ラルタンについて


「曳き縄釣り」「巻き網漁法」「延縄漁法」「一本釣り」
遠洋漁業 - 沖合漁業 - 沿岸漁業(日帰り)

マグロの漁獲方法

マグロ漁

マグロ遠洋漁業以前、マグロの漁獲方法は「曳き縄釣り」が主流だったのに対し、「巻き網漁法」が中心になったため漁獲量が急増している主な原因のようです。
「曳き縄釣り」とは、釣り針の付いた糸を船から垂らし、それを曳きながら船を移動させ漁獲する方法ですが、「巻き網漁法」とは、網を巻いてマグロを一度に沢山漁獲する方法を言います。巻き網は、マグロを効率的に大量捕獲できますが、これから産卵する可能性があるマグロ(産卵親魚)も獲ってしまうということになり、資源が厳しくなっている本マグロ(クロマグロ)にとって乱獲の問題にも繋がっている。

遠洋マグロ漁業では、延縄(はえなわ)漁法があり、漁船は一度の航海で平均一年以上もの日数をかけます。延縄漁業とは、船員が釣りによる漁業をしますが相当な体力を使うため、三カ月に一回のペースで海外の中継基地に寄るなど、休息を取りながら行われます。この長期間に渡る遠洋漁業に対して、日帰りできる程の近場で行う沿岸漁業、その中間規模の沖合漁業(近海漁業)がある。

大間マグロの代表的な漁法は「一本釣り漁法」

大間マグロ一本釣り針の先にスルメイカやサンマなどの生きエサ、漁師秘伝の疑似餌をマグロの群れの先頭に投げ入れ、ヒットを狙う。現在は、魚群探知機を装備しマグロの群れをいち早く察知することができるようになったが、最新技術の広範囲ソナーでより広い距離を探知できる船も普及している。この漁法では、マグロの群れにいかに早く陣取れるかがカギとなり、漁師は船団を組み、情報を交換しながら協力してマグロを追い求めてます。
エサに喰いつくのは先頭の一匹だけ、失敗しても次にマグロがどこに向かうのか進路を探る。まさに漁師の熟練した勘が必要とされるのです。一本釣りは基本的に人の手で引いて釣るが、大間では大型のため巻揚げ機を使用する場合も多い。マグロは船の下に潜るなど強い抵抗をみせるが、船の向きを変えるなどし、海面近くまで上がると220ボルトの電気ショッカーで一時的に感電させる。最後はマグロの急所でもある堅いエラに狙いを定め、モリで突きとどめをさす。船まで上げられないほど大きい場合は船尾にロープでマグロをしっかり括り付け、港まで一本釣るごとに帰港するが船に上げた場合でも鮮度維持のため、マグロの体温が上がらないようにその場ですぐ血抜き、内臓出しを行い、氷を詰める作業を行います。
このように大間マグロの漁法は、「曳き縄釣り」とは対照的に一本ずつ獲るため、極力マグロにキズを付けず、また漁場と漁港の距離が近いという観点からも市場では高く評価されているのです。

いずれの漁法も、漁師が大自然の荒波にもまれ、命を懸けて過酷な状況の中で行われ、マグロ漁師は屈強な精神力と体力がなければ務まらないのです。私たちは日頃、何気にマグロを口にしていますが、その漁師の弛まぬ努力と、資源が減少している本マグロの貴重性、マグロが大海原を長年の間、泳いで培った張りのある筋肉、いわば努力の結晶を食しているんだという事を忘れずにいただきたいものです。