安心・安全への取り組み
うなぎ原料の安心・安全への取り組み
原料となるうなぎは、しらすから仕入れ、矢作川から養鰻水道で水を引き込み、より自然に近い生育環境の自社グループ養鰻池で育った活鰻を使用しています。しかも同じ一色町町内で育つので、鮮度の良さに加え、品質・安全面の面においても、いつ・どの池で養殖したものかなどの養殖履歴と、さらに搬入されてからも、どのような設定の加工ラインであったかが特定できる加工履歴などの情報が管理されています。

餌に関しては、大手飼料メーカーと共同開発したオリジナルの配合飼料を使い、良質な活鰻の生産に取り組んでいます。
養殖に関しても無投薬による養殖を指導しており、鰻は生産された養殖池ごとに医薬残留検査を実施しています。
また、原料搬入前にテスト焼きをし、官能検査に合格したものだけを使用。もし泥臭などの異常を感じた場合は搬入致しません。異常が感じられなくなるまで「立て込み」(※1)を行います。

うなぎ原料の安心・安全ポイント
- 兼光グループ養鰻池で養殖された安心のうなぎを使用
- しらす捕獲域、飼料、養鰻池、養殖期間などの履歴照会が可能
- 自社池と提携池の保持で年間出荷を安定確保
- 加工工場に隣接の立場で立て込み後、毎日搬入される抜群の鮮度
- 加工される活鰻は必ずテスト焼きし、官能検査に合格したものだけを使用
※1「立て込み」とは
入荷された鰻は、本当の鰻の味だけを残すため、しっかり流水にさらされます。この作業を「立て込み」といい、ドロ臭は排除され、お客様にお届けできる良質の鰻が完成します。「立て込み」は、おいしい鰻にするために欠かせない作業です。
工場・設備での安心・安全への取り組み
製品の安全を確保するため、HACCP(※2)対応型のハイレベルな設備、加工ラインを導入し、原材料から加工に至る工程全体を通し、衛生管理・環境管理を徹底させています。
多くの工程を省力化・オートメーション化することで汚染リスクを排除し、工場内のレイアウトも出入り口管理をはじめ、作業区域を分類するなどの運用マニュアルにより交差汚染を防ぐ設計となっています。
同時に1時間おきに焼きの中心温度・冷凍品の中心温度・作業部屋の温度等の温度データをチェックするなど安定した品質保持に努めています。

工場内での安全・安心ポイント
- 原材料から各加工工程、製品の保管・流通までの管理・制御
- 衛生管理・室内環境管理を徹底するゾーニング
- 作業効率を上げるオートメーション化工場
- 焼きにこだわった独自のライン設定
- 建物の造りやライン設備など防塵使用
- 全て水洗い可能なオートチェッカーを導入
- 周辺環境への配慮か油脂、臭気などの排出物はオゾン分解で清浄化
- 段ボールなどの包材もエアシャワーを経由
- 各種チェッカーのチェックを定期的に実施
※2「HACCP」とは
HACCP(ハサップ)について厚生労働省のHPをご覧ください。
兼光の一貫体制
オートチェッカーによる7段階選別
インナー(包装箱詰)