ウチゲン ホーム > 塗料と塗装に関するよくあるご質問
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- 水性のトタン用塗料を塗装して、翌日見ると流れていたのだけど、どうしてかな?
- 2つの原因が考えられます。
- 塗装直後(塗膜が乾燥する前)に雨に当ると、水性塗料は流れてしまいます。夕立のような強い雨の場合は特にです。
雨が降りそうな天気の日は塗装を控えましょう。 - 地域、季節、天候等に左右されますが、夜露によって塗膜が流れてしまう事があります。
天気は晴れていたのに流れてしまいがっかりしてしまいますよね。
塗装する際は日没2時間前に塗り終えるようにしてください。特に秋から冬は午後2時までに塗り終わるように作業しましょう。
- 塗装直後(塗膜が乾燥する前)に雨に当ると、水性塗料は流れてしまいます。夕立のような強い雨の場合は特にです。
- 水性屋上防水塗料を塗装したら、乾燥後に塗膜が膨らんでしまったのだけど、どうしてかな?
- 塗装前のコンクリート下地が、濡れていたり、湿っていたり、塗装直後の降雨等によって、塗膜の下に水分があると、太陽の熱によって暖められた水分が水蒸気となって閉じ込められ、塗膜を膨らませる事があります。(特に夏場の太陽の光が当るとかなりの高温になり、水蒸気が発生しやすくなります。)
塗装前に下地をよく乾燥させる、天気に気をつける、地下駐車場の様に常時湿っている所は塗装を避ける等の注意が必要です。
大きな膨らみの場合は、膨らんだ部分を剥がして再塗装をしてください。 - 凹凸仕上げの弾性ブロック外壁用を塗装したいのだけど、うまく凹凸仕上げにするには、どうしたらよいかな?
- 砂骨ローラー(網目状多孔質ローラー)で塗装しましょう。 一般のローラーでは凹凸模様 (さざなみ状)が小さくなります。
この塗料は水でうすめずに使用しますが、うすめた場合も凹凸が小さくなりますので、うすめすぎないようにしてください。
また、ヘッド押さえローラーを使うことで落ち着いた雰囲気に仕上げることが可能です。 - ウッドデッキに油性の木部用塗料を塗装したら、乾燥時間を過ぎてもベタつきがあるのだけど、ベタつきはなくなるかな?
- 油性の木部用塗料は木部に十分浸透させるために、乾燥時間が遅めになっています。
気温等の影響もありますが、数日間乾燥させてください。ベタつきは少なくなります。
又厚く塗りすぎると乾燥はかなり遅れますのであまり厚く塗らないようにしてくださいね。
乾燥前の場合は、ぼろ布で刷り込む様にして拭き取ってください。 - ステイン系の木部用塗料を塗装したら、思うように色がつかないのだけど、どうしてかな?
- 2つの原因が考えられます。
- 顔料系のステインは、顔料が容器の底に沈殿している場合があるので、よくかき混ぜないでそのまま上澄を塗装してしまうと色が着かないことがあります。
塗る前に容器の底からよくかき混ぜて使用しましょう。 - 塗料が浸透しにくい、硬い木に塗装した場合は色がうすめになってしまいます。
2回〜3回塗り重ねてみてください。
又木の色が濃い場合や、木の部位によっても着色の度合いが異なる場合もあります。
あらかじめ目立たない所や、あまった木片で試し塗りをすると感じがつかめますよ。
- 顔料系のステインは、顔料が容器の底に沈殿している場合があるので、よくかき混ぜないでそのまま上澄を塗装してしまうと色が着かないことがあります。
- ラッカー系の塗料をスプレーしたら、白くにごり、ツヤも消えしまったのだけど、どうしてかな?
- 高温多湿時(例えば梅雨時)に、ラッカー系の塗料を塗ると発生します。乾燥中の塗膜の表面に空気中の水分が結露(凝結)して白くにごり、ツヤも消えてしまうためです。
特に透明クリヤーによく見られ、白化やブラッシング現象と呼ばれています。
一度にごってしまった塗膜は元に戻りにくいので、乾いてから湿度の低い、天気のよい日を選んで、もう一度塗り重ねてください。 - 水性塗料を塗装中 雨が降ってきて塗装した所が白くなってしまったのだけど、どうしてかな?
- ほとんどの水性塗料は乾燥してしまえば、塗料は耐水性が出て、雨がふっても問題はありません。乾燥中の塗膜が雨にあえば、白くなったり、流れてしまったりとトラブルが発生します。雨が降りそうな天気の日は塗装を控えましょう。
乾燥の程度、降雨の程度によって異なりますが多少の雨の場合は問題無く乾燥する事もありますが、塗膜が乾燥してるのを確認してから、天気のよい日を選んでもう一度塗り重ねてください。 - 油性塗料を2回重ね塗りをしたら、シワになってしまったのだけど、どうしてかな?
- 油性塗料は、時間をかけて空気中の酸素を取り込みながら、乾燥し塗膜が硬化していくので 乾燥途中に2回目の塗料が塗られると、未乾燥の塗膜がおかされて、シワがよってしまいます。
塗料の容器に2回目に塗る場合の乾燥時間が表示されていますので、確認してから塗装すると失敗がありません。
又1回目を厚塗りをするとシワになりやすくなるので、厚く塗ってしまいがちな水平な面や隅になっている部分を塗装する時は注意しましょう。 - 塗った塗料がなかなか乾かないのだけど、どうしてかな?
- 塗料の種類によって乾燥の仕組みが異なりますので代表的な塗料についてご説明します。
水性塗料
- 水性塗料は水分が蒸発する事により乾燥硬化しますので、温度、湿度の影響を受けます。
5℃以下の低温時での塗装を避け、風通しを良くしてください。
特に換気の悪い浴室の場合は、塗る面を1日乾かせてから塗装し、塗装後も当日は入浴しないようにしましょう。 - 下地が塩ビの壁紙や、可塑剤の多い軟質塩ビに塗装した場合、可塑剤が塗膜に移行してベタつきが出て一見乾燥していないようになります。ビニル壁紙にも塗れる塗料を選びましょう。
油性塗料
- 厚く塗ると表面だけ乾き、塗膜内部の乾燥が遅れてしまいます。(Q8も参照してください)
- 油性塗料は乾燥を早めるために乾燥剤が配合されているものが多くあります。古い塗料の場合、乾燥剤の効力が弱くなる(風邪をひくと云います)事があり、乾燥が遅れます。
- 新設のセメント面の様にアルカリの強い素材に塗装した場合、アルカリと塗料が反応して、乾燥しない事があります。
- ヤニや油分を取らないで塗装した場合も乾燥しない事があります。
- 水性塗料と同様、低温、高湿度の時は乾燥が遅れます。
- 水性塗料は水分が蒸発する事により乾燥硬化しますので、温度、湿度の影響を受けます。
- 室内の壁を塗装したら、下から汚れが染み出してしまったのだけど、どうしたらよいかな?
- 下地の汚れを取り除かないで塗装すると、下から汚れが浮き出てくる事があります。汚れの種類によって処置の仕方が異なります。
たばこのヤニ・雨じみ・木のあく等
せっかくきれいに塗装した白いかべが黄色くなる事があります。
壁に染み付いたたばこのヤニが原因でよく起こります。水溶性のヤニが水性の塗料に溶け出してきて変色してしまうためです。壁面や天井を水拭きし、よく乾燥させた後、水性ヤニ・シミ止めシーラーを下塗りしてから、上塗りをしてください。水性マーカー、油性マジックインキ
子供のいたずら書きをきれいにするために、塗装をしますが、そのいたずら書きがいくら上か ら塗っても消えずに浮き出てしまう事があります。
水性のインキが水性の塗料に溶け出してきたり、インキの染料が染み出てくる事が原因です。水性か油性かで処置が異なりますが、できるだけきれいに拭き取ってから塗装してください。 - 冬場に屋外でスプレー塗装していたら、スプレーの噴射がうまくキリ状にならないのだけど、どうしてかな?
- 冬場は低温のため、噴射ガスの圧力が弱くなっていますので、きれいなキリになりません。
数時間屋内に置いて暖めてから塗装してください。急ぐためにストーブで暖めたり、ファンヒーターの前に置いたりしないでください。破裂の恐れがあり非常に危険です! - スプレー塗装をしていたら、途中で色が変わってきたのだけど、どうしてかな?
- 色によって異なりますが、塗料は数種類の顔料で調色されていますので、攪拌不足でスプレー塗装をすると途中で色が変わってしまう事があります。
単独の顔料の色も顔料が容器の底部に沈殿している場合もありますので色の感じ(着色具合) が変わってしまう事があります。
スプレー塗装をする時は、スプレー容器の中に入っている攪拌玉(ビー玉)が、カラカラと音を出すようになるまで振ってよく中を混ぜてください。
作業中も時々振ってくださいね。 - つやなしクリヤーを木部に塗装したら、一部の面が白くなり透明ならないのだけどどうしてかな?
- 木の木口面は導管の断面があり、そこにつやなしクリヤーを塗装すると、樹脂が吸い込まれ、つや消し剤が吸い込まれずに表面に白く残る事があります。
あらかじめ透明クリヤーを下塗りしておくとよいでしょう。 - 塗料はがし剤を使用したら、剥れにくいのだけど、どうしたらよいかな?
- 塗料はがし剤は、はがし剤に配合されている溶剤で塗膜をやわらかくし、膨潤させてから塗膜を剥が しますが、少し時間(5〜30分)がかかります。
あらかじめ、塗膜にサンドペーパーでキズをつ けておくと時間が短縮できます。
厚い塗膜の場合は、はがし剤を塗布した上をラップで覆って、15分以上おいてから剥がしてみてください。
又2液型塗料や焼付け型塗料は剥がせない事もあります。 - 丸缶の容器のフタが固くて開きにくいのだけど、どうしたらよいかな?
- 容器のフタに手を添えて、適当なサイズのマイナスドライバーでこじあけるようにして開けてください。
フタのヘリがめくれてしまった時はペンチを使ってみてください。けがをしないよう気をつけてくださいね。 - 銀色(シルバー)を塗装したら、乾燥後に銀の粉が手や衣服に付いてしまうのだけど、どうしてかな?
- 銀色の粉は細かいアルミの顔料です。
銀色やシルバーと呼ばれている色はアルミの顔料が 表面に浮くタイプ(専門用語でリーフィング)が一般的です。
そのため表面に浮いている銀色の粉が、触れた身体や衣服に付いてしまう事がありますので門扉等の場所には塗装しないほうがよいでしょう。
シルバーメタリック等メタリック色は、身体や衣服に銀色の粉が付かないアルミが沈むタイプ (ノンリーフィング)の塗料です。 - ガラス、ステンレス、クロームメッキ面の様に表面がツルツルした面に塗装はできるのかな?
- 表面がツルツルした面は、ざらざらした面に比べて塗膜のひっかかりが無いので密着が悪くなります。
表面をサンドペーパーで荒らしてから塗装しますが、材質が硬くペーパーで研げない場合は「メタル下塗りスプレー」を下塗りしてから上塗りをしてください。
ステンレス、クロームメッキ板、アルミニウム、亜鉛メッキ板、ブリキ、銅、ガラス、鏡等に下塗する事ができます。 - 水性塗料の色が表示の色より青味がかって見えるのだけど?
- 水性塗料の黒、こげ茶等濃色の場合、フタを開けて未攪拌の状態で塗料の色をみると、青く見える傾向があります。
エマルション樹脂の色(白色)が、濃色の上に浮くと青く見えるためです。
攪拌して塗装し、乾燥すると正規の色になりますので心配ありません。 - つやなしの塗料を塗装しているのにつやがあるように見えるのだけど?
- 乾燥前の塗膜はつやがありますが、完全に乾燥するとつやは消えます。
下地の状況や塗膜の厚さによってもつやの消え具合が異なりますが、吸い込みの無いツルツル面はつやが出る、厚く塗るとつやが出る傾向があります。
一般の水性つやあり塗料に混ぜて使用すると簡単につやをおとす事ができる便利な商品「水性ツヤおとし」もあります。