。『ロックとワインの融合』というユニークなコンセプトと、感性を重視したワイン造り。ワインは全ての人(特に若者)のためにあるべきと考え、「手ごろな価格で、魅力的な、一味違ったワイン」を提供し続けるネオは、カジュアルからプレミアムまでの品揃えの豊富さと、食中酒としてのポテンシャルの高さが評価されています。アリメンタリアというスペインの展示会でもロックのライブを行うような彼らのワインは、スペインの新しい風を感じさせてくれます。仕事も遊びも真剣。どうせやるなら徹底的に。これから注目の生産者です!