インポートウォッチQ&A
 
 
   
なぜこんなに安いのですか?
当店は並行輸入商品を仕入れお安い価格で提供できるよう日々努力しております。
並行輸入商品とは?
並行輸入とは、日本国内の総代理店(その国に於いてブランドから仕入れられる権利を持っている会社:いわば、その国における総元締め)を通さずに仕入れる方法です。具体的には海外のお店から仕入れてきます。といっても、海外では模造品が多く横行しているのはよくご存知でしょう。ですから当店で仕入れる商品に関しては仕入れるその国における正規代理店(総代理店から仕入れている店舗)からしか仕入れておりません。ですから日本国内の正規代理店に定価販売に縛られること無く割引ができますし、レアものの入荷も多数そろえられるわけです。ちなみに、直輸入といわれる方もいらっしゃいますが基本的にはブランドが直接卸すのはその国における代理店のみですので、日本国内においては日本代理店のみにしか卸していません。
香港のロレックスは偽者?
いいえ。
よく香港など特にアジア圏で買われた時計が偽者だったという話はありますし、現在でもお土産でもらった時計のサイズ直しなどでお持ちになるお客様の時計を私どもが“よく見るとおかしい”と思う時計もあります。(あえてこちら側からは何も言いませんが・・・)しかし免税店やその国の代理店などではそういったケースはまず無いと思われます。というのも代理店の権利を持っている以上、本物を仕入れずに偽者だけを並べると総代理店に簡単にばれてしまいますから、もしその様なことをしたければ本物と偽者を並べて売ることになる訳ですが、ロレックスをお持ちの人なら手に取ればすぐその場でわかる方もいらっしゃいますし、その様な悪質な販売方法では代理店の権利を剥奪されます。その様なリスクを犯してまで偽者を販売するとは考えられません。それでは“香港ロレックス”という言葉がなぜこれほどまで悪名高き言葉になっているのでしょう。一説には、昔香港にもロレックスの工場があったという噂も聞きますが、今でも偽者をつかまされたという話を聞く以上、やはりアジア圏特に香港において販売されているロレックスに偽者が一部混ざっていると思わざるを得ません。しかし上記の理由で代理店ではその様な心配は無いのでそれ以外の、つまり代理店の権利を持っていない店においてその様なケースがあると思われます。また模造品ですから代理店などより安く売れるのは当たり前ですし、日本からの観光客はその安さを求めてお店をまわる訳ですから、模造品と判らなければとても魅力的なお店としか見えなくなると思います。また日本国内でも路上で売っている模造品のロレックスを買われる人もいるぐらいですから、海外でも同じような買い方をしてお土産用に渡す、といったケースもあるのではないでしょうか。
並行商品に対する保証は?
当店でお買い上げの商品に関しましては、当店よりロレックスは5年間、その他のインポートウォッチは2年間の保証が受けられます。しかし並行輸入商品に関しても“基本的”にはブランドの保証があります。“基本的”というのはいくつかの条件が必要で、ワールドギャランティーがあり、かつそのギャランティーに店印があり日付が記入されているものだけをさします。しかし実際のところ日付の記入どころか店印さえ無いものがあります。というのも並行輸入の際、現地で仕入れた時に店印及び日付を記入されてしまいますので、その時点から運搬や税関に通したり店頭に並べてそれが売れるまでにその保証期間が短くなっていきます。それに最悪不人気商品などの商品などは保証期間を過ぎている場合があります。その為、極力その日付を未記入にしてもらって仕入れている訳ですが、仕入れる代理店にとってはある意味保証を無期限にしている格好になります(日付ぐらいは自由に書けますから)。また、仕入れる代理店にとってはあまり自分の店の名前を公開したくない点も上げられます。というのも、国外に持ち出され当店のような店で安く売られるわけですから、当然当店への卸価格は当店の売値より安く売っているわけです。それが本国の本社や、その国の総代理店にばれてしまうと代理店権を剥奪される恐れがあるからです。ですから店印自体を押してくれないギャランティーが存在するわけです。
並行輸入の時計は正規代理店では修理してくれないのですか?
ブランドによります。
有名なところではフランク・ミュラー等は並行輸入の商品に関しては一切修理を受けないと公言しています。大概のブランドは修理を受けていますが、これは日本総代理店のスタンスであって個々の店により応対は変わります。たとえば、当店でも他店でのお買い上げの商品に関しては基本的に断らせて頂いております。というのも当店では修理を格安にてお受けしておりますので、けっこう多くアンティークな時計を持ち込まれます。しかし当店での格安の修理は当店でお買い上げいただいた必要なアフターサービスの一環として行っているために、当店でお買い上げいただいたお客様優先にてお受けしたいがためです。他店でも理由はまちまちとは思いますが、その店でお買い求めになっていない時計に関しては修理を受け付けていないケースもあります。しかしデパートなどでは受け付けてくれる確率は高いようです。
機械式時計って何ですか?
機械式時計とは巻かれたネジの反発力を利用して駆動させている時計です。複雑さはぜんぜん違いますがチョロQやオルゴールと同じようなものです。ネジを巻く方法として、手巻き式と自動巻き式があります。
一般的な機械式時計はぜんまいが一杯巻かれている状態から40時間ほど動きます。
手巻き式と自動巻きの違いは?
手巻き式とは自分自身でリューズを回すことによってネジを巻き、時間を動かす方式です。自動巻き式とは腕に時計をはめていたらその腕の運動を利用してネジを巻く方式です。ロレックスはほとんどが自動巻きで、手巻きも併用できるよう設計されています。
ロレックスにクォーツ(電池式)時計はあるの?
あります。現在はチェリーニというドレッシーなデザインの薄型の時計と、オイスタークォーツというデイトジャストに少し似たデザインの時計で製造されていますが、ロレックス全体の10%弱程の生産量だそうです。
オーバーホールって何ですか?
オーバーホールという工程は時計の機械を分解し、ばらした各部品を点検、洗浄し、消耗している部品は交換します。そしてまた各部品を組み立てて必要カ所にグリスを塗布し、時間の調整を行い時計のケースに戻します。オーバーホールは2〜4年ごとに行うのが理想です(実際は当店でお買い上げの方でも持って来られる方は少数ですが)。日本ロレックスでは工賃のみで35,000円程かかりますが、当店でお買い求めになったロレックスの工賃は当店にて18,900円でさせて頂いております。(三針時計の場合)
ロレックスは丈夫と聞きますが本当ですか?
確かにロレックスのケース(ボディーの部分)や中の機械など丈夫に出来ています。しかし丈夫といっても壊れないわけではありません。最近の国産クォーツ(電池式時計)などに比べるとケースが丈夫な分どうしても重くなってしまうため落下による衝撃で中の機械に損傷を与えてしまうときがありますし、基本的には機械式時計よりもクォーツの方が機械自身単純で軽量に出来ているため衝撃による故障が少ないのは間違いないです。このように短期間にだけ見る丈夫さ(壊れにくさ)に限るとクォーツのほうが優勢かもしれません。しかし長期間のサイクルで時計を見るとクォーツでは修理が出来なくなる可能性があります。クォーツの製造方法は電子部品が数多くあり安定した機械を作るため基本的に部品単体の製造よりアッセンブリー単位の製造を重視している分長期間のパーツの保管が難しく、またモデルチェンジの期間が短いので同型の機械の製造も短くなり、製造期間が過ぎたあと多発する修理の交換部品が無くなれば修理できなくなることがあります。その点機械式時計の製造方法は約100年間複雑時計以外の機械は基本的に同じ構造で出来ているため、もしその機械の製造が終わっていても何らかの形で補修が出来る可能性が高くなります。このように“何を丈夫とするか”で優劣が変わってきますが、機械式時計の中でのロレックスを見ると機械とケースの丈夫さでは群を抜く完璧な構造をしているといえるでしょう。
ロレックスってなぜこんなに高いの?
ロレックスはクォーツ時計に比べれば非常に高価な時計だといえます。
機械式とクォーツ式の時計は根本的に中身がぜんぜん違う時計です。クォーツ式時計はパーツが少ない分大量生産できるのでコストを下げやすい時計であるのに対し、機械式時計は複雑な構造をしているため大量の種類のパーツが必要になりどうしてもコストを下げにくい時計です。ですから機械式時計がクォーツに比べて高くなってしまうのは仕方が無いわけですが、機械式時計の中だけで見るとロレックスより高価な時計はいくつも存在します。パテック・フィリップやオーディマ・ピゲなどご存知の方もいるでしょう。もちろんこれらのブランドもすごくいい時計なのは間違いない事実ですが、こと実用時計というカテゴリーで見ると時間の正確さ(クォーツ式には勝てませんが)や頑丈さ、そして何よりも防水時計であるという事など価格を含めても高次元でバランスの取れている時計であるといえるでしょう。あとクォーツ式時計と比べて機械式時計は一生いくらのランニングコストがかかるのでしょう。もし機械式を買わないとしてあなたが流行のクォーツ式時計をこれから一生いくつ買うかを考えてみてください。今までの人生で何歳から時計を買い初めて、それをあと何年サイクルで買い替えるかを考えると、一本のロレックスを(しかも早いうちに)買ったほうがお得な人が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
同じ型番で同じ定価なのに文字盤が違うだけで価格が変わるのはなぜ?
また定価よりも販売価格が高い商品があるのはなぜ?
特にロレックスに多い現象ですが、一部に宝石を使って高級に仕上げている時計は定価自体が高くなっていますが、それ以外の同じ型番ならムーブメント(中の機械)やケース(外側)はまったく同じものです。商品の違いは文字盤(一部でブレスの違いもありますが)だけになります。ではなぜ価格の違いが生じてくるのでしょう。それは簡単にいうと仕入れ価格が違うからです。並行ものの価格は為替変動に左右されるのはもちろんですが、人気により仕入れ値が大きく変わってしまいます。なぜ人気で仕入れ値が変わってしまうのでしょうか。今ロレックスはイタリア、香港、アメリカそれに日本の人気がそのまま世界中の人気になるほどになっているため、日本で人気がある商品は海外でも人気が出てしまいます。それが海外の店にも波及してしまい品不足となり、価格上昇につながります。しかし日本の正規代理店ももちろんですが海外のブランドの代理店でもダイアルの違いでは本社からの仕入れ値が変わるわけではありません。しかし当店の仕入れ値が変わってしまう(海外代理店が当店に対する売値が上がってしまう)わけはなぜでしょう。海外の代理店は当店のようなショップにその国の定価で販売しているわけではなく、割引をして販売をしています。でもその様に人気が出た商品を当店に同じような値引き率で売るよりもその店の店頭で少しの値引きで売ってしまうほうが利益をより多く稼げますからそちらを選んでしまうわけです。ですから当店に売る場合でも基本的には値引率が悪くなります。中には(日本からの観光客と同じように)店頭で少しの値引きをしてもらって(あるいはロレックスのデイトナのように定価以上の価格でも)仕入れてくることもあるくらいです。このような理由で高く仕入れている商品は安く仕入れてくる商品より高くなってしまいますし、中には定価よりも高く販売価格を設定しなければならない時もあります。しかし定価より高い商品は日本国内でも人気があるため正規代理店の店頭に並んでいる時は稀ですし、次の入荷もまったくの未定であるため予約自体を受け付けてくれないような商品ばかりです。
海外で買うより安いのですか?
一概にどちらが安いかは判かりません。
数年前までは定価が海外より日本国内のほうが高いブランドが多かったので海外の免税店などでの価格は日本の定価より安かったのですが、ここ数年海外定価と日本定価との価格差がほとんどなくなっていますし、モデルによっては日本の定価よりも高く設定されている場合もあります。しかし、それは定価だけの話です。各国の免税店ではもちろん定価から税金分を差し引いた割引価格ですから安く感じるのは当たり前です。が利益自体はしっかりと確保していると思います。一方日本国内では百貨店などの正規店は定価で販売されています。弊社などの並行輸入品店では基本的に他国の免税店よりも安い商品が多数ですが、中には日本定価より高い商品もあるわけです。また免税店自体、世界中の定価が全く同じ訳ではないですし、国によっても免税される税金が違うため価格にばらつきがあります。結局、お客様がほしい商品がたまたま行った国の店に日本よりも安く売っていれば買いだといえると思いますので、後はアフターの面だけを頭に入れて購入を考えたらいいのではないのでしょうか。
ダブルネームって何?
ダブルネームとはロレックス等の時計ブランドが他の販売店や会社のために製造した製品で、文字盤には製造ブランドのロゴの他にその販売店や他社のブランドのロゴがプリントされている時計をいいます。過去にはロレックス社製造のティファニーやカルティエのダブルネームがありましたが、現在ロレックスのダブルネームはCOMEXに対する少量生産のみで、現在の市場に出回っているロレックスのダブルネームは中古や新古品です。このような商品はご存知の通り非常に珍しいために価格もかなり高く取引されているのが現状です。このような商品の購入を考えている人に注意して頂きたいのは、偽者が非常に多数存在するということです。某有名雑誌(時計好きの人であれば絶対知っている本です)にもそのような記事が載っていて、東京都内にある某有名時計店でロレックス社製造のエルメスやブルガリのダブルネームを販売している(実際には存在しない)とありました。本物の数は出回っている数に対し2〜3%の割合くらいしかないのでは…。とも載っていました。偽者の作り方はいたって簡単で、年代に合う本物の中古ロレックスの文字盤に他社(作りたいブランド名)のロゴをプリントするだけで出来上がりです。特に古いロレックスは文字盤自体が黄ばみなどで傷んでいるため文字盤をそっくり入れ替えたり、文字盤の塗装面を一度剥がしてしまって塗りなおすリダンという方法も取られています。その時に他社のロゴ入りの文字盤にしてしまうことも多いようです。文字盤はケースやブレスと違い手で触ることが出来ないため、質感まで見分けがつきません。香港あたりですぐに作ってくれるらしいです。そうするだけで普通のロレックスより1.5〜2倍くらいの価格で販売できるわけです。もちろんどこの店もしているとは思いませんが本物のダブルネームでもロレックスの文字盤の製造後にロゴをプリントしているため、偽者と見分けがつきにくいのが現状です。最近ではその某雑誌もあまり話題にしなくなり、お店の広告ページにもダブルネームが紹介されなくなりました。ちなみに当店では一度も取り扱ったことがありません。
ロレックスには商品名(ペットネーム)はあるのでしょうか?
基本的にペットネームがあるロレックスはスポーツモデル全般とエアキング(型番14000M・14010M)くらいです。それ以外は文字盤にプリントされている文字がそのままペットネームとなっている場合が一般的です。しかしそのプリントされている文字とはその時計に搭載されている機能であるため、素材や文字盤、サイズ違いなどの外観は反映されていません。ですからその様なロレックスが雑誌などで紹介される場合非常に長い名称になってしまうわけです。私達業者の間では5〜6桁の型番とダイアの有無のGかAや2BRなどの記号と文字盤の名称で行っています。ちなみにサンダーバードなどのネーミングはスイスのロレックスが付けたネーミングではなく何かに由来している“通称”です。
ロレックスとチュードルは一緒?
ロレックスとチュードルの中身(ムーブメント)は一緒かとよく聞かれます。
答えはNOです。ロレックスとチユードルは兄弟ブランドなので、ボディーやブレスなど外装パーツを中心に共通に採用されている部品は多数ありますが、ムーブメントはロレックスが自社生産なのに対しチュードルはETA社の機械を採用しコストダウンを計った時計といえるでしょう。ですからボディーの頑丈さはロレックスと同等といえますが(ガラスはロレックスがサファイアを採用しているのに対しチュードルは強化クリスタル)機械の性能などはチュードルがクロノメーターの基準に達していないなどのハンディがあります。もともとはロレックスがイギリスでの低価格帯の需要を狙ったブランドです。現在ではボディーやブレスなどのパーツもロレックスと共通ではなくなり、独自のデザインで製造されているモデルが増えています。これからのチュードルの展開が楽しみです。チュードルの正規総代理店があり正規販売されている国では、ロレックスの売れ行きが悪いという話も、独自展開を始めたチュードルが注目されていることを思えばうなづけるものがあるでしょう。ちなみに日本国内には正規総代理店がないため、百貨店などでは販売されていませんし、当然日本国内における定価設定もありません。主に並行ロレックスを扱っている店で販売されています。当店では心斎橋本店で取り扱っています。
サファイアガラスは頑丈?
サファイアは頑丈な物質で、それを傷つけられる物質はサファイア自身と同じ硬度のルビーとそれ以上に硬いエメラルドとダイアモンドだけです。しかしサファイアの性質上落としたりぶつけたりというような、ある方向からの衝撃により欠けたり、割れてしまう可能性があります。
これから値打ちの上がっていく時計(ブランド)を教えて?
こちらが教えてほしいくらいです。
よく雑誌を見ておいてもらえれば一時期の傾向がわかると思います。(雑誌があおっている傾向もありますが・・・)しかし、一時期であって数十年後の人気になるブランドやモデルがわかる訳もありません。また投資目的ではなく実際に自分がほしい時計、持ちたい時計を選んでほしいです。
文字盤の下側にT SWISS TのTが有るものと無いものとあるのですか?
Tとはトリチウムの頭文字で夜光塗料の物質にトリチウムが使われていることを示します。トリチウムは放射線物質で人体に悪影響を与えるために、それを知らせる意味で表記されているのです。しかし1990年前後から新しい夜光塗料が使われるようになり、Tの表記が不要になりました。
同じモデルの文字盤なのに微妙に色が違う、また文字盤に秒単位の表示の有無など細かい違いがあったりするのは偽者があるから?
いいえ違います。基本的には同サイズで同じ素材の(つまり同じ型番の)文字盤なら同じはずなのですが、生産の時期により違いが生まれています。前出のTの表示もその一例ですが生産のロッドによる違いが発生しているようです。これは憶測なのですが、例えば現在のロレックスの販売本数を考えると生産ラインがかなり必要と思われるのですが、それを少数の生産ラインでまかなうために一定期間の間に製造する文字盤を決めてしまい、それを一定周期でまわしているように思われます。というのも同じ文字盤が入荷しやすい時と入荷しにくい時が一定の波のようにあるからです。これは文字盤に限らずモデルによっても起きている現象です。その生産のロッドで前回とその次に生産される時に細かいモデルチェンジが行われ、文字盤の差異が生まれてくるのだと思います。ちなみにTの表記があるのに新しい夜光塗料が使われている時や、夜光塗料が使われていない時もあったくらいです。(文字盤と時針等の針やインデックスが別工程で製造され在庫のアンバランスが生じているからだと思われます)以上のように同じ時計を買ったのにもかかわらず多少の違いがあるだけで本物、偽者と疑うのは早合点だと思われます。
スペックにSSやYGなど表記があるがよくわからない
SSはステンレススティールの略でYGはイエローゴールドの略です。つまりその材質で製造されていることを示しています。ちなみに、SS/WGはステンレススティールとホワイトゴールドの2種類の素材を使って製造されている時計です。
防水時計は泳いでも大丈夫?
防水時計といえども泳いでも大丈夫な範囲はその時計に100m(10気圧)以上の防水が保証されている必要があります。それ以内の防水時計は水に濡らしてもいい程度ですが、水道水を勢いよく(特にリューズ周りに)かけると水が浸入する可能性があります。特に日常生活防水の時計は軽く水がかかる程度までです。また、100m以上の防水時計でも飛び込みや勢いのよい泳ぎ方をするとそれ以上の気圧が時計にかかってしまい水が浸入する恐れも充分考えられます。あと、これが大事なことですが防水は新品の状態での保証です。ご使用して頂いている間にパッキン(水が浸入しないようせき止めているゴム状のパーツ)が弱っていきます。しっかりした防水時計でも定期的なメンテナンスが必要です。またパッキンはゴム状のためお湯に長時間つけているとひからびてくる可能性も考えられます。お風呂等のお湯に長時間つかる所では使用しないで頂くようお願いいたします。
時計が汚れたときはどうすればいいですか?
基本的に防水時計であれば水につけても大丈夫なのですが、万一を考え日常生活防水程度の時計はブレスレットのみを洗うようにしてください。ダイバー時計であっても水圧をあまりかけすぎたりすると水が入る恐れもあります。各防水性に関しては前出の【Q.防水時計は泳いでも大丈夫?】を見ていただければ詳しく紹介していますのでよくお読みください。洗い方は、まずリューズがしっかりしまっていることをご確認ください。洗剤はハンドソープを使い、使い古しの歯ブラシ(柔らかいブラシ)等で隙間の目に添うように洗っていただければきれいになります。水道水は細くながす程度で行ってください。ただし、金やプラチナ等はステンレスより柔らかい物質なのでキズが大変つきやすいので特に気をつけていただかないと無数のキズがついてしまいます。また、以上はお使いの時計の諸条件により変わってきます。自己責任で行うようお願いいたします。
スポーツモデルはスポーツに適している?
スポーツモデルはいろいろ有りますが、ダイバーモデルと時間を計測するクロノグラフが代表例です。ダイバー時計はダイビングをしても大丈夫です。しかしながらダイバーとウォータースポーツでは時計にかかる負担は違います。例えばダイビングは水に入るとその圧力と抵抗が人間にもかかるため、地上のような動きができません。時計には、実際に潜っている以上の水圧があまりかかりません。動きも激しく動けない分、時計に負担は想像以上にかかりません。が、激しく泳いだり飛び込むようなことをすると時計には異常なほどの水圧がかかります。また、水面に叩き付けられるという衝撃も加わります。水が浸入する可能性もあれば衝撃による故障も充分考えられます。(どちらかというと衝撃による故障の方が可能性は高いと思われます)クロノグラフの件ですが、モータースポーツ等の【計測】を前提に作られています。特に衝撃に強く作られているモデルでは有りません。激しい運動では外して頂くのが賢明かと思われます。バットを全力でスイングすると床に落とすくらいの衝撃がかかるといわれています。また、ブランドによりスポーツモデルでも日常生活防水程度の時計も存在します。スポーツモデル=ハードな使用に耐えうる時計ではありません。