フロアタイルをおしゃれに貼ろう フロアタイルをヘリンボーン柄に貼る方法
ジグザグと木目が並ぶようなヘリンボーン(ヘリンボン)柄をフロアタイルでもやってみましょう!斜めにフロアタイルを配置したり、カットも斜めにする必要がありますが、作業に慣れれば簡単にDIYでもヘリンボーン柄に貼ることができます!
ジグザグと木目が並んだヘリンボーン柄。もともとはフローリングの技法でした。
フローリングの場合は1枚ずつボンドを付けながら貼り進めますが、フロアタイルは先に下地にボンドを塗るのが一般的な工法なので、フロアタイルをヘリンボーン柄に施工しようとすると、ボンドの上を歩きながら貼り進めることになってしまいます。
ボンドを塗る前に、先にフロアタイルを仮置きして、その後に一部ずつ外しながらボンドを塗る・・・となると「あれ?ここに入るフロアタイルはどれだった??」とせっかく隙間ぴったりにカットしたフロアタイルが迷子になる可能性も。
そこで、先に下地にボンドを塗って施工しても簡単にヘリンボーン柄に貼れる方法を考えてみました!
作業に入る前に準備しよう
フロアタイルを施工する道具の他に、2等辺三角形の三角定規を準備します。
ない場合は、折り紙やコピー用紙など角が直角の紙を折って、45°のガイドを作っておきましょう。
ヘリンボーン柄に挑戦!
基準線を引こう
部屋の中心を通る基準線を引きます。線を引く方向は、長い方の壁に平行になるようにしましょう。
縦横の長さが同じ場合は、好みの柄の向きになるように基準線を引きます。
次に部屋の奥側に、先ほどの基準線から45°の位置に線を2本引きます。引いた線はボンドを塗る時に消えてしまわないように油性ペンでなぞっておきましょう。
ボンドを塗って1枚目の位置を決めよう
入り口から遠い方の半分にボンドを塗ります。この時、基準線より手前側にも少しはみ出すようにボンドを塗っておきましょう。はみ出して塗る幅は、フロアタイルの短い辺の長さぐらいが目安。
ボンドのオープンタイムを取ったら、1枚目のフロアタイルを45°の線にぴったりと合うように貼り付けます。
左端まで貼り進めよう
2枚目は、角を基準線上に合わせて、長い辺を1枚目のフロアタイルにぴったりと付けて貼ります。3枚目以降も同様に、カットせずに貼れるところまで貼り進めましょう。
部屋の端まできたら、基準線から壁までの辺の長さを測り、次に貼るフロアタイルに測った長さの印をつけます。(印は、フロアタイルの右上を起点とします。)
この印に、最初に準備した2等辺三角形のガイドの45°の角を合わせ、カット線を引き、フロアタイルを45°の角度にカットします。(ガイドをフロアタイルの辺と印にぴったりと合わせて、長さや角度がズレないようにカットするのがポイント!)
両端の隙間を貼ろう
45°にカットできたら、隙間にはめ込むように貼ります。同様の手順で端まで貼りましょう。
次に、貼り始めた側の隙間に貼る手順です。
先ほどとは違い、1枚目のフロアタイルと2枚目のフロアタイルが接している部分の長さを測ります。そして、フロアタイルの左下を起点として、測った長さの位置に印をつけます。
この印にガイドの45°の角を合わせてカットし、隙間に貼っていきましょう。
2列目を貼り進めよう
2列目の端は、フロアタイルを貼り合わせてV字になっている所から、壁までの長さを測り、次に貼るフロアタイルに印をつけます。(右上を起点にする)
同様にガイドの角を印に合わせて45°にカットしたら、V字部分に埋め込むように貼りましょう。
続けて、V字部分にぴったりと合わせながら2列目以降を貼り進めます。
残りの半分にボンドを塗り、貼り進めていこう
前半部分を貼り終えたら、残りの半分にボンドを塗り、オープンタイムを取りましょう。
最初の1枚は、部屋の中央の基準線から引いた45°の線に合わせて貼り始めます。その後、端の隙間は、前半部分と同様の手順で、ガイドを合わせてフロアタイルを45°にカットしながら貼っていきましょう。
端の隙間は、一枚ずつ長さを確認しながら、確実に埋めていくのがポイント。
これでヘリンボーン柄の床が完成です!
色やサイズで印象が変わる!
単色で大きめのフロアタイルを貼ったり、ランダムに色を変えてみたり、選ぶフロアタイルの色やサイズによっても全体の印象が変わってきます。
ヘリンボーン柄に貼る工程は通常の施工方法より難易度は上がりますが、グンとお部屋の印象がおしゃれになりますよ!
今回は初めての方にも分かりやすいよう、中央に基準線を引くことで、カットする長さを簡単に確認できる方法をご紹介しました。
簡単にDIYを進めていくための方法なので、部屋の中央より少し片側にヘリンボーン柄が寄ってしまいますが、家具などを置くことで気にならなくなります。多少のズレは気にならないという方はぜひお試しください!