Vinegar Worksはメインコンセプトである「古き良き」を大切にしながら、そこに今までにない機能、発想をプラスしたデバイスをリリースし続けています。
ANTIQUITY V1 RDAから世界中のユーザーを満足させる製品を作り続けるVinegar Worksの製品をVapers Nestの解釈を交えて紹介していきたいと思います。
ANTIQUITY V1 RDA
2019年に発表されたVinegar Works 最初のRDAです。
22mmや24mmのアトマイザーが主流の時代に、内径12mmという極小のデッキを持ったアトマイザー。
それまでの小さい内径のアトマイザーは外径自体も小さく、スラントリングを使用しないとMODにフィットしないという不便さを持っていましたが、外径は22mmと標準的な外径にすることでどんなMODでもスタイル良く使うことができます。
その分キャップが厚くなりますが厚い壁が煙を誘導する働きもあり見た目と味を両立する作りとなっています。
また、本当のMTLアトマイザーを作るというコンセプトの元製作されています。
そのため28Gという現在のシーンではあまり使われることのない細いゲージのワイヤーでビルドすることを前提として作られています(26Gでも十分に楽しめます)。
これによって少ないリキッドの消費で十分に濃い味を表現することができるアトマイザーとなっています。
また、低いワッテージで運用できるのでバッテリーの持ちもかなり変わってきます。
デッキ内もとてもシンプルで迷うことなくビルドすることができます。
そしてオプションパーツも豊富で、エアフローの径やクリアパーツなどのラインナップもあります。
MTLアトマイザーを試してみたいという方にも、今までMTLアトマイザーを触ってきた方にもオススメできます。
FLOYD RDA
FLOYDはボトムエアフローの新定番とも言えるアトマイザーです。
デュアルコイルのようなシルキーな煙をシングルコイルでも作れるように、がコンセプトのRDAで、ほとんどのボトムエアフローアトマイザーのコイルはドリップチップの真下にありますが、濃厚な煙を生成できる計算された位置にコイルを置くことができます。
エアホール出口については最適なサイズ、1.6mmに設計されています。
そしてエアフローコントロールは決まった大きさがありません。内部から調整する特徴的な作りで、イモネジを上下することで物理的に穴の大きさを変更し1.1mm〜1.6mmの間で吸い心地を調整します。
リキッドの保持量を多くするために底面を深くまで掘る工夫もされています。
ボトムエアフローアトマイザーの集大成的なアトマイザーです。ぜひお試しください。
ANTIQUITY V1 RDTA
ANTIQUITY V1 RDAにタンクがついたRDTAバージョンです。
デッキが小さいためチャージ穴のスペース確保のためにデッキ壁の一部を斜めにカットすることでチャージ穴が確保されています。そのためV1 RDAのキャップを兼用することはできません。
「リキッドを最後まで使い切る」というところに注力されており、コットンホールも大きめに取られています。
コットンは穴に突っ込まずに軽くのせるだけで良い設計になっています。
クラシカルなデッキはそのままで、チャージをせずに運用できるので楽になったANTIQUITYという印象があります。
コットンが常にリキッドで満たされているRDTAと乾いていくRDA、ここは味が変わるので好みが分かれるところではあると思います。
ANTIQUITY V2 RDA
Vinegar Worksから大人気アトマイザーANTIQUITYのV2です。
V2はユーザーの意見を盛り込んだRDAです。
コイル自体にエアーが直接当たる設計になっており、ガイドも付いてビルドがやりやすくなりました。現代的になった、というところです。
上の写真の通りキャップが二重になっています。これは今までに類を見ない設計で、0.8x0.8〜3.5mmx1.2mmという8種類の大きさからエアフローを選ぶことができます。
この複雑な作りはユーザーが一度決めたエアフローをから動かすことが少ないことに着目し、意図しない場面でエアフローが動いてしまうことを防ぐための作りでもあります。
大きな口径の穴に合うように太めのワイヤーでもビルドできるようになっているポールも工夫が見られます。
そしてこのキャップはANTIQUITY V1 RDAのデッキと互換性があり、V1の見た目で使いたい方や、V1をV2のキャップで使用したいなどを叶える汎用性の高い作りになっています。
また、クリアやブラックデルリンなどのキャップもあるので見た目で楽しむこともできるRDAです。