取り付け位置はそこで大丈夫?窓まわり製品を取付けできる下地について
下地についてご存知ですか?購入したロールスクリーンやブラインド、カーテンレールなどの窓インテリアを自分で取り付ける前に、下地について知っておく必要があります。下地の基本知識や重要性などをご紹介します。
窓のインテリアは、以前はカーテンショップやインテリアショップでオーダーし、採寸から取り付け工事まで専門のスタッフが行うのが主流でした。
しかし最近では既成サイズのものはもちろん、窓にぴったりのサイズにオーダーができるネットショップでの取り扱いも増えてきましたね。
インテリアショップで依頼すると、採寸や工事の日程など合わせる必要があるので取り付けまでに思った以上に時間がかかってしまう場合もあるのに対し、自分の好きなタイミングで商品を選び、購入できるのはとても便利ですよね。
ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ブラインド、カーテンレールなどの窓インテリアは、簡単に取り付けが出来るためDIYに向いている商品であると言えます。
自分で購入し取り付ける一番のメリットは、打ち合わせ費や工賃などが発生しないことですよね。
しかし、下地について知らずに壁や天井に取り付けてしまうと落下してしまう恐れもあります。安心してお使いいただくために、下地のことを知っていきましょう!
下地について
「そもそも、下地ってなに?」と思う人も多いかと思います。
女性であれば下地と聞くとお化粧を最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
建築でいう下地とは、壁の強度を上げるため、石膏ボードやベニヤ板の裏で組まれている柱を指します。
木製の窓枠に取り付けるときは気にする必要はありませんが、壁や天井に取り付ける場合は下地にネジを刺して固定する必要があるのです。
「石膏ボードは丈夫そうだから、どこに付けてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、それはとても危険です。
石膏ボードの厚さは一般的に1.3センチ程度です。
一方ロールスクリーンやカーテンレール等の窓インテリアに付属するネジは2センチから3センチ程度です。
つまり下地のない場所にネジを取り付けると、ネジの半分の長さでしか固定されていないということになります。
これではネジが本来持っている力を発揮できず、固定ができたとしてもコードやカーテンを引いた弾みに落下することも起こりえます。
そういった事故を防ぐためには下地のある場所にネジを通し、ネジの力を最大限発揮させてあげることが重要なのです。
下地は壁の裏側にあるわけですから、当然壁の上から目視はできません。
ではどうやって探せばよいのでしょうか。ここでは最もお手軽で安価な針刺しタイプの下地探しでの探し方を紹介します。
まず、壁をノックし、音でおおよその位置を探します。コンッコンッと軽い音が響く場所は下地がある可能性は低いです。反対にゴンッゴンッと少し鈍い音がする場所があれば、そこに下地があります。
道具を使った下地探し
音が響かない場所を見つけたら次は道具の出番です。ペン状の筒の先に極細の針が付いた道具で、針を壁に刺した手ごたえで下地を探すというものです。
下地がある場合は針が最後まで刺さらず、途中で手ごたえを感じるはずです。
下地探しの道具はホームセンター等でも多数取り扱いがあります。窓インテリアを取り付ける際には是非お使いください。