カメラマンズチョイス
写真家 萩原史郎セット
楽天ショップだけ!
萩原先生のサイン入りオリジナルステッカー封入
私の撮影スタイルの基本は「手持ち撮影」です。野山、渓流や滝などを歩いていると
きに、精密な構図を作りたい、ハーフNDフィルターを操作したい、スローシャッターを
使いたい、そのように考えたときに、さっと取り出して使える三脚が必須です。
つまり軽量であることが第一。重いザックを背負い、さらに重量がかさむ三脚を携行
することは、年齢的にも難儀ですから、軽さは何よりも重視します。
そのうえで、壊れにくいこと。山に入った段階で三脚が使用不能になるのは致命傷と
言えるので、壊れにくさは大切に考えています。かつて撮影中に脚が抜けてしまう故障
が、何度も起きたことがあったり、エレベーター操作用のレバーが曲がってしまって動
かなくなったりするなどが起きて、困ったことがありますが、Leofoto三脚では、そう
いった不具合は一切起きていません。安心して使えます。
そしてデザイン性に優れていること。普段から使う道具ですから、美しいスタイル、
上品な意匠や質感を備えていることは、とても大切です。そういった道具は、使ってい
て楽しいだけでなく、愛着もわき、長きにわたる相棒となります。「格好良さ」や「美
しさ」「手触り」という観点は、私の中では比重の高いポイントです。
ローポジションが可能であること。これも忘れてはならないポイントです。私の風景
表現は、どんな現場でも低い位置から撮ることが多いので、低く構えられる三脚である
こと、さらには脚の開脚角度が広いことは必須条件です。
セット内容について
LQ-324C-FW-01R
三脚「LQ-324C」
センターポールの取り外しや装着が簡単なので、ローポジションでの撮影や頭上のポジションも確保しやすいため、あらゆるアングルに対応できる。とくに前下がりの地面に三脚を立てる場合、どうしても全高が足りなくなるが、エレベーター操作が即対応が可能な点は在り難い。32mm径の三脚でありながら軽量なため携行性に優れ、手持ち撮影の折も持ち歩きたくなるし、実際、そのようにして活用している。また、全体が醸すデザインの美しさ。脚部の模様や、レバー・ネジ類などの格好良さ も気に入っている。
雲台「FW-01R」
3ウェイ雲台という慣れ親しんだ操作感に加えて、カメラ取付部がパン動作をするので、さらに使い心地がよい。雲台自体は非常に小型であるが、剛性感は極めて高く、中判カメラも余裕で使いこなすことができる。ハンドル部が短いため、操作時に邪魔にならず、またハンドル端のダイヤルを回すことでロックが解除され、折り畳める構造なので、持ち歩き時にも邪魔にならない。アルカスイス互換シュー搭載なので現代の操作事情にマッチしている。
三脚「LS-365CEX」
36mm径パイプを使用しているため非常に安定感があるため、中判カメラを使う際は最優先で使 用している。また5段式なので、どんな高さにも対応しやすく、使いやすさも抜群。それでいて、見た目ほど重くないので携行性も高い。またレベリング機能を内蔵しているため、場合によってはこの操作だけで水平垂直出しが完了でき、非常に便利に使える。
雲台「G4」
36mm径パイプを使用しているため非常に安定感があるため、中判カメラを使う際は最優先で使 用している。また5段式なので、どんな高さにも対応しやすく、使いやすさも抜群。それでいて、見た目ほど重くないので携行性も高い。またレベリング機能を内蔵しているため、場合によってはこの操作だけで水平垂直出しが完了でき、非常に便利に使える。
メーカー自体に開発意欲や前向きな姿勢があること。道具には、それを作った会社や人の意志や想いが現れます。それが感じられると、使う側の意識も変わります。良い道具を作ってくれているなら、使う側もそれに応えたい、そんな気持ちが自然と湧き上がるものです。その点、Leofotoは次から次へと工夫を凝らし、改良し、使いやすく素晴らしい商品を開発、提供してくれます。信頼のおけるパートナーだと感じています。
写真家
萩原 史郎
1959年山梨県甲府市生まれ。日本大学卒業後、株式会社新日本企画で「季刊(*現在は隔月刊)風景写真」の創刊に携わり、編集長・発行人を経験。退社後はフリーの風景写真家に転向。現在自然風景を中心に撮影、執筆活動中。著書に「四季の風景撮影」シリーズ8冊(日本カメラ社)、「構図決定へのアプローチ法」「RAWから仕上げる風景写真テクニック」「自然風景撮影 上達の鉄則60」「基本からわかる光・形・色の活かし方」(玄光社)他多数。2015年にはフジフイルムスクエアにて企画展「色 X 情」開催。日本風景写真家協会(JSPA)会員。