使用工具は、リム振れ取り台、センターゲージ、ニップル回しです。
リムの振れには、横振れと縦振れがあります。
横振れは左右のスポークの張力のバランスがとれていないとき起こります。
振れが大きいとブレーキシューに接触してしまいます。
縦振れはリムの対面とのスポークの張力のバランスがとれていないとき起こります。
ホイールが真円になっていない状態なので、走行中に振れが大きい箇所でタイヤが突き上げられるような症状を周期的に起こります。
ホイールを振れ取り台に取り付けます。
縦振れを取ります。
センサーのプレートは、リム振れのもっとも大きな箇所がかすかに触れる位置にします。
センサーのプレートに接触するリムの箇所の左右のニップルを同時にニップル回しを使って締め付けます。
(張力が高くてニップルが回せないときは、逆にセンサーのプレートとリムの間隔が大きい箇所を緩めます。)
スポークの張りはニップルを時計回りに回すと緩み、反対に回すと締まります。
リムはスポークの張りが高い方へ引っ張られて動きます。
ニップルの締めつけは、少しずつ回して行います。
振れが大きくても一気に締め付けずに、一度に回すのは40度以下にして全体的に少しずつ修正します。
縦振れを確認しながら横振れを取ります
リムサイドに振れを取るためのセンサーのプレートをセットします。
センサーのプレートは、リム振れのもっとも大きな箇所がかすかに触れる位置にします。
プレートに接触するリムの箇所の反対側のスポークのニップルをニップル回しで締めつけます。
スポークの張力が高い場合は反対に、接触している側のニップルを緩めます。
4本単位のスポークで調整する
リムの右側からでて交差している2本と左側からでて交差している2本の4本単位でリムの修正をします。
縦振れは、リムの左右からでている隣り合った2本を同等に回して調整します。
横振れは、リム右側のみ2本または左側のみ2本を同等に回して調整します。
センターゲージを使って、ホイールのセンターを確認します。
ホイール全体のスポークの張りを確認します。