口腔内悪性黒色腫という厄介な癌にかかってしまったばっちゃん。　
おかしいなと思ったのは１０月の初めでした。歯磨きのときの歯茎から
の出血が始まりでした。
もっと以前から病魔はばっちゃんを蝕んでいたのだと思いますが。。。
11月３日に悪性の癌と診断が下ってからは　あっという間の2ヶ月でした。
そのときにはすでに上あごまで転移しており　手術は不可能な状態でした。

口の中に出来た癌は　見る間に大きくなりばっちゃんの可愛いほっぺた
を膨らましてきました。
と同時に食が細くなり　最後は水しか飲まず。
レスキューしたときから歯の状態は悪く　可愛そうでしたが　来るべき
ときが来たか。。という気持ちでした。

けなげな　ばっちゃんは、本当に手のかからない子でいくら口の中が気
持ち悪くても　じっと我慢をしていました。

何も私達を困らすことなく　最後まで可愛いばっちゃん姫でした。

ばっちゃんは　浜名湖が大好きでした。特に泳ぐ事が大好きで　１０月
には３回泳ぎました。その時はとても嬉しそうでした。

毎日の散歩も歩くのは遅かったですが　マイペースでした。
あまり食べなくなってからも　湖には行きたがるので　たまに連れだし
てはのんびりとしました。
先週の水曜日に　湖へ散歩に行ったのが自分で歩いて行った最後の日で
した。桟橋に横になりマッサージをしてあげると　太陽に顔を向けて　
気持ちよさそうに　いつまでも光を感じていました。
　
１２月２０日の月曜日が最後の湖でした。そんな予感がしたので特に
この日は連れ出しました。
もう階段の　登り降りは無理だったので　抱っこをしてプチピクニック
に行きました。。
貝殻を湖に投げると急に立ち上がり水に入ろうとしたので慌てて抱きし
めて止めました。
ばっちゃんは　いつまでものんびりしたいようでしたが　早めに切り上
げました。

最期の最期まで自分で立って歩いた　気丈なばっちゃん。
亡くなる４時間前の明方４時位には　力を振り絞って　自力で歩きまし
た。水を飲みに行こうとしていましたがたどり着いたときは意識が遠の
きそうでした。少し休んでから２回ほど水を飲みました。２回目は伏せ
をして　たっぷり飲みました。
ベッドを３回移動し、夜明け頃　私が抱っこをして　居間にあるお気に
入りのカウチに連れて行きました。

お別れの時はすぐにやってきました。　皆に囲まれ　私たちには苦しそ
うな顔一つせず　大きく息をして　そして眠るように穏やかに息を引き
取りました。
目は自分でとじたまま、お口も自分で閉じていました。
便は１５日以来しませんでした。そのまま何もしませんでした。
本当に親孝行です。
もう治らない病気になってしまった　ばっちゃんには、いかに苦しくな
く穏やかに最期を迎えてほしいというのが主治医の先生初め　私達の願
いでありました。

病気と戦っている間にいち早く　皆様にお知らせしなければいけなかっ
たのですが　私、宮崎は　仕事もせず　ほとんどばっちゃんに付きっ切
りでしたのでお知らせするのが遅くなってしまいましたが、何卒ご容赦
くださいませ。

本当に皆様ばっちゃんを応援してくださりありがとうございました。
ばっちゃんはこの世には居なくなってしまいましたが　彼女の精神を受
け継いで　世の中の不幸な動物達を少しずつではありますが幸せにして
いきたいと思います。ばっちゃんも天国で見守ってくれていると思います。

今日はあまり時間がないので　又、次回　ばっちゃんの近況で詳しくお
伝えしたいと思います。

取り急ぎご報告まで。

ばっちゃんに　メッセージをくれた方がいらっしゃいます。
★天使の子　天にかえる
まったくそのとうりだと思います。
神様が６年間だけ　くださったばっちゃんとの生活。
その前の辛かった繁殖所での悪夢のような出来事を忘れてくれたかのように
たくさんの愛を私たちに　振りまいてくれた
ばっちゃん。
神様が　そろそろ戻って来なさいと言ったのでしょうか　サンタさんとマリ
ンジェットに乗って　天国のお友達とクリスマスパーティをしに行ってしま
いました。

ばっちゃんの居ないこの世のクリスマスは　寂しいよ。。。。

ばっちゃん　幸せをありがとう！
そして　この世では　大変お疲れ様でした。
天国で　ラリー、ノア、たくさんの仲間たちと楽しく遊んでください。
たくさんご飯食べてください。