tatara

木に染み込みガラスになって固まる塗料

木材の内部を塗装するtatara撥水シリーズ

木に染み込みガラスになって固まる塗料

ニスなどのように表面塗膜を作るのではなく、
木材の内部を塗装する塗料です。
浸透系木部塗料では他にオイルなどがありますが、
固化成分がガラス(セラミック)であることで、
耐久性、メンテナンス性ともに優れた塗料です。

特長
特長1 水が染み込まなくなる
特長2 木の肌触りはそのままに 特長3 安心の素材
特長4 塗装に技術不要
特長5 すべての無塗装木材に塗装可能

ステインや柿渋で着色したもの、焼杉など、
水分を吸い込む状態の木材であれば
全て塗装可能です。

- 施工事例 -

水回りの木材保護に

水回りの木材保護に

洗面所やキッチン回りの木材は日常生活でもよく水に塗れるところ。何も塗装していない状態では、水分が染み込み、木材の痛み、カビの発生が起こります。撥水性を持たせることで、これらの現象を防ぐことができます。

【施工方法】撥水セラミック マルチ/3回塗装

屋外の木材保護に

屋外の木材保護に

屋外の木部は雨や日光にさらされ、色の変化や腐り、カビの発生などが起こります。ヤケ止めタイプを使用することで、日光による退色スピードを穏やかにする効果があります。

【施工方法】撥水セラミック ヤケ止め屋外用/3回塗装

※ヤケ止めタイプは、粒子状の紫外線吸収剤を含んでいるため、塗装後は木材そのものの色より少し違う色となります。また、その粒子によって、紫外線による木材の劣化を効果がありますが、木材が灰色の変化を抑える効果はありません。これは、主に酸化鉄(雨などにも少量含まれる)によって、木材に含まれる成分が酸化されることで変色するものです。撥水効果により、この変色のスピードは抑えることができます。

木工製品の工場や
いろいろな現場での採用

木工製品の工場やいろいろな現場での採用

tataraの塗料は木工製品を作る工場でも使用されています。木の質感を残した家具や造作物は多くのニーズがあり、オイル塗装よりも作業性がよく、より木材の質感を残すためtataraが採用されるケースがあります。また、神社の木製の門や橋、ホテルの日本料理店のカウンター、古民家改修などにも幅広く採用されています。

ラインナップ

ハイグレードタイプ(仕上げ材)

ハイグレードタイプ

撥水セラミックマルチは無機ウッドよりも浸透力が高く、より木材の奥まで浸透して木質をしっかりと保護します。階段、手すり、テーブル天面、洗面台、まな板、キッチンなど、使用頻度が高く木材が特に傷みやすい場所におすすめです。

撥水セラミック
マルチ

撥水セラミック マルチ

最もバランスのいい性能を持ったタイプ。

撥水セラミック
オイル

撥水セラミック オイル

仕上がり時にオイル塗装のようなしっとりしたツヤを与えます。

撥水セラミック
ヤケ止め屋内用

撥水セラミック ヤケ止め屋内用

室内の窓枠など、直射日光のあたる場所に推奨。

撥水セラミック
ヤケ止め屋外用

撥水セラミック ヤケ止め屋外用

屋外ドアや、特に雨風のあたる場所に推奨。

スタンダードタイプ(仕上げ材)

スタンダードタイプ

撥水無機ウッドは、床面等の広範囲に塗布する場合など、たくさんの量が必要なときに使いやすい価格設定になっています。基本のtataraの特長をしっかり持ち、壁全体、床全体などの広い面におすすめです。

撥水無機ウッド

撥水無機ウッド

最もコストを抑えたタイプで大きな面積に塗装する場合に最適。

撥水無機ウッド
ヤケ止め屋内用

撥水無機ウッド ヤケ止め屋内用

仕上がり時にオイル塗装のようなしっとりしたツヤを与えます。

撥水無機ウッド
ヤケ止め屋外用

撥水無機ウッド ヤケ止め屋外用

屋根面には不向き。屋外壁全般に使用。

下塗り材

下塗り材

水濡れによる輪染みやアク汚れを防ぐ、tatara専用下塗り材。テーブルやキッチンカウンターなどの下塗り材として塗布すると、きれいな状態をより長くキープできます。

輪じみ・
アク止め

輪じみ・アク止め

木材に含まれるアクを木材内部で固める、他のオイル塗装などにも有効。

撥水セラミック
HD

撥水セラミック HD

階段の角部など削れやすい部分をより強固にしたい場合に使用します。

メンテナンスについて

塗装した木材の状態で変わります。tataraは乾燥するとガラス質となり固まるため、そのものの劣化が起こりません。
塗装した木材は空気に触れる状態にあります。例えば、十分に乾燥していなかった木にtataraを塗装した場合、tatara塗装後に木から水分が蒸発し抜けていきます。その水分が存在していたところにすき間が出来ることで撥水性を失います。また、木材の種類によってもそのすき間の出来やすさなどは変わります。
一般的にきちんと製材された木材であれば、一日一回水拭きする広葉樹のテーブル天板でも1年間は再塗装不要です。メンテナンスは撥水性が落ち、雫を吸い込むようになったとき、上から重ね塗りをします。ムラになることはありません。

※メンテナンスの重ね塗りは、刷毛での塗装ではなく、塗料を含ませたウエスで薄く拭きこむときれいに仕上がります。tatara塗料が無い場合は、エゴマ油・アマニ油などの食用の乾性油でも代用可能です。
※tatara塗装済の木材テーブルの水拭きは、木目に沿って拭くと汚れが取れやすく、木目に直交する方向に拭くと木材の繊維が荒れて傷みやすくなります。

tataraの佐々木さん

RESTAがtataraと出会ったのは数年前のこと。代表である佐々木さんに、tataraの開発経緯やその商品の特性などを詳しく教えていただきました。
それからRESTAのスタジオで施工方法の撮影にも立ち会っていただいただいたり、いろいろ打ち合わせをしている中で「tataraという塗料と本当に真剣に向き合っている人」だと感動しました。

tataraの佐々木さん

大阪の枚方市にあるlab。古民家を丸ごと実験場として使用しています。RESTAスタッフがここに訪れた日も、「窓枠を新しい杉材で作り、柿渋で着色後、屋外用のtataraで経年劣化を確認する」ための実験を行っていました。
古民家の中は、階段、洗面所、調理場など、多くのtatara塗装の実験がされており、全て佐々木さんが経年や使用による劣化がない事を自ら確認できる素晴らしい実験場となっていました。
大手塗料メーカーでも、ここまでリアルな生活視点での実験は行っていません。
改めてtatara塗料に対する愛情を感じ取れた日でした。

よくある質問

耐熱性はありますか?

あります。一般的にウレタンニスなどを木質テーブルに塗装したものは、熱い鍋などを置くと白く濁る現象が起こりますが、tatara塗料自体が陶器と同じセラミック質であるため、全く影響がありません。また、木材自体に難燃性の効果を与えることが出来ます。
ただし、あまりにも高温のものと一定時間接すると、木材自体が炭化します。

塗装済みの木材には塗装できますか?

基本的にはできません。ただし、着色剤であるステインだけを塗装した木材であればtataraシリーズを塗装することが出来ます。また、ミツロウやオイルなどの浸透系塗料であれば、その上からtataraを上塗りすることで、より撥水性を高めることができます。(全ての塗料との試験は行っていないため、必ず目立たない場所で試し塗りしてから本塗装してください。)