はい、今回も恒例のワイナリー訪問へ行ってまいります。
行き先はアメリカのオレゴン州&ワシントン州。

でもいつもとはちょっと違う、スペシャルなのです(^◇^)

オレゴン・ワシントンワインフェア2013
小売部門1位をいただいたんです!



そんなわけで、もっともっとワシントン&オレゴンワインに詳しくなるべく、ハダノリはまたまた旅立ちました。
もちろんその間ブログはリアルタイムに更新!たくさんの生産者さんと会って、たくさんのことを吸収してきました!



ワシ等の日々

ちなみに以前 のワイナリーレポートはこちらから≫

7.10(web) ポートランド到着ワイナリー訪問開始
ソーコルブロッサーにてヴィンヤード&ワイナリー見学、ディナー
7.11(thu)
ケン・ライト・セラーズにてヴィンヤード&ワイナリー見学、ランチ
トリイモアにてヴィンヤード&ワイナリー見学、ディナー
7.12(fri)
ドメーヌセリーヌにてヴィンヤード&ワイナリー見学、ランチ
キング・エステートワイナリー見学、ディナー
7.13(sat)
キング・エステートヴィンヤード見学、ランチ
シアトルへ〜
7.14(sun)
現地自由行動(予定)
7.15(mon)
デリルセラーズ訪問&テイスティング
スノークォルミーにてランチ
ロングシャドウズ所有のThe Benched Vineyard見学
7.16(tue)
ロングシャドウズワイナリー見学、ランチ
ウッドワードキャニオンヴィンヤード&ワイナリー見学、ディナー
7.17(wed)
レオネッティセラーズヴィンヤード&ワイナリー見学
ウォーターブルックワイナリーヴィンヤード&ワイナリー見学、ランチ
ダンハムセラーズワイナリー見学、ディナー
7.18(thu)
レコール41所有のSeven Hills Vineyards見学
レコール41ワイナリー見学&ランチ
Kヴィントナーズワイナリー訪問、夕食&パーティ
7.19(fri) ポートランド発
7.20(sat) 帰国

ワシントン訪問MAP
※楽天のシステム上、Google mapを表示させることができません。
本店サイトでGoogle mapにて詳しく見ていただくことができますm(。−_−。)m

今回の訪問ワイナリーはこちら

8/25 いざワシントン!
7/10の画像
新店舗「ワッシーズ中之島店」オープンなど毎日仕事に追われ、昨日も結局日付が変わる前には帰れず、パッキング断念して寝てしまいました…>_<…

さて、朝5時に起きで、どうにかパッキングも終了。

成田空港で他のソムリエさんショップさん、そしてインポーターのオルカインターナショナルさんと合流。 今回はショップ&ソムリエさんは7人の小さめグループです。知った顔もあるので、安心だねー。

離陸まで時間があるので自由時間はやっぱりこれ!



飛行機でしばしの移動ののち、やっと着きました!ポートランド空港。
まずはドメーヌセリーヌのゲストハウスに向かいます。でも今日の訪問はドメーヌセリーヌではなくソーコルブロッサー

暑い!けど気持ち良い!!

ソーコルブロッサーで聞いた畑での問題は、ホリネズミが根っこを食べ、ブドウを荒らすこと。そこで、野生のフクロウの巣をつくり、ホリネズミを追い出すんだそうです。
このフクロウも守らないといけない生物なので一石二鳥! 国から補助金も出るんだってー。

7月1日に出来たばかりのテイスティングルームで、テイスティング

2010年のデリニアは、樽も使ってるそうです。スムーズで心地よい。 これコストパフォーマンスよいわー。

2010ダンディーヒル 火山性土壌のエステートのそれぞれの畑のブレンド。15%は、近隣のダンディーヒルズのオーガニックの畑。 スパイスをデリニアより多く感じ、ながーいフィニッシュが大きな違い。

2010エステートキュヴェ 樹齢は7年のくらい。植え替えをしてるから若い。オークのまろやかさを感じる。熟成すると溶け込んでより美味しくなる(^_-)

2010ビックツリー シングルブロック もっとも力強さを感じます。むかし大きなメープルツリーが立っていたので。でも、大きくなりすぎてブドウに影響を、与えすぎたので切っちゃったそう。
7/11 オレゴンにて不思議体験!
7/11の画像
オレゴン2日目。 ゆっくり寝ることできたけど結局朝の4時に起きちゃった、、、年々時差ぼけがひどくなっていく悲しい現実だわーー。

今日は、朝はケンライトセラーズへ。ケンライトではワイナリーについてすぐに、畑に移動。畑の中でケンライトさんから土壌やこの辺りのテロワールについて講義を受けました!

この辺りはにはむかし250mの厚さの溶岩が堆積していたんですって。そして土壌の話、微生物の話などの話がつづきます。

ケンさんは、いろいろ質問しても本当に丁寧に答えてくれました。
私はどうしても畑の質問しがちなのですが、、、土中の微生物を増やすためには、土に細く深いライン上の穴を掘って酸素を送ったり、窒素とか、フィッシュオイルとか、肥料を微生物をのためにいれるのですが、、、面白かったのは、最終的にほんとうに微生物の状態がわるくなったら、コーラをまくんですって!!なんだそれーーーー!


午後からの訪問ワイナリー、トリイモアではでめっちゃスペシャルな経験!!ワインメーカーのジャック・タルディさんが、いつもしている事と同じワインのブレンドを体験。

同じ2012年のワインで畑や樽の使い方の違うものを自分自身でブレンドします。おもしろーーーい!!!ちょっとの違いで味が全然ちがうし、しかも予想全然違う味になる。計算が結構難しい。

で、できたーーーーー!!
ハダノリスペシャル トリイモアワイン。

そのあとは、バレルテイスティング。みんな2012年は素晴らしいとしというけれど、ジャックさんにとっては普通に良い年。 エレガントなワインを好む彼にとっては良い天気はあまり関係ないんだねーー。
こういうの大事。good vinetageはみんな同じじゃない。

ここ、トリイモアでは不思議な体験をしました。トリイモアについてすぐ、 初対面のマーケティング担当のモニークに話しかけられた。

モニーク: ノリコ、、、あなた前にここにきたことある??
ハダ:へ?うーーん、私たち初めて来たし、、、あなた、他のワイナリーで働いたことある?
モニーク:ない、、、けど、おんなじような髪型で、おんなじようなファッションでそっくりな顔の子に会ったことあるのよーーー

・・・むぅーーー。 私のしらない双子がいるのかもね。
で、ディナーになりトリイモアのオーナー夫人 マジーさんにも会ってすぐ、、 ”あら、あなた去年も来たわよね ” うっそーーーーーん。 そうなのか。そんな似た人がいたのか。 あってみたいわぁ。
7/12 美味しいワインと新しいテクニックに興奮!
7/12の画像
今日の訪問はドメーヌセリーヌから。じつはこの2日間、ドメーヌセリーヌのゲストハウスに泊まってましたが、ワイナリー訪問は今日がはじめて。

ワインメーカーのエリックさんが説明してくれます。コートスッドの畑には、まだ自根のぶどうが30〜40%ある古い畑。ここの台木はリパリア種を使っています、リパリアだと他よりも1〜2週間早く成熟するそう。

ゴールドイーグルの畑ではバワフルで骨格のあるぶどうが出来ますが、斜面の下にあるグレースの畑は、ずっとソフトでスムース。こんなに近いのにキャラクターがぜーんぜん違うのね〜。

しかも、それぞれのサイドを別々に収穫するんだってー。 フレーバーも全然ちがうそうです(^o^)/

ドメーヌセリーヌは、お互いの畑やが近いにも関わらず、小さな区画それぞれキャラクターが違うのでワインメーカーとしてはワイン作りが、楽しいってエリックさんがおっしゃってました^^

そしてついに!ドメーヌセリーヌ内部に。ずーっと、泊まっているゲストハウスから見ていたワイナリー。中は完全にグラヴィテイフローを使った、超贅沢ワイナリー。

どこをみても、 はぁ^ ^ と、ため息つくような素晴らしく機能的な、ワイナリーでテイスティング!

1. 11Evenstad reserve Chardonnay
100% ディジョンクローン。この2月に瓶詰めされたばかりの若いワインです。今でも楽しめるけど、やはり熟成させた方が美味しいかなーー。 香りはやわらかく、樽の甘さを感じるけれど、飲んでみるとかなりの酸がありすっきりとした後味です。 この酸味は2011の冷涼な特徴を良く出してます。ストーンフルーツや白い花、ミネラルがはっきり。 ワインメーカーさんとしては5年後どうなっているかを楽しみにしているんだそう。

2. 10 Re'colte (フランス語で収穫の意味)
もっともパワフルで表現豊かな白。超限定生産で白ヴァージョンのモノグラム。最高品質のシャルドネをブレンド、1樽くらいしか作ってないってーーー! めっちゃふくよかなのに、酸があり、素晴らしいバランスです。これ酸がなかったらおっそろしく強いんじゃないかと思います。【バランス!】です。 ショウガの飴みたいなスパイシーな感じがあります。きっとながーーく熟成するシャルドネ。

3. 10 Coeur Blanc
(現在販売中のワインはヴィンテージ違いの2009年
ピノノワールから作った白ワイン!(大好き)
ワインメーカーがじっくりとクールブランに適したぶどうを選ぶそうです。完熟し一つの房が均等に適したぶどうをえらびます。 慎重に慎重によーく確認しながらタンニンや色が出過ぎないようにプレスします。 すっきりとしているけど、ながーーいフィニッシュがあるので飲んだあと、すごく食欲がでるわぁ。 美味しーーーー(^-^)


4. 10 Yamhill cuvee PN
(こちらも販売中なのはヴィンテージ違いの2009年
フルーツの美味しさが前面にでた皆に好かれるタイプのピノノワール。 50%新樽を使ってます。 黒いさくらんぼやプラムのフレーバーが心地よい。

5.10Evenstad reserve PN
2008年ヴィンテージ販売中)
黒いフルーツといっしょに、ラベンダーのやさしい香りとタールの焦げたアロマなど複雑味さが素晴らしい。 タンニンもスムーズ。まだまだ熟成したら、もっともーーっとスムーズになめらかになると思います。 09のevenstadは作られていないと、言う事からもわかるように、ものすごーーく丁寧にいいものだけしかこのevenstadにはなりません! ちなみに、ヤムヒルもエヴェンスタッドも新樽は50%なのに、エヴェンスタッドの方が樽が少ない気がする、、 ぶどうの複雑味がエヴェンスタッドの方が強いので樽を感じにくいのだそう。


6. 08 Monogram
オーナーのケンさんのキャラクターが最もよく現れたスペシャルキュヴ。 その年のもっともよい樽:もっともよいぶどうの区画からワインを作ります。毎年その区画は変わります。でもなんとなーーく大体同じような場所かな〜っってワインメーカーさんはおっしゃってました。2008年はマークブラッドがメイン。 他とは完全にちがう・・・ チョコレートタバコ、ドライフルーツ、力強いです。 もちろん、間違いなく15年は熟成しますね。 で、もちろん09年は作っていません。

とりあえず、どれもファンタスティックですー。


7/12の画像 さて、お次のワイナリーキングエステートまでバスで移動(^o^)/
ずーっと、南へ下ります。
(バスの中で書いた、ワインメーカーさんたちとのこぼれ話は長くなるのでブログにて

キングエステートについたらさっそくワイナリーツアーです。

ワインメーカーのベンさんはキングエステートの前はニュージーランドの ホワイトヘヴン!(また、nz!!)で働いていたそうです。その前はなんとインド!!ワインメーカーになって4年目でキングエステートのヘッドワインメーカー。そりゃ、皆に天才っていわれるよ。

このツアーの中でもっとも面白かったワイナリーツアーの1つ!ピノグリの発酵中のテクニックを見学。

発酵中にタンクを3回も移動させるそうです。それはなぜかと言うと、、、、最後の新鮮な澱(おり)をバトナージュするため。
移動させるたびに上の綺麗なジュースだけをとって、また新しく発酵させてオリを沈めます。
え? 3回もーーーー。めんどくさーーーい(>人<;)

詳しく説明すると 通常ワインは発酵が始まると数日間温度や糖度を見ながら同じタンクで慎重に発酵が終わるのを待ちます。

でもここはもっと慎重にワインをみて、発酵温度を3段階にわけその都度、他のタンクに移動させるのです。
通常より3倍以上めんどくさい!!

そんな事をする理由ははじめに発酵した後にでるオリより3回めの方が軽く新鮮でよい要素が現れ、ワインに複雑味が出るからだそうです。ハダノリ興奮ですっ!


そしてもう一つ!これっ↓ 酒石を電子で取り除く機械

えーーーーっっ! マシンで酒石を取り除くのーーー?
マイナスイオンとプラスイオンで引きつけてカリウムを取り除く。

マイナスまで下げないので、冷却による酸化を防ぐのと共に『酒石酸』ではなく酒石酸の元になる” カリウム”のみを取り除くことができるのです。

すごい、すごい!


キングエステートでのディナー、素晴らしいワインリストでした。2004年と2012年のピノグリの飲み比べ!熟成したピノグリめっちゃ美味しー。2011と2012のピノノワール比較。 幸せです〜。
7/13 オレゴンでまさかの発症!?
7/10の画像
今日はキングエステートの畑見学から始まります。 ヴィンヤードマネージャーのMeliton さんが土曜日なのに、わざわざ来てくださいました。 笑顔がめーーーっちゃチャーミング

まずは接木の実演です。キングエステートは、全てがオーガニックで余計なものを入れたくないので、台木も接木も全てが自分たちで作ります。接木は元々自分たちの畑の為だったけど、他の畑に販売もしてるんだそうです。すご〜い。

そして、畑に移動。ここは、台木用の畑。樹齢14年のブドウたちはとても健康で青々としています。

そして、、、ここで恐ろしい事が、、、 昨日ここに到着した時からなんとなく気がついていましたが、畑のこと懐かしい香り、乾燥した雑草の香り



か、花粉症 発症!!!
そうなんです。日本では、花粉症にはならないけれど私はニュージーランドの畑で初夏から花粉症に、かかってたのです。

私の場合は花粉ではなく、 乾燥した草!! 特にオーガニックの畑が、除草剤を、撒かず草刈り機で刈った後に発症するのですー。 くしゃみが止まらない、鼻が流れる。(T . T)


ヴィンヤードツアーの後は 標高400メーター、もっとも美しくヴィンヤードが見える場所でピクニックランチです。こーーーんなに、幸せなランチ食べたことないよーーー。
そして、なんといってもロゼがめっちゃ美味しいっ!!

ランチの後は またバスに乗り込みます。
ここでオレゴンとはさようなら(^O^)/

これから5時間、バスでワシントンのシアトルに向かいます。
オレゴン、ほんまによかった!絶対また来よう!!

7/14 1日フリーなので・・・

この日はシアトルでフリータイム!地元のマーケットをブラブラ。
7/14の画像
7/15 素晴らしいワイン、素晴らしいヴィンヤード!
7/15の画像
シアトルを出発しワイナリー訪問ワシントン編の始まりです。最初のワイナリーはデリルセラーズ。ワシントンのラフィットロートシルトとパーカーが、言ったワイナリーです。

朝の9時半、朝いちからいきなりテイスティング。

1.100パーセント ルーサンヌ
クリスピーです。 ルーサンヌをアロマティックワインといってるの聞いたことなかったけど、 凄く納得できます。
で、なんで、こんなにアロマティックなの?ワシントンだから?って質問したら

いや、ルーサンヌ自体がアロマティック品種なんだよー。 って、、、 m(__)m 勉強不足でした。

2.AIXエックス
カベルネシラーブレンド。 オーストラリアでよくあるブレンドですが、こちらはプロヴァンスのブレンド。オーストラリアより先にプロヴァンスがやっていたブレンドなんだってー。 またまた、勉強不足でしたm(__)m

このワインはレッドマウンテンの葡萄を使ってます。今、1番イケてるAVAですねー。 ものすごい、地価は上昇してると、去年聞きました。

デリルセラーズのワインの80パーセント以上はレッドマウンテンのぶとうを使っているそう。

3.D2 2010
(現在販売中のワインはヴィンテージ違いの2009年
メルロ、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、プティヴェルドーのブレンドです。 右岸、ポマールやサンテミリヨンのタイプ。 思った以上にフルーティがパワフルです。新樽10.パーセントだけど、それを感じさせない果実の強さが特徴的。

うん、朝イチ。しかも二日酔いの私にもとっても優しいワイン。
美味し〜。

4. ハリソンヒル 2010
ワシントンで2番目に高い樹齢のブドウを使用。
カベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン、プティヴェルド

ん、うまー(≧∇≦)

パーカーで97点だそうです。ヤキマのスナイプマウンテン、冷涼な、地域のぶどう。 果実味とタンニンと、なんと言っても酸味がめっちゃ美味しー!! ああ、ワシントンに入った気がするわあ〜(笑)

ちょっと面白い話。
ボルドーでブレンドを早めにする利点。
1.長くそれぞれのワインが一緒にいる為美しく滑らかに交わるコトが出来る。
2.パーカーは毎年3月に来るので、その採点に、間に合う。

ははは。 ホンマかな〜(^^)

5.シャリルエステート。
カベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン \(^o^)/ うまー
なんと、日本には2ケースしか入らないって。今までのもよかったけど、これは桁違いです。ダイナミックで、ありながら繊細。どれも、同じ作りなのにコレが飛び抜けてすごい!理由は完全に畑の違い。

6.グランドシエル カベルネソーヴィニヨン 2010
レッドマウンテンのシングルヴィンヤード。 正直言います! 若いです! 今、飲むには早すぎ〜。
今後めちゃめちゃ、良くなるんだと思う。楽しみねー。

7.シャルール ブラン2012
ソーヴィニヨンブランとセミヨンのボルドーブレンドです。(販売中のワインはヴィンテージ違いの2011年
果実の甘さや、ハーブのなかにムスクの香りもありました。ほんまに、、たくさんのレイヤーを持ってます。
7/15の画像ランチはシャトーサンミシェルの営業のトップのアルさんと共に。
なんと100ヶ国を担当。フライング営業マン!

ハンバーガーをオーダーしたみた!でかーーーーい!
でも美味しかった。

そして、レストランで見つけた!
ワッシーズがもらったのと同じ盾!

一緒だーーー。 これ世界中で同じの盾をいただくんですね。




7/15の画像
次はバスの4時間かけてロングシャドウズの畑。 『ザ ベンチズ』 に。
この畑知らないと思ったら、パシフィックリムのリースリングが植えてあったワルーラの中にあるのねーー。ワルーラは去年行った(^◇^)

ついてすぐ、まずはトイレ休憩とのことで、ヴィンヤードワーカーの皆さんの事務所に行ったのですが、、、 その周りが素晴らしい!
ハダノリのオタク心を鷲掴みにされました。

畑用のマシンや重機ががさーーーっつと並んでいるんです!カッコいーーーo(^▽^)o


1978年からぶどう栽培をしていBenさんが所有する広大な畑がワルーラヴィンヤードです。
以前はヤキマで栽培していたのですが、あまりに水を使う制限が強すぎる、、、

ワシントンでは水資源がとっても少ないので、水を使うには権利がいります。とくにヤキマの場合は、その年の降雨量により使用できる水が決まってくるので、新しい場所を探すことにしたんだそうです。

ちなみに、新しい土地を探す際の条件はたった2つ。
1・南向きの斜面でを持つこと。
2・目の前に水資源である川が広がること。

これに、ぴったりマッチしたのがこのワルーラでした。
ちなみにこの日、ここに辿りつくまで、大きい道路から延々じゃり道を走ってきました。 ほんまよくこんな場所をみつけたよねぇ。

344ヘクタールの畑の中に、80ヘクタールはブティックワイナリーにぶどうを売っています。 36のトップワイナリーと契約しています。

ロングシャドーからは

シークォルのシラーズ
ジョンデュヴァルとのコラボですので、シラーじゃなくシラーズを持ってきた!)

ポエッツリープのリースリング
ドイツ シュロスグッド ディールの アーミンディールさんのリースリング

フェザーのカベルネ
カリフォルニア ナパバレー ダンヴィンヤードのランディダンさんのカベルネ。


そして、クリセダクリークもこの畑からぶどうを買っています。
ほんますごい人たちのワインばっかり! 絶景の素晴らしさばかりに話がいくけどぶどうのポテンシャルもおそろしくよいって事ですよね。


7/16 ゴージャスワインとこだわりのワイン
7/16の画像
前日には畑に訪問した、ロングシャドウズですが、この日はワイナリーに訪問。去年も訪問したけど、その時はワインメーカーのジル ニコールさんに会えなかったのよぉ。

オーナーは、元シャトー サンミシェルCEOの アレンシュープさん。彼の夢をかなえた、世界の超一流ワインメーカーたちのコラボレーションがロングシャドウズ

このワイナリーは まだまだ若いワシントンワインを世界の著名人に試して作ってもらいたいと思って作られました。 それぞれのワインメーカーが目指すのは、どこかのコピーではなく、 誰にも作れないワシントンワイン。

国の違う7人のワインメーカー。 それぞれの国で、いえ世界で成功を治めた出身地の違うワインメーカーたちがワシントンのテロワールを利用するとどうなるのか???

聞いてるだけでワクワクするよぉーー。

ワイナリーに到着すると、いきなりワインメーカーのジルさんがお出迎え\(^o^)/ ジルさんは以前、ウッドワードキャニオンでワインメーカーをしていたフランス人醸造家さんで、彼がアレンシュープさんの夢を現実にしています。

例えばドイツ ナーエのアーミンディールがプロデュースするのは
ボエッツ リーフ リースリング。 面白いのは、このワインは3つの畑のブレンドなんです。

ひとつはドイツから持ってきたクローン。(←昨日 ザ ベンチーズでみた!) もうひとつはワシントンでは最も古い畑のひとつ1972年の古いぶどうfromパスコ。 そして、冷涼なヤコマの酸のたかいリースリングをつかってこのワインは作れています。

まさに、ワシントンとドイツの融合。どちらでもないオリジナルのワインです。 これをなんと、 7人家醸造かと一緒にやってしまう! すごーーーーーい。

7/16の画像ラボに行ってわかったこと。ロングシャドウズのすごさは、各ワインメーカーの望み通りの醸造機器も揃えている事。

これは、ジョンデュヴァルがオーダーしたシラーズの為だけのプレス!

※ とはいえ、使って見たら素晴らしかったので今は他にも使っているそうです。
そして、ミシェルロランのための木の大樽。

セラーなんて見てるだけわくわくしちゃう。すごい、ワイン達が一同に同じセラーにあるっ!

ワインショップや、畑では時々 『すごーーーい、こんなん一度に見れることってなかなかないわーー』と思うことがあるけど、
ワイナリーのセラー、今作っている最中のワインで同じような経験をすることって絶対ないです。

で、ジルさんにまたまた素朴な疑問なげてみた。

一番はじめにオーナーのアレンさんから、このオファーもらったとき どう思った?だって、その頃(今もだけど)世界のワインメーカーとコラボして、ワインを作ってる人なんていなかったでしょ、ものすごいプレッシャーでしょ。
→ 話をもらった時にはもうミシェルロランが参加する事は決まってたから、彼と仕事をできる事に喜びを感じたよ。
こんなチャンス逃したら、絶対に次はないと思ったよ。


『怖くなかった?』
→そんな事 考えてられなかった、誰がやっても難しい事だし、僕がやりたかった!

まえむきーーーーー♪♪
ちなみに、もう一つ。

『世界のワインメーカとの意思疎通って難しいよね。ただ話せばいいわけじゃないし、言葉にできない彼らの好みを知らないといけない。どうやって彼らと心を通じ合わせたの?』
→ もう10年やってるからね、こんだけやってたら、それぞれの考えは手に取るようにわかるよ。

『てことは、はじめは大変だった? そんなんじゃ、あかーーん!とか言われた?』
→ もちろん。最初は大変だったよ。でも、ここはワシントンなんだよ。どんなにワインメーカーが外からいってもワシントンにはワシントンの味しか出せない。それも強みだったね。

へーーーーーー。かっこいいいいいいいーーーー。


7/15の画像 続いて訪れたのがウッドワードキャニオン!

そして、誰もが一度あったら忘れない・・・・ 年齢不詳しゃべりだしたら止まらない (≧∇≦) それがオーナーのリックスモールさんです。

この畑の標高は275メーター、丘の下の標高の低い場所では、寒すぎてぶどうが育たないそうです。 なぜか?冷気が来たときに、霧や雲が発生してその流れを止める事が出来るからなんです。

だから標高が高い方があつい! 自然って色々不思議でスーーー。

この日はホンマにあつかった!! 天気予報では37度になると言ってました。数週間前には41度くらいまで上がったそうです。 この辺りはもちろん、全て灌漑してます。

↑ この岩、洪水で流されてきました。 この大きさが?!!! この辺りでは、ありえない岩質なんです 良ーく見ると、上1/3の色が違うでしょ。 上の方が土の上にあった証拠。

彼の信じる ヴィンヤードで 最も大事な事は 環境、人、経済。もしも、とても暑いなら無理に働く必要はないし、一日8時間と決めてある訳ではなく 働き手の体調によって働いてほしいと考えています。

リックさんがずーーっと言ってました。 うちは『オールモスト(ほぼ)オーガニックだ』 それって、オーガニックを目指しているけど、いざという時には 化学品使う事だよね。 と聞いてたら『その通り! オーガニックやバイオダイナミックは素晴らしいし認証をとろうと思ったら 出来ない事ではないが、、、、 あまりにルールが多すぎるし、きつすぎる。 もしも、畑に、うどん粉病が流行ったらしたら、リーフポッパーが大発生したら、、、 薬をまくよ。 』って。

うん。 そうすべきだと思います。 私がオーガニックヴィンヤードで働いてる時なんどそう願ったか・・・

そしてテイスティング。 ここのワインに、共通して言えるのは酸が高い!そしてフィニッシュに苦みが残る。

赤ワインはタンニンが多いです。 フランス人はこのタンニンを嫌うんだそう。 でも、めちゃめちゃ滑らかベビーパウダーのようなタンニン。

このタンニンのおかげで、いつまでたっても熟成しない? ピークを超えないワインと言われています。 特にメルローね。

ドライリースリングが抜群によかった!! これ、生産量わずかに191ケース。購入できるのはワイナリーか 日本だけ、ほかのどの国でも購入不可能なんだそう。

もうすぐ、日本に向けて出荷との事で、たのしみーーー♪

そしてなんとイタリアから取り寄せたピザ釜がお庭に。
昨日の朝から釜を暖めていてくれた。

いろんな人から、聞いた!あそこのピザは絶品よーーー。
めっちゃ美味しいからね♪

しかも、トッピングの野菜は全部 ワイナリーの庭で栽培されたオーガニックの物。
おいしーーーーーー!!

今まで食べてきたピザのなかでも1番美味しかったかもしれない!! 満足です。

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