近年、省エネ、節電、エコという事で、大変話題のLED。
環境への配慮や、ランニングコストを低減するとして、大注目されている照明器具のひとつですが、
「そもそもLEDって何?」という、お客様も少なくないのではないでしょうか。
しかし実際のところLEDの構造や特性は、複雑で多岐にわたるため、理解しにくいのも事実です。
ここでは、そのLEDの特性を「メリット」「デメリット」をふまえ、分かりやすくご紹介させていただきます。
LEDは従来の電球や蛍光灯にくらべると、小電力でも強い光を発します。
一般的な白熱球に比べ、電気代は約1/10程度に節約でき、まだまだ高価なイメージのLEDですが年間を通して見ると、とてもエコで低コストです。長く使えば使うほどにお得な照明器具というわけです。
LEDは長寿命であることも特徴で、電球の寿命は1,000〜1,500時間といわれていますがLEDそのものの寿命は10万時間以上ともいわれています。
しかし、LED蛍光灯の設計寿命がそれよりも短く設定されているのは、LEDそのものよりも周辺の電源ユニットが先に劣化し、使用できなくなってしまうためです。
電源寿命の関係からそのぶん寿命が落ち込みますが、それでも20,000〜40,000時間程度あり、電球に比べても10倍〜27倍も長寿命です。
ですので、電球や蛍光灯の交換のためのコストが低く抑えることができます。
これはもちろん大きな経済的メリットということになります。
LEDには他の電球に比べて発熱が少ないという特性もあります。
白熱電球をつけて10分もすると、電球に触れないくらいに熱くなってしまいます。そのため、白熱電球が急に切れて、代わりの電球に換えようとしても、白熱電球が熱くて触れない経験をした人は多いことでしょう。
LEDは本体からの放熱はあるものの、LEDの光そのものには熱はほとんどないため、 熱に弱い植物やペットの近くにも安心して使用することができます。
発熱が少ないという事は、室内温度も上がりにくいという事で、エアコンなどの冷房機器の電気量削減、CO2削減へもつながります。
さらに、LEDは水銀などの有害物質を使用していないので、環境にも大変優しいという特徴もあります。
「LEDは虫除けになるの?」というお問い合わせを、お客様からよくいただきますが、これは間違いです。
しかし、LEDは虫が好む紫外線をほとんど含まず、その光の波長は白熱電球や蛍光灯に比べると虫が認識しづらいため、LEDの光源には虫が寄りにくいという特徴も持っていることは事実です。
シーリングライトのケースに虫の死骸が溜まってしまい、これをお掃除するのは結構面倒なもの・・・白熱電球や蛍光灯に比べ、虫の飛来率は少ないので、器具も清潔に保て、お掃除の手間が省けます。
・寿命が長く、取り替えの手間がかからない。
・電気代が安く、省エネ・低コスト
・LED単体で様々な色の光が出せる。
・CO2排出量が少なく、環境に優しい。
・室温・気温に左右されずに安定して明るさが保たれる。
・ON/OFF切り替えの激しい用途でも寿命が縮まない。
・反応が速く、点灯した直後に最大の明るさが得られる。
・振動や衝撃に強く壊れにくい。
・紫外線や赤外線の放射がほとんど無い。
・虫を寄せ付けにくい。
・白熱球や蛍光灯に比べて値段が高い。
・本体と一体構造となっている事が多く、電球だけの
交換ができない場合が多い。
・光に指向性があるため均一に光を放射できない。
・白熱電球や蛍光灯に比べ、最大輝度は暗い。
・蛍光ランプなどと比較して重量が重い。
・熱に弱く、大電流を流すことによってLED素子が
損傷を受ける可能性がある。
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