ヘッドの構造と調整

ヘッドは、ノーマルとアヘッドタイプがあります。

最近増えてきたインテグラルヘッドの調整は、アヘッドタイプと同じです。

ノーマルタイプ

ノーマルタイプは高さ調整がしやすいです。

ヘッドに差しこむステムで高さを調整します。

フロントフォークはネジが切ってあるタイプのフォークを使い、フレームにロックナットで固定します。

ヘッドの調整は、2つのヘッドスパナで行ないます。

ノーマルタイプのヘッドのステムの高さ調整は、ステム本体の上部のボルトで簡単にできます。

六角棒レンチ(アーレンキー)の6mmを使い調整します。

突出し限界ラインがフレームにかくれる状態で固定します。

ネジを緩めても、ステムが固着して動かない場合は、レンチの上からプラスチックハンマーで叩きます。

アヘッドタイプ

アヘッドタイプは今のスポーツバイクの主流になっています。

ノーマルタイプに比べ軽量で、フロントフォークの交換も簡単にできます。

アヘッドタイプのステムには、ハンドルバークランプ部の取り外せるものが多いので、ハンドルバーの交換も簡単です。

フロントフォークはフォークコラムにネジの切っていないタイプを使い、ステム上部のボルトで玉押しの調整をして、サイドのボルトで固定します。

アヘッドステムの調整

ハンドルステム上部のボルトを締めつけます。(ボルトを締めすぎるとキャップが破損する恐れがあります。)

ヘッドにガタがなく、ハンドルがスムーズに回る状態にします。

ハンドルステムのサイドのボルトで固定します。

ハンドルバーと前車輪が直角になるように、調整して固定します。

高さ調整

スペーサーの入れ替えで多少の高さ調整ができます。

ステムの上下を入れ替える方法もあります。

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