速報!イタリアジェラート協会(SIGA)開催の国際コンテストでダブル受賞

プレマルシェ・ジェラテリア、プレマ株式会社に信頼を寄せてくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます!

Premarche gelateria プレマルシェ・ジェラテリア

Premarche gelateria プレマルシェ・ジェラテリア

Premarche gelateria プレマルシェ・ジェラテリア

立派な研究室や分析機器、たくさんの開発スタッフや潤沢な資金、
合成フレーバーや食品添加物の自社開発などもできない
(私はそんなことは絶対にしません)で、
ただ素材の組み合わせとパッションだけで
個人で前代未聞の2部門同時入賞できた意義は大きいと考えています。

プレマが18年にわたり積み重ねてきたノウハウによって達成できた
乳化剤不使用をはじめとするオールナチュラルメソッドや、
動物性素材一切不使用のジェラートたちが
こういうところでも客観的に価値があると評価された、
とっても嬉しい出来事になりました。

※写真左から、カルピジャーニ・ジャパン 酒見氏、
ビーガンジェラートマエストロR中川信男、
東京 祐天寺のジェラート店・アクオリーナのジェラティエーレ茂垣氏。

お二人の無私のご協力がなければこの入賞はありませんでした。

2018 国際ジェラートコンテスト@Riminiウェブで結果が公開されました。(2018.01.26)

カルピジャーニ会長アンドレア・コッキ氏と

カルピジャーニ会長アンドレア・コッキ氏とヴィーガンジェラートマエストロR中川信男

2018 国際ジェラートコンテスト@Rimini ウェブで結果が公開されました。

ちょっと私の名前の受賞位置がおかしいのですが、2つの部門で NOBUO NAKAGAWA の名前がご確認いただけます。

SORBETTI DAL MONDO ソルベッティ・オブ・ザ・ワールド 3位

MILLE IDEE PER UN NUOVO GUSTO 新しい試みのたくさんのアイデア 10位(これが、別の部門と現時点ではテレコのようです)

マンマ・ミーア!な、ダブルタイトルとりました(2018.01.24)

 

並ぶ有名店のミルクベースジェラートの中で、有機や国産素材のノンミルクのジェラートで10位入賞でした!

★ 今 日 の 入 賞 ★
『ジェラート 1000のアイディア コンテスト』
10位 Bee-gan ほうじ茶と抹茶のマリアージュ

★ 昨 日 の 入 賞 ★
『世界のソルベ コンテスト』
3位 Bee-gan ゆずとみかん、オレンジのソルベ ひまわりハニーとともに

同時に2部門入賞、トロフィーふたつは前代未聞だそうです。【カルピジャーニジャパンの社長さん曰わく。追って調べていただきます。】

たとえド素人でも10ヶ月でここまで来れるということを証明できました。修行よりも大切なことは、常識をかなぐり捨てて、情熱をもって突っ走ること、そして叶うまで諦めないことだと思います。私の場合、それは『食にどんな制限があろうとも、誰もがハッピーになれる』、そんな心の薬を作りたい。その一念だったのです。

プレマルシェ・ジェラテリア、プレマ株式会社に信頼を寄せてくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます!

イタリアSIGA主催のコンテストで世界3位にランクインしました!(2018.01.22)

プレマルシェ・ジェラテリアのジェラートはイタリアSIGA主催のコンテストで世界3位にランクインしました!

実は3位決定戦があり、とっても緊張しました。アンフェアな白砂糖や乳化剤、香料、着色料は一切使わず開業1年未満で入賞できたのは、フェアでオーガニックな仕事を応援してくださったお客様のおかげです。ありがとうございます!

明日はヴィーガン、ノンミルクジェラートを仕込みます。 ミルクジェラート全盛のコンテストで、なんとか史上初のヴィーガン入賞を果たしたいです。

国際ジェラートコンテスト2部門同時入賞の秘密

私がコンテスト2部門同時入賞となった秘密の一部を明かします。

10位以内入選の瞬間

失格の瞬間の反応

2つの画像があります。出品した3部門のうち、1つが失格の瞬間の反応を捉えた動画のショット、1つは10位以内入選の瞬間の動画ショットです。

1部門の作品が失格になったのをみた瞬間の悔しさは、忘れません。
失格になった理由は言葉ではわかりませんが、じっと見ていたらよくわかりました。

私は、開店から10ヶ月、日本人のお客様はもちろん、暇さえあれば外国の方の味に対する反応をみ、どこから来たのか聞き、味の評価を確認してきました。

世界には多様な人が住んでいて、多様な嗜好があります。パーソナルなレベルではなく、文化圏ごとの味の嗜好の違いを研究してきました。

お客様を理解したいと思い、理解しようと試み、理解したはずの結果を反映する、そしてまたその次のPDCAサイクルを回します。

当然、万人受けする品はつくれませんが、店で出している味でどの国なら通用するか、どの国ならダメなのかはおよそわかりました。

今年のPDCA実験は、2つ入選、1つ失格という結果になりました。これは必ず次に生かせます。

牛乳や生クリーム、合成フレーバー、薬剤の類いを一滴も使わないでも、世界で通用する。このことが証明できたのと同時に、私は人の感覚の違いを通じて、世界の平和に貢献できないかという問いを、さらに深めていきたいと思っています。

私は審査員のためにジェラートを作るのではありません。偉大なジェラートカルチャーを生み出したイタリア人に敬意を表したいのです。なので、製造で余ったジェラートはすべてAirbnbのホストさんの自宅に重くても手持ちで持ち帰り、お渡しするように日本から容器と保冷剤を持ってきました。私は決して捨てません。

このことを書くのは、京都で世界の人を笑顔にする、食の制限があってもものともしない、これからピッツェリアをやる河崎に対する応援メッセージでもあります。

一言でいうと、私たちに必要なことはお客様への関心、それはつまり愛が必要なんだということなのです。無責任な野次馬ではなく、責任と関心をもってじっと見つめる。

月並みなようですが、これが多分法則なのです。

日本人はこういう民族なんだと声高に主張する前に、まず相手を理解しようとすること、たとえそれが勘違いでもいいから、そう思うことにこそ、きっと相手に通じる何かが生まれるのだと確信します。

これこそが和の心であり、私たちが最も誇りに思う大切な気持ちなのです。
これからも、ジェラートでできるだけのことを積み重ねて参ります。

日経MJ新聞「神田昌典の未来にモテるマーケティング」で紹介されました!(2018.02.12)

プロ専用乳製品を納めていただいている岡田さんからのLINE

自然食品のプロ、ジェラートに挑戦

〜伊文化への敬意、心癒す〜

未経験のジェラートで世界に挑戦すると決め、新業態に取り組みはじめてから、10カ月間。自然食品分野で経験を積んできた中川信男は、今度はジェラートづくりに、夢中になった。

その結果、2018年1月22日、イタリア・リミニで開催する世界最大、世界最難関のジェラートコンテストの2部門で、ダブル受賞を果たした。日本のジェラート職人が個人でエントリーし、2つのトロフィーを一度に獲得したのは、これまでに例のないことだという。
世界的な受賞だけであれば、よくあるニュースだろう。しかし、驚くのは、乳製品を使うのが伝統であるジェラートづくりにおいて、牛乳や生クリームなどの動物性素材、合成フレーバー、食品添加物を一切使わなかったことだ。

入賞した作品は、「ほうじ茶と抹茶のマリアージュ」と「ゆずとみかん、オレンジのソルベ ひまわりハニーとともに」。どちらも、ほうじ茶やゆずなどの日本の食材を生かしたユニークな風味である上、乳製品を摂らないビーガン(完全菜食主義者)でも楽しめる。それ自体が、ジェラートに新しい市場セグメントを開いたという驚きをもたらした。

乳製品などを使わないジェラートづくりの原動力となったのは、食に対するアレルギーをもち、乳製品を口にできない子たちを見てきたことだ。これまで、自然食品業界で18年の実績を積んできた中川さんは、日本の食材を駆使して乳製品などを用いないアレルギーフリーの食品を数多く開発し、アレルギーを持つ人やビーガンの人に支持されてきた。

そのノウハウを用いてジェラートを試作すると、いままでアイスを食べたくても我慢してきた子が「おいしい」「おいしい」と無心になって頬張った。それを見て母親が涙する姿にも勇気づけられた。

この領域で挑戦すれば、日本の味、そして食文化を、世界に一層広げられると確信。中川さんは、動物性素材や食品添加物などを一切使わない、本場に通用するジェラートづくりに没頭した。10ヶ月後、そのこだわりを世界が評価した。

ジェラート自体の完成度が高かったのは、もちろんのことだろう。しかし受賞の裏で、彼には、もうひとつの、こだわりがあった。

それは、審査員に評価されるためではなく、偉大な食文化を生み出したイタリア人に敬意を表すために、ジェラートを作ったということだ。そこで製造で余ったジェラードは一切捨てないよう、日本から持ち込んだ保冷剤で保ち、重くても手で運び、宿泊先のホストまで持ち込み振る舞った。

世界に挑戦することは、日本ブランドをもってすれば、可能かもしれない。しかし今、それよりも大切なのは、挑戦する過程で、「何を持ち込むか」だ。中川さんのように、相手の文化に敬意を表するという姿勢がなくしては、日本商品は、一時的に広がりはするだろうけれども、すぐに飽きられるだろう。舌は癒されても、心は癒されないからだ。

ジェラートづくりを始めた直後に開店した「プレマルシェ・ジェラテリア」は、いまだ京都に1店を構えるのみ。

世界に広がりはじめる前に、こうした日本人職人のこだわりは、日本人がもっと注目・評価すべきではないだろうか?

神田昌典 氏

上智大学外国学部卒。大学3年次に外交官試験合格。大学4年次より、外務省経済局に勤務。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。
多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌で「日本一のマーケッター」に選出されている。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行う。
主な著書に『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』(以上、ダイヤモンド社)、『成功者の告白』『人生の旋律』(以上、講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)、翻訳書に『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社)、『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版)等、累計出版部数は200万部を超える。

プロ専用乳製品を納めていただいている岡田氏より

プロ専用乳製品を納めていただいている岡田さんからのLINE

中川の受賞に際し、ジェラテリアにプロ専用乳製品を納めていただいている岡田さんからのLINEです。

考えてもみてください。イタリアの伝統とはほど遠い、一切乳製品を使わないでコンテストを狙った非常識な中川。「どんな人にも楽しめるように」ということで、ジェラテリアでご用意しているミルクフレーバーのための乳製品問屋さんが、乳なしフレーバーの受賞にこんなに全身で喜びを示してくださっているのです。

同じ乳製品を食べるなら、絶対このミルクにしたいと思いませんか?

岡田さんは、プレマルシェがミルクジェラートからも一切の合成乳化剤を排除したことにもまた、とても喜んでくださっています。

受賞作品だけに価値があるのではなく、受賞はたまたまイタリア人の口にあったものだったということを、どうかご理解いただきたく思います。