ローラースケート（クワッドスケート）の選び方
解説
ローラスケートと言われるものでは、スケートボードのように前後で2輪ずつ4輪ついたクワッドスケートと4輪が縦に並んだインラインスケートに分かれます。インラインスケートはアイススケートのようにスピードを楽しんだり スポーツ性の高い道具です。それに対しクワッドスケートは重心が取りやすく踊りや舞台で使われるなど 踊りも含めた用具として使われています。日本でもアイドル達がステージで踊りながらのパフォーマンスを見せてくれています。
クワッドスケートはインラインスケートに比べて横方向への安定感があるので、インラインに比べてローラー系スポーツの最初の一足とお勧めの用具です。基本はシューズにベースをねじ止めしての組み合わせですので、シューズによりスニーカータイプやブーツタイプなど若干の違いはありますが、ファッション性の高いギアですので、デザイン中心に選んでいただけばと思います。
ベアリングやウィールなどは、スケートボードとの共用が可能です。パーツ交換に関してはウィールのサイズに注意していただければ 簡単に取り換え可能です。
主要なメーカーとしては
RIO ROLLER(リオローラー）
イギリスのステートサイドスケートの展開するローラースケート。ロンドン発のブランドらしいお洒落なカラーとデザインでヨーロッパや南米を中心に人気のローラースケート
ROCES（ロチェス）
イタリアの名門ブランド インラインのでイメージが強いですが、ローラースケートもベーシックなデザインで展開している
ローラースケートを使用するのに注意することは 下記の４点です。
- ブーツのサイズ・・基本的にはシューズにブレードを付けたものなのでアイテムにより 足幅や素材の硬さが異なります。試着することが大事 ウェブスポではご使用前でしたら、サイズ交換に対応させていただきます。また、ヒールが高いものは立ち姿がきれいに見えてダンス向け ヒールの低いものは滑ることを楽しむスポーツ向けです。
- プロテクターとヘルメット・・転倒で思わぬダメージを受けないよう ヘルメットと手首 肘 膝の3点プロテクターを用意して安全に楽しみましょう。
止まり方の練習・・止まり方には2種類あり 基本的な止まり方は「Ｔポジション」左右どらかの足を進行方向から横に向けシューズでＴの形を作ります。後方のウィールを適度に路面に摩擦させることにより減速します。もう一つの止まり方は「トゥブレーキ」足を前後に広げて後ろ足のブレーキのみを使い徐々に減速させて止まります。
ローテーション‥使用される方のバランスにより特定の箇所のウィールが減りやすいので 下記の図のようにウィールを付け替えローテーションさせることによりウィールの寿命を延ばします。
- キングピンの調整・・ソールをしたから見るとトラックの硬さを調整できる2本キングピンが見えます。レンチでピンのボルトを調整することにより締め付けて硬くすれば安定感が増し 緩めればソフトになります。緩めすぎると滑走中に分解してしまう恐れがありますんので、少しずつ慎重に調整してください。
ジュニア用ローラースケート
子供の間で 安定感のあるローラースケートは人気です。おもちゃ屋さんでも 簡単なモデルは 売っていますが、インラインはベアリングとフレームが良くなければ安定して滑ることはできません。ウェブスポーツでは国内外の有名ブランドから仕入れていて お手頃な価格で大人用に近い本格的なインラインスケートを提供しています。最初のインラインはトイインラインではなく 有名ブランドから選びましょう。お子様の場合は着脱が難しいため特に簡単に着脱できる ボアやスピードレースなどのクロージングシステムがお勧めです。
サイズ調整・・ジュニア用のインラインスケートは基本的に 前後に２～３cm程度 動くようになっていて お子様の成長に合わせてサイズ調整が可能となっております。サイズ調整に工具を使用しないものが多く取り扱いが簡単です。
プロテクター・・転倒の危険からまもるため 肘・膝・手首の３点プロテクターを必ず着用してください。
ヘルメット・・自転車用のものでも代用可能ですが、後方転倒時の安全性確保のため着用しましょう。
ローラースケートの用語集
ブーツ（シューズ）
ローラースケートのボディは柔らかいスニーカーの様な素材で出来た物（ソフトシェル）でできています。通常のシューズで同じく紐で締め付けます。
フレーム
アルミフレーム、コンポジットフレーム（いわゆるプラスティックフレーム）、カーボンフレーム等があります。
主に軽量で扱いやすいコンポジットフレームが主流です。
ベアリング
有名な所ではABEC（エイベック）の規格が最も多く使われており、後ろの数字が大きくなる程、ベアリングの精度が高く、回転性が良くなります。たとえばABEC3よりもABEC7の方が回転性が良くなります。他にSG等の規格もありますが、同じく数字が大きくなれば回転性が良くなります。最初に選ぶとすればABEC3～5クラスあれば大丈夫でしょう。 ベアりングが回りが悪くなってきたら、交換の時期かもしれません。交換可能でパーツとしてはサイズが同じなのでスケートボードのものも転用可能です。ローラーブレードの場合はSGと書いてますが ABECと同等です。
ウィール
直径58－62mm位が一般的なサイズです。リオローラーの場合スケートのサイズにより25㎝以上は62mm 24cm以下は58mmを使用しています。
ブレーキ
左右のトゥにブレーキがついていますが 同時に使うのではなく、足を前後にずらし後ろの足のブレーキを路面に摩擦させて止まります。交換パーツも販売しており取り換え可能です。
トラック
スケートボードのトラックと同じ構造で キングピンのナットでクッシュ（黒いパーツ）の締め付けを調整してトラックの硬さを調整します。
ローテーション
インラインスケートを使い続けると 内側サイドのウィールが片減りして安定が悪くなってきます。ある程度すり減ったところでウィールの入れ替えとすることにより ウィールの寿命を長持ちさせます。
ローラースケートを始めるのに必要なアイテム
まずは、服装ですが決まりはありませんが、出来れば長袖、長ズボンがお勧めです。転倒時の怪我の防止にもなります。 あと、インラインスケート本体の他に必ず必要なアイテムをご紹介します。
プロテクター・・・怪我をしたくなければ必需品です。プロテクターでもっともポピュラーな物は手首とひじ、ひざの3点がセットになっているものです。特に最初の内は転倒する事も多いでしょうから、必ず装着して転倒の練習を何回かしてからインラインスケートを楽しんでください（相手は固いアスファルトやコンクリートですから…前方にひじ、ひざ、手のひらの全てを付くように勢い良く倒れてみてください）。転倒時は指を地面にこすらない様パーに開いた状態で前向きにしゃがむように倒れるのがポイントです。
ヘルメット・・・滑りに慣れてくるとそれなりにスピードも出てくるので、衝撃から頭部も守りたい。スケートパーク等では着用必須の所もあります。ヘルメットは、転倒したときに衝撃吸収部分がショックを緩和することにより頭部をしっかり守ります。ヘルメットにステッカーを貼って個性を主張しよう。
