直置き溝配線タイプ、フクビOAフロアピット30Rパネルの施工方法を詳しく解説!OAフロアの施工方法
プロの現場でも多数の採用実績を誇るOAフロア(フリーアクセスフロア)。オフィスや店舗などで、パソコンや電話のケーブルが多くて床がスッキリしない時に大活躍!並べるだけの簡単施工で複雑な配線もすっきりと二重床が設置できます。OAフロアで快適なオフィス環境を整えましょう!今回は、薄型H30mmの置敷タイプを使ったオフィス床への施工方法を詳しく解説していきます。
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準備するもの
ノコギリ(※あれば電動丸ノコ)/カッター(大)/メジャー/定規/差し金/マーカーペン/軍手
使用する材料フクビ OAフロア ピット30Rパネル
フクビ OAフロア スローブベース
フクビ OAフロア ピット30R用 ボーダーパネル
フクビ OAフロア 補助脚(H=30用)
フクビ OAフロア アルミ見切材(H=30用)
パネル下床面敷き込み用緩衝材(下地シート)
※材料は必要に応じてご用意ください。
予め、床面の寸法を測って割り付けを決めておき、必要な数量の材料を準備しましょう!
※OAフロアの種類によって寸法、割り付け等の仕様は異なります。
(詳細は各商品ページでご確認ください)
OAフロアで二重床にDIYしていきます!
Step1 下地シートを敷く
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既存のタイルカーペットを剥がします。床の高さが変わるので、巾木も剥がして貼り替えます。
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不陸調整用の下地シート(緩衝材)を隙間なく敷きます。
※下地シートは、ずれないように接着剤や両面テープで固定しますが、今回はピールアップボンドの接着力が残っていたので、そのまま敷いて貼り付けました。
Step2 OAフロアパネルを敷く
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スロープ部分に印を付けて、スロープベースを配置します。
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続けてフロアベース(ピット30Rパネル)を置いていきます。
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OAフロアのサイズより小さくなる壁際などの部分は残しておきます。
次の列以降も同じように並べていき、部屋全体に敷いていきます。
Step3 残りの壁際部分をカットして納める
壁際の残りの寸法に合わせて、ボーダーパネルをカットしていきます。
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壁際の手前のパネルの上にぴったり合わせてカットするボーダーパネルを置き、その上にガイド用のボーダーパネルを壁際に付けて裏向きに置き、境目にカット線を引きます。
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残りの縦横寸法を測ります(差し金で線を引いてもOK)。
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線に沿ってカットします。ボーダーパネルは樹脂製なのでノコギリでカットが可能です。電動工具があれば作業がよりスピーディに行えます。
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必要な場合は、カットしたパネル端の裏に補助脚を取り付けて補強します。カットした面を壁側に向け、ボーダーパネルを納めます。
Step4 スロープまわりを施工する
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スロープの先端に沿うようにカッターを入れ、はみ出た余分な下地シートを切り離します。
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同時に、スロープ下の古い床材も取り除きます。
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スロープに隣接するパネル側面の寸法に合わせて、アルミ見切り材をカットします。
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カットした見切り材をパネル側面にはめ込みます。
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スロープ先端部分の穴の位置に合わせて、下地コンクリートに下穴を空けてから、コンクリートビスでスローブを固定します。
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先ほどはめ込んだアルミ見切り材をパネルにビスで固定して、スローブの設置完了です。
Step5 OAフロアに配線を通す
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OAフロアの施工が終わったら、配線を通していきます。仕上げの床材を貼る前に配線の位置を決めてOAフロアに通しておきましょう。
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壁際のコンセントの位置から配線を入れる場合は、位置を確認してマーカーでV字に印を入れ、印に沿ってノコギリでボーダーパネルを加工します。
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加工したパネルを壁際に戻して配線コードを通せば壁際もスッキリ納めることができます。OAフロアの配線用溝カバーを外し、配線を通していきます。
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カバーを戻し、上に出した配線は、仕上げ床材施工時にボンドが付くのを防ぐため、まとめて段ボール等の上に乗せて仮固定しておくと良いでしょう。
一般的な施工方法では、この上にピールアップボンドを塗り、
タイルカーペットやフロアタイル等を貼って仕上げます。
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貼って剥がせるピールアップボンドを使用することで、配線の変更やフロアタイルの補修等を簡単に行うことができます。
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仕上げの床材は、ピールアップボンド対応、帯電防止機能のあるものを施工してください。