TX GOLF 「パター素材を求めてドイツへ」


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先日、カリフォルニアの工房に行って写真を撮って来ましたので、
パター製作工程の一部をご紹介します。



まず、素材やパターコンセプトを決めたら、
実際の製作時での容易性や困難性等を
バイロン氏に相談しながらデザインを決定。

全ての角度からのデザインを描き、
大まかな研削をケビン氏に依頼します。


※研削工場のケビン氏につきましては
素材を求めてドイツへをご覧ください。


カリフォルニアにある研削工場。 様々な工作機械が並んでます。 大小長短様々なドリルヘッド達。

まずは、長くて大きな鉄鋼を
適度なサイズに切ります。
同サイズに切り揃えた鉄鋼。
研削待ちの状態です。
いよいよヘッドの削り出し!
プログラム入力したデザイン通りに削られて行きます。

できるだけ無駄が出ないよう1つの塊から2個のヘッドを削り出します。 切り離すとこんな感じ。 フェース面はまだ「鉄板」という感じですね。

3度のロフトを付けてフェース面を削り、ヘッドの形状を整えます。 これはセンターシャフトモデルのヘッドです。 仕上がりは殆どネックが無いように見えますが、結構中は長いです。

しっかりと糊が付いてグラつかないようシャフト内に隠れる部分に溝を入れてあります。 2個ずつ削り出し、ある程度の個数が出来上がりました。が、この時点ではまだ角張ってます。 仕切りの付いた箱に入れて
バイロン氏の工房に運びます。



ここからは全て手作業。長年の勘と手先に伝わる感覚だけが頼りです。

少〜しずつ少〜しずつ角を
滑らかにして行きます。
時々研磨粉を拭き取り確認。 そしてまた少しずつ滑らかに・・
この作業を辛抱強く続けます。

長時間の集中力と忍耐力で
やっとヘッドが1個完成しました。
次は刻印。 また更に集中力を搾り出して
1文字1文字刻印を入れます。

キャビティ側の刻印完成!

角ばった角も取れて滑らか。
でもこの時点ではまだ加工を施していないのでピカピカ光っています。

いかにも金属という質感なので、実際野外でプレーするには反射が強過ぎて パットに集中できませんね。

それから
フェース面の刻印を入れヘッド全体に加工を施します。

そして、計量。
ドキドキドキ・・

おぉ〜、ぴったり365g!
さすが長年の経験!

その後ペイントを入れて、
やっとヘッドが1個完成!


シャフトとグリップを挿して遂にパターが1本完成!!



飛び飛びではありますが、大まかな作業の流れははこのような感じで、
どのモデルも同じように1本1本手作業で作られております。

大手メーカーのように大量生産できる資金がないのも事実ですが
大量生産にはない手作業で丹精込めて作られたパターを
是非一度、お試しになってみてください。