ウッドデッキ基礎 THILFE(シルフ) シングル工法の仕様&詳細

THILFE シングル工法の仕様&詳細

DIYからプロ施工まで対応!シルフの根太シングル工法 THILFE シングル工法の仕様&詳細

THILFE(シルフ)は、従来の鋼製部材を使用する基礎に比べて軽量&シンプルに設計されたウッドデッキ基礎システムです。ここでは、THILFEシングル工法の仕様・施工のポイント・材料選びについて詳しく紹介しています。

ウッドデッキ基礎システムTHILFE(シルフ)シングル工法の概要

THILFE シングル工法の基本構造

簡単に組める「仕組み」

THILFE(シルフ)は、束+根太受け+アルミレール根太+その他部品で構成されたウッドデッキの基礎システムで、軽量&丈夫なアルミ材と樹脂材でできており、簡単に組むことができるため工期の短縮が可能です。THILFEシングル工法は、束の上に根太のみで下地をつくるシンプル構造で、幕板の取り付けはクロス工法よりも簡単な仕様になっています。

  • シンプル構造
  • ウッドデッキの基礎システム
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THILFE シングル工法

組立・設置イメージをCG動画で確認!

THILFE シングル工法各構成部材の仕様・施工詳細

束材&根太受けパーツ

  • 束部材の構造と特長
  • 束部材の構造と特長

    THILFEの「束」は主に、束ベース+伸長パーツ+束ヘッドの3つの部材で構成され、ねじ込みながら組み立てます。固定リングを締めることで、しっかり高さを決めることができます。束の高さは、26mmから最大740mmで対応しています。(※高さバリエーションによってパーツのサイズ・数量が異なります。) 組み立てた束の上に、根太受けパーツ(別売)を取り付けてアルミ根太をはめ込んでいきます。

【規格・寸法】

  • 束ベース
  • 束ヘッド
  • 伸長パーツ

材質:ポリプロピレン樹脂(PP)
カラー:ブラック

束サイズ全12種類 組み合わせ一覧

※束の高さ範囲によって、
1つの束材に必要なパーツセットが選べます。
※束セットに根太受けパーツは含まれません。

束の高さ

※H26-40mm/H39-65mm/H60-87mmはセット販売のみ。固定リングはありません。

束の関連部材

  • 根太受けパーツ ダブル 使用例
  • 根太受けパーツ ダブル 使用例

    デッキ材の継ぎ目が、束と根太の位置になる場合、デッキ材を固定する箇所が2ヶ所あり、根太レールが2本必要になるため、束の上に根太受けパーツのダブルサイズを使用します。(※シングル工法の場合)
    ※根太受けダブルは仕様変更により形状が変更されています。

アルミレール根太材&根太コネクタ

  • アルミ根太の構造と特長
  • アルミ根太の構造と特長

    THILFEの「根太」はアルミ材の中空構造で、長さは300mmから1800mmまで全6サイズ展開です。
    別売の「根太コネクタ」を端にはめ込み、連結が可能。
    重歩行を要する商業施設や広範囲に施工する場合は、1800mmと300mmの根太を組み合わせるなど、施工場所や根太ピッチに合わせてサイズが選べます。(現場カットも可能)

【規格・寸法】

  • コネクタ部品
  • シングル工法の場合、根太材同士の連結には、別売の根太コネクタが必要です。コネクタ部品をアルミ根太の両端に取り付けて連結してください。

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根太コネクタは外れやすくなっています
  • 大引き・根太の固定
  • 短いアルミ根太にはめ込んだ根太コネクタは、構造上の都合上、緩みやすく(外れやすく)なっています。 大きいサイズのウッドデッキや、広範囲への施工の場合は、根太コネクタを奥まではめ込んだ後、アルミ根太の両端をドリルビスで固定することをおすすめします。

その他部材

THILFE専用の固定クリップは、デッキの端部(床板の張り始めと張り終わり)を固定するスタートクリップと、床板同士のスリットに挟んで根太に間接留めができる固定クリップがあります。

  • 根太ジョイント部品
  • 根太ジョイント部品

    根太同士のジョイント部分に使用することで、継ぎ目の位置にもビス固定が可能になります。
    材質:アルミ
    ※根太のジョイント位置は必ず束の上部中央になるよう設けてください。

  • 幕板取付用コネクタ
  • 幕板取付用コネクタ

    別途用意したアルミ根太に、根太基礎のレールにはめ込んで幕板の下地をつくるための部品です(付属のドリルビスで取り付けます)。
    材質:アルミ(ステンレスドリルビス3本付属)

【取付方法】

  • 幕板取付用コネクタ
  • 根太のレールに引っ掛けてはめ込む
  • ドリルビスで固定

(1)上下の向きを確認し、幕板下地用に別途用意した根太の上端から10mm以内の位置に取り付けてください。
(2)根太のレールに引っ掛けてはめ込みます。コネクタを取り付けた根太の面から、幕板を張る根太の面までは60mmになります。
(3)幕板は必ず下穴をあけてから、取り付けた下地用根太にドリルビスで固定します。

専用固定クリップセット

THILFE専用の固定クリップは、デッキの端部(床板の張り始めと張り終わり)を固定するスタートクリップと、床板同士のスリットに挟んで根太に間接留めができる固定クリップがあります。

  • THILFEシングル工法スタートクリップセット
  • THILFEシングル工法スタートクリップセット

    ウッドデッキ床板(RESIN WOOD)の張り始めと張り終わりを根太に固定するためのシングル工法専用金具とビスのセットです。

    【セット内容】
    ・シングル工法用 スタートクリップ ×10個
    ・スタートクリップ用ドリルビス(シルバー)×10本

  • アルミ根太用固定クリップセット
  • アルミ根太用固定クリップセット

    ウッドデッキ床板(RESIN WOOD)をTHILFEアルミ根太レールに固定するための専用固定クリップとドリルビスのセット。

    【セット内容】
    ・クリップA ×20個
    ・クリップB ×5個
    ・アルミ用トルクスドリルビス(黒)×30本
    ・専用トルクスビット ×1本

THILFEシングル工法の施工要領

  • 束を設置

    組み立てた束を設置する。
    束ピッチ800mm以内 / 根太ピッチ450mm以内
    ※根太ピッチはRESIN WOODデッキ材を使用する場合。
    ※但し、商業施設など重歩行場所の場合は、根太ピッチを300mmで設置してください。

  • 根太を固定

    束の上に根太受けパーツを取り付けて、そこへ根太をはめ込んで固定していく。

  • 根太同士を固定

    コネクタ部品を根太の端に取り付け、根太のレールにはめ込み、90°回転させて根太同士を固定して繋げる。

  • 根太の上にデッキ材を固定

    根太の上にデッキ材を固定する。
    ※RESIN WOODのデッキ材で施工する場合、別売のアルミ根太用固定クリップを使用してください。

THILFEの耐荷重について

THILFEの束について、耐荷重の試験を行っており、
一般的な使用環境で想定される荷重をクリアしています。

標準荷重と最大荷重
THILFEに最適な人工木材 RESIN WOOD
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