壁掛け金具の種類
テレビ壁掛け専門店では様々な種類のテレビ壁掛け金具をご用意しております。設置場所を決める際に、事前に壁掛け金具の特徴を把握していただくことで、より設置に関してイメージしやすくなると思います。
まずは、種類ごとに特徴をご説明します。
壁からテレビ背面までの距離を薄く設置できるタイプです。
薄く設置することで、壁にピタッとすいつき美しい仕上がりになります。
画面が壁に寄ることになりますので、その分視聴距離を稼ぐことができます。
ただし設置後に画面の角度調節はできません。
上向き、うなずきの角度調節が可能なタイプです。
設置後に角度調節ができるため、画面への写り込みを回避したり、見上げるような高い場所にテレビを設置する際に、画面をうなずかせることができ便利です。角度調節できる分、スリムタイプに比べて厚みは増します。
上下に加え左右にも角度調節が可能なタイプです。
両アーム(2本アーム)でガッシリとテレビを支えます。
片アームに比べ可動域は狭くなりますが、その分安定感・安心感があります。今いちばん人気のあるタイプです。
上下に加え左右にも角度調節が可能なタイプです。
片アーム(1本アーム)のためシリーズ中最も可動域が広く、様々な動きを実現します。部屋中どこでも正面からテレビを見る事が出来ます。広い可動域を生かして、壁掛けコーナー設置も可能です。
設置後に車のハンドルのように画面の水平調節ができる機種や、高さ(画面の昇降)調節をできる機種もあります。
ネジ止めではなく、文房具のホッチキスで設置可能な壁掛け金具もあります。
- 最適な視聴距離
-
一般的にテレビの最適な視聴距離は「テレビの高さ×3倍」が最適と言われています。
以下に、インチごとの目安を載せますのでご確認ください。画面サイズ 縦サイズ 距離 26インチ 32.4cm 97.2cm 32インチ 39.9cm 119.7cm 37インチ 46.1cm 138.3cm 40インチ 49.8cm 149.4cm 42インチ 52.3cm 156.9cm 46インチ 57.3cm 171.9cm 52インチ 64.8cm 194.4cm 57インチ 71cm 213cm テレビ台に置いた状態から壁掛けにして20cm視聴距離を稼げるとすると、それだけで1サイズ大きなテレビにすることができます。
少しでも視聴距離を稼ぎたいならスリムタイプのテレビ金具を選ぶとよいでしょう。
- 高さを決める
-
一般的には、テレビの中心が目線より少し下になるくらいが最適と言われています。
・床に座って見る場合
・ソファーに座って見る場合
・ダイニングテーブルから見る場合
など、テレビを見るシチュエーションに合わせて設置する高さを決めてください。
とは言え毎回同じ場所からテレビを見るとも限りません。
高さ(画面の昇降)を調節できるタイプのテレビ金具であれば、あらゆるシーンで最適な高さをキープできます。
寝室などでベッドに寝転びながらテレビを見る場合は、高い位置に設置するとよい場合もあります。
その場合、画面を下向きにうなづかせることができるテレビ金具を選ぶとよいでしょう。
- 石こうボード壁に対する設置場所の決定
-
一般的に壁としてよく使われている石こうボードに壁掛け設置する場合、壁裏の下地(間柱)にネジ止めする必要があります。
壁掛け用の補強をしている場合を除き、下地(間柱)の位置に合わせると思い通りの場所に壁掛けできない場合もあります。
※壁裏の下地(間柱)など、詳しくは「壁材質の見分け方」をご覧ください。- ●間柱1本に取り付け可能な1スタッドタイプの場合
-
A地点にテレビを設置したいと考えていても、その場所に下地(間柱)がありませんので、右の写真のように下地があるB地点まで設置位置をずらす必要があります。
- ●間柱2本に取り付け可能な2スタッドタイプの場合
-
A地点にテレビを設置したいと考えていても、その場所に下地(間柱)が1本しかなく、かつ金具側のねじ穴がないため、右の写真のように2本の下地(間柱)と金具のねじ穴があうB地点まで設置位置をずらす必要があります。
- ●石膏ボード壁ならどこでも設置できるホッチキス止めタイプの場合
-
ホッチキスの針は石膏ボードを貫通しないため、下地(間柱)の位置に関わらずお好きな場所に設置できます。
ホッチキス針1本1本の力は弱いのですが(1本あたり引っ張り方向に約1kg)、たくさんの針を打ち込むことで強い強度を実現します。震度6強の地震試験にもクリアしています。