部屋に適した照明器具選びには、ワット数がある程度の目安となりますが、実際に人の目で感じられる明るさは、照明器具の取付位置、壁や天井の色、家具など照らされるインテリアによっても大きく変わります。
プロが照明計画をする場合は、さまざまなポイントから空間に適した明るさを判断します。
光源がすべての方向に放つ光の量を表します。ランプの種類やW数によって変わります。
光源から、ある方向にどれだけの光の量が出ているかという、光の強さを表します。照明器具の形や素材によって異なります。
光で照らされる場所の明るさです。ある面に対し、単位面積あたりどれだけの光が届いているかを表します。
ある方向から見た、ものの輝きの強さ。照度が単位面積あたりにどれだけの光が到達しているのかを表すのに対し、輝度はその結果ある方向から見たときどれだけ明るく見えるかを表します。
光色を物理的な数字で表したものです。色温度が高い光は青っぽく感じ、低い色は赤っぽい光として感じることができます。
照明により物の色の見え方が変化することを「演色」といい、照明光が物体の色に与える影響を指します。基準光で照らしたときの色の見え方を100とし、100に近いほど自然な印象の見え方になります。
光源の消費電力を表す単位で、明るさを表す単位ではありません。また、電力に消費時間をかけたものがWh(ワットアワー)で、電気料金はWhをもとに計算されます。
エネルギー消費効率とは、消費電力1W当たり、どれくらいの明るさ(光束:Lm)を効率よく引きだせるかを表す数値です。この数値が大きいほど、エネルギー消費効率のよい照明器具といえます。
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