ベルト車のお手入れ

ブリヂストンのベルトドライブは用途に合わせて2タイプあります。

  • フローティングベルトドライブ(アルベルト・ベルトロなどに採用)

    足へのショックを和らげてソフトな踏み心地のベルト駆動システムです。

  • スマートベルトドライブ(プレスティーノ・マリポーサなどに採用)

    きびきびしたスムーズなペタリングのベルト駆動システムです。

※写真はスマートベルトドライブ

お手入れのしかた

  1. 自転車の走行後、ベルトと前後のギヤに付着した泥や汚れを拭き取ります。

    (泥などが付着した状態で走行すると、部品の磨耗を早めたり異音の原因になることもあります。)

  2. 汚れをふき取った後、ベルト駆動部へ潤滑スプレーを吹きつけます。

    (推奨潤滑剤 BS サイクルフィニッシュ

  3. 冬季はベルトに付着した雪が凍って歯とびが起きることがあります。雪も取り除きます。

注意:グリースや油をベルト駆動部へ塗らないでください。泥などが付着しやすくなり逆に回転性能の低下をまねくことがあります。

ベルトの張りの点検

ベルト車のトラブルの原因の多くがベルトの張力です。

  1. フローティングベルトの場合

    ベルトを張った中央部を指で押してください。

    15~25MMのたるみがある状態が正常な張りです。

    ベルトのたるみが多く、張力が低いと歯とびの原因になります。

  2. スマートベルトの場合

    クランク角度を水平から上へ25度の位置にした状態で(ベルトの張りがもっとも強い位置)上側ベルト中央部を指で押して2~8MMのたるみのある状態が正常な張りです。

ベルトの交換時期

次の様な状態になっている場合ベルトの交換が必要です。

  1. ベルトの歯が欠けている又は歯の元にひびが入っている場合
  2. ベルトが伸びてしまいギヤとの噛み合わせがピッチずれの場合
講座トップ 各メーカーのパーツ編