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イームズハウス&ハーマンミラー本社ツアー

ハーマンミラートラックにテンションはMAX。
そして次なる目的地は第2のイームズハウスと言われるイームズデザインの建築。住んでいたのはハーマンミラーの創業者、DJ ディプリー。

次の目的地に着く前に車中から発見したのはハイウェイを走っているハーマンミラートラック。トラックフィーバー!
揺れる車内でなんとかブレずに撮れた唯一の写真。
多分ドライバーは、「日本にはトラックが無いのか?」と思ったことだろう。これを手のひらサイズにしたのが、もはや入手困難なノベルティのトラック。

ハーマンミラートラック

林が茂る住宅街の一角に現れた板張りの外壁をもつ古い家。低くドッシリと構えたグリッドなデザイン。
これが第2のイームズハウス。実はまだ中は公開されておらず、直前まで外から見るだけと聞いていたが、到着してみたらなんと中に入ることができた

第2のイームズハウス

さすがに一般公開されていない彼の家の写真を公開するわけにはいかないので解説だけ。
入り口には表札とデザイナーのサイン。

サイン

中にある家具はもちろんハーマンミラーのアイテムだらけ。
とりわけイームズのデザインアイテムが多い。
造り付けの収納家具はバーチ合板が多く、このバーチが経年変化で変色した感じがたまらなくいい雰囲気。
キッチン収納やクローゼットも全てバーチ合板。でもハンドルは大好きなネルソンデザインのあの形。

ネルソンの取手

この日も目一杯疲れ果てfacebookやtwitterにアップしながら寝てしまった。。。

翌朝、あのDCMがズラリのマリーゴールドロッジのカフェテリアで朝食。
オランダ系の顔立ちの女性スタッフ付けているウエストマークはイームズのドット
ニクい。ニクい演出。

イームズのウエストマーク

ネイティブな英語でオーダーをしている男性はハーマンミラージャパンの方。
今回のツアーではなくてはならない唯一のバイリンガル。多分私達の数倍疲れただろう。
本当にお世話になりました!

この日最初の目的地は、クラシックアイテムを製造する工場。
いきなり目に入ったのはラウンジチェアのシェルシェルシェル。公開していいのか微妙なところだが、これだけ寄れば大丈夫じゃないかな。鼻血が出るようなクラシックアイテムの工場に業界初潜入

ラウンジチェアの製造工程

後から知ったことだが、こんなWebサイトがあった。まさに僕たちが現地で見た光景が動画で紹介されている。
もしかしたら消えるかもしれないのでお早めに。
Watch: The Handmade Process Behind Your Eames Chair

組み立てる前のアルミナムチェアのフレームを発見。こういう光り物のパーツに武者震いが起きる。

アルミナムのフレーム

また、山のように積み重なっているのはネルソンデザインのプラットフォームベンチ
今回訪問したハーマンミラーの施設の各所でいたるところにこのネルソンベンチが置いてあったのが印象的だった。
日本ではテーブルとしての利用が多いようだが、アメリカではまさにベンチ的な役割。ちょっと座りたい、ちょっと荷物を置きたいと思うところにちゃんとある。そんな使い方だった。

ネルソンベンチの製造工程

そしてこの日のメインとも言えるグリーンハウス(グリーンビルディング)に到着。
ここではアーロンチェアやセイルチェアなどのオフィスチェアの生産を行っている。

ハーマンミラー グリーンハウス

フロントにはなぜかハーマンミラーのロゴ入り蜂蜜があった。
それをなぜかと質問したところ、昔この工場敷地内でスズメバチが発生したことがり、ゲストが刺される事件があったと。
至急駆除の必要に迫られたが、選んだ手段はスズメバチの天敵であるミツバチを放すことだったと。
殺虫剤を散布すれば簡単なことだったが、創業以来環境への配慮を最も大切にしているハーマンミラー社はこの方法を選んだ。結果、ミツバチが蜜を作り、その蜜を瓶詰めしてゲストにプレゼントしているとか。
もちろん、僕たちもいただいてきた。
素晴らしいアイデア。そしてそれを継続していることも素晴らしい!
また、グリーンハウスはこんな環境配慮で有名な施設でもある。
以下、ハーマンミラージャパンのオフィシャルサイトから引用

グリーンビルディング
施設の建設にあたって、周囲の環境に十分な配慮を払うというハーマンミラーの一貫した理念は、創業者であるD. J. デプリーの信念に基づくものです。デプリーは環境(そして人間のあり方)について、洞察力あふれる多数のガイドラインを作りましたが、その一つに「すべてのスタッフが窓から外を眺められるよう、従業員の作業区域は窓から75フィート(約23m)以内のところに設置する」というものがあります。50年以上が経ったいま考えれば、これが自然光を室内に取り入れ、発電による環境負荷を減らし、エネルギーコストの削減にも役立つという先見性に満ちた考えであったことが分かります。
またデプリーは「新しい施設を建設する場合、健全な環境づくりのため、敷地の50パーセント以上を緑地とする」とも宣言しています。この二つの基準は現在のハーマンミラーでも変わらずに守られています。こうして人間中心の建築設計を進めてきた当社が、米国グリーンビルディング協議会(USGBC)の設立メンバーとなり、LEED基準のガイドライン策定に関わったのも頷けることでしょう。

上記のとおり、内部は照明の少なさと明るさにビックリ。
半分外にいるようなとても気持ちのいい環境。
そして、ホールには

ジョージネルソンのヴィンテージキャビネット

久々に鳥肌が立った。
ジョージネルソンデザインのヴィンテージのキャビネット。古さがとてつもなくかっこいい。何とも言えないオーラを醸し出している。

ハーマンミラー本社編 3/3へ続く→